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目次
忘年会で行われる挨拶の流れ
忘年会の挨拶は、流れに沿って行います。ここでは、一般的な挨拶の流れとポイントを紹介しましょう。開会の挨拶
開会の挨拶は通常、出席者の中で役職の1番が高い人が行います。開会の挨拶を上手くやるコツは、「手短に」「元気よく」です。 場合によっては、乾杯の挨拶と合わせて同じ人が行うこともあります。乾杯の挨拶
開会の挨拶と乾杯の挨拶を分ける場合、出席者の中で3番目の役職の人が行います。 ただ、会社によっては若手の社員が指名されることもありますので、誰が適任かは上司などに相談しましょう。締めの挨拶
帰宅を急ぐ人や、次の予定がある人のために行うのが締めの挨拶です。通常、締めの挨拶は、出席者の中で2番目の役職の人が行います。 お酒の勢いで羽目を外しすぎたり、長々としゃべり過ぎたりしないよう配慮しましょう。忘年会の開会の挨拶と例文

・ねぎらいの言葉をのべる
・1年を振り返る
・来年に向けたひと言を添える
・結びの言葉でその場を締める
基本的な挨拶の例文
皆さん、今年1年間、お疲れ様でした。
今年は〇〇などあり大変でしたが、皆さんの力で乗り切れました。来年も皆で力を合わせ、社を盛り立ていただけるようお願いします。
今夜は仕事のことも忘れて、大いに楽しんでください。
社員へのお礼を述べ、最後に忘年会の開催を宣言するようなひとことで盛り上げましょう。
やや堅い挨拶の例文
皆さん、今年1年間、お疲れ様でした。
今年は〇〇により、我が社も逆風にさらされた時期がございました。しかしながら、皆さんのご尽力により、困難な課題も乗り切ることができました。本当にありがとうございます。
来年も全員一丸となり、さまざまな課題に取り組んでまいりましょう。本日は、幹事の◇◇君が素敵なこのように素敵な店を手配してくれました。
ぜひ、仕事のことは脇に置き、今夜は楽しいひとときを過ごしてください。
1年を具体的なエピソードで振り返り、一体感を図ります。
幹事へのお礼を添え、忘年会の開催を宣言しましょう。
面白い挨拶の例文
皆さん、1年間、お疲れ様でした。
皆さんのおかげで、何とか今年も1年乗り切ることができました。来年も共に頑張っていきましょう。
さて、忘年会は明治時代から定着しました。忘年会を「無礼講」としてきたのも同じ頃です。本日は、ぜひ無礼講で楽しんでください。
ただ、お酒の勢いで私をあまりイジメないでくださいね。ぜひ、お手柔らかにお願いします。
基本的な挨拶をベースに、すこし雑学を挟んだり、場が和むような冗談を交えたりしましょう。
忘年会の乾杯の挨拶と例文

・歯切れよく元気に挨拶する
・簡潔に今年を振り返り来年につなげる
・立場に合わせて言葉を選ぶ
・若手はグラスの準備をうながす
基本的な若手向けの例文
ご指名を受けました◇◇(名前)でございます。
それでは、乾杯に移らせていただきます。グラスのご準備はよろしいでしょうか。
今年1年、大変お世話になりました。ぜひ、この忘年会で1年の労を癒してください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは、乾杯!
上司や重役に失礼のないよう、端的に丁重に挨拶しましょう。
やや堅い若手向けの例文
ご指名にあずかりました◇◇(名前)でございます。僭越ながら、乾杯の音頭をとらせていただきます。
皆様、どうぞお手元にグラスをご準備ください。今年1年、大変お世話になりました。
来年も我が社がますます発展しますよう、また、皆様のご健勝を祈念しまして、乾杯!ありがとうございました。
全体的にビジネス用語を用いて、テンポよく挨拶します。
「和が社の発展」「ご健勝を祈念」など、未来志向なフレーズも使って盛り立てましょう。
基本的な上司向けの例文
皆さん、今年もお疲れさまでした。
今年は厳しい状況もありましたが、皆さんの努力によってなんとか目標が達成できました。
来年も気を抜かず、一致団結してさらなる目標に向かって頑張りましょう。
せっかくの忘年会ですので、今夜は大いに楽しみましょう。それでは、乾杯!
日頃、職場で感じていることを率直に盛り込みます。
組織を活性化するメッセージを込めて盛り上げましょう。
やや堅い上司向けの例文
皆さん、今年1年、本当にお疲れさまでした。
業界に吹いた逆風により、我が社も一時期は厳しい局面に立たされました。結果的には目標達成に至らず、残念な思いで年の瀬を迎えることとなりました。
しかしながら意気消沈せず、来年は必ず状況を挽回させましょう。今日は反省会ではなく忘年会ですので、ぜひ食べて飲んで楽しんでください。
それでは、乾杯!
具体的なエピソードを交え、組織の方向性を固めます。
重くならないよう注意して、忘年会を楽しんでもらえるよう配慮しましょう。
忘年会の締めの挨拶と例文

・最初のひと言で状況を落ち着かせる
・1年の労をねぎらう
・来年の抱負を添える
・結びの言葉や手締めで締める
基本的な挨拶の例文
さて、宴もたけなわでございますが、お時間がまいりました。
ご指名にあずかりましたので、締めの挨拶をさせていただきます。今年は本当に大変な年でしたが、皆さまお疲れさまでした。
来年も厳しい1年になると思いますが、皆さん一丸となっていただければ、必ず状況を打破してますます発展していけると確信しております。今年は年末年始合わせて〇日間休業となります。
ぜひ、ゆっくりと休んで英気を養ってください。来年も皆さんと共に仕事ができることを楽しみにしております。ありがとうございました。
社員へのお礼を述べ、年末年始についての簡単なアナウンスをします。
社員をねぎらう言葉を添え、締めくくりましょう。
やや堅い挨拶の例文
皆さん、ご歓談中失礼いたします。
そろそろ、お開きの時間が迫ってまいりました。ご指名により、ここで締めの挨拶とさせていただきます。本日は存分に楽しんでいただけましたでしょうか?
今年は、皆さんのおかげで年初に掲げた目標を達成でき、無事に新年を迎えられます。本当に1年間ありがとうございました。
来年は、さらなる成長と発展をめざし、より大きな目標をかかげて励みましょう。年末年始は、ぜひゆっくり休み、ご家族とも有意義にお過ごしください。
来年も皆さんと社で会えるのを楽しみにしています。
社員へのお礼を述べ、年末年始の休暇へと送り出すような言葉を添えます。
年始に向けて一体感が高められる言葉を添え、締めくくりましょう。
面白い挨拶の例文
皆さん、宴もたけなわでございますが、時間の関係で締めの挨拶をさせていただきます。
忘年会は「としわすれ」をするための行事です。今夜は、今年あった嫌なことや苦しいことをすべて忘れられましたか?
ただし、自分が勤めている会社は忘れないようにお願いしますね!今年もまだ〇日まで就業日が残っていますので、仕事納めまでちゃんと出社してください。
この後、帰る家も忘れてはいけませんよ!特に既婚者は、まっすぐ家に帰りましょう。年末に奥様を怒らせると、正月ゆっくり休めませんからね!
それでは、来年も皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
社員へのお礼を述べ、忘年会などシーズンに合った雑学を挟みます。
雑学を受け、場が和むような冗談を交えて締めくくりましょう。
手締めをする際の挨拶
忘年会など宴会の最後には、「手締め」をする慣わしがあります。手締めは「手打ち」とも呼ばれる、掛け声に合わせた手拍子です。 手締めは一般的に、「1丁締め」「1本締め」「3本締め」で行います。ほかにも地域特有の打ち方がありますので、挨拶を任された際は上司などに確認をしましょう。 一般的な手締めの方法については、以下の動画を参考にしてください。
<一般的な手締め>
●1丁締め……よぉ~っ。パン。
●1本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン。
●3本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)。もう1丁orもう1本。パパパン・パパパン・パパパンパン。
手締めをする際の例文
それでは、最後に〇締めで締めさせていただきます。
(ご起立ください。)
皆様お手を拝借、よぉ~っ、(手締め)。
初めて手締めをする方のために、わかりやすく説明しておきます。
会社の慣例にならった手締めで、元気よく忘年会を締めくくりましょう。
まとめ

