忘年会の挨拶を任されたは良いものの、何を話したら良いかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、忘年会の挨拶について下記の流れでご紹介いたします。
2. 忘年会の開会の挨拶と例文
3. 忘年会の乾杯の挨拶と例文
4. 忘年会の締めの挨拶と例文
最後まで読んでいただければ、きっと上手くいく挨拶のイメージがわきますよ。
ぜひ最後までお読みいただき、忘年会では堂々と挨拶に臨んでくださいね。
目次
忘年会で行われる挨拶の流れ
忘年会の挨拶は、流れに沿って行います。
ここでは、一般的な挨拶の流れとポイントを紹介しましょう。
開会の挨拶
開会の挨拶は通常、出席者の中で役職の1番が高い人が行います。
開会の挨拶を上手くやるコツは、「手短に」「元気よく」です。
場合によっては、乾杯の挨拶と合わせて同じ人が行うこともあります。
乾杯の挨拶
開会の挨拶と乾杯の挨拶を分ける場合、出席者の中で3番目の役職の人が行います。
ただ、会社によっては若手の社員が指名されることもありますので、誰が適任かは上司などに相談しましょう。
締めの挨拶
帰宅を急ぐ人や、次の予定がある人のために行うのが締めの挨拶です。
通常、締めの挨拶は、出席者の中で2番目の役職の人が行います。
お酒の勢いで羽目を外しすぎたり、長々としゃべり過ぎたりしないよう配慮しましょう。
忘年会の開会の挨拶と例文

開会の挨拶は、規模や参加者の雰囲気に合わせて行いましょう。
ここでは、基本的な挨拶から、ちょっと面白い挨拶まで例文を紹介しますので、ぜひご参考ください。
・1年を振り返る
・来年に向けたひと言を添える
・結びの言葉でその場を締める
基本的な挨拶の例文
今年は〇〇などあり大変でしたが、皆さんの力で乗り切れました。来年も皆で力を合わせ、社を盛り立ていただけるようお願いします。
今夜は仕事のことも忘れて、大いに楽しんでください。
やや堅い挨拶の例文
今年は〇〇により、我が社も逆風にさらされた時期がございました。
しかしながら、皆さんのご尽力により、困難な課題も乗り切ることができました。本当にありがとうございます。
来年も全員一丸となり、さまざまな課題に取り組んでまいりましょう。
本日は、幹事の◇◇君が素敵なこのように素敵な店を手配してくれました。
ぜひ、仕事のことは脇に置き、今夜は楽しいひとときを過ごしてください。
幹事へのお礼を添え、忘年会の開催を宣言しましょう。
面白い挨拶の例文
皆さんのおかげで、何とか今年も1年乗り切ることができました。来年も共に頑張っていきましょう。
さて、忘年会は明治時代から定着しました。忘年会を「無礼講」としてきたのも同じ頃です。本日は、ぜひ無礼講で楽しんでください。
ただ、お酒の勢いで私をあまりイジメないでくださいね。ぜひ、お手柔らかにお願いします。
忘年会の乾杯の挨拶と例文

乾杯の挨拶は、手短に元気よく行いましょう。また、立場に合わせて表現に気を配ることも大切です。
ここでは、若手向けの挨拶から、上司向けの挨拶まで例文を紹介しますので、ぜひご参考ください。
・簡潔に今年を振り返り来年につなげる
・立場に合わせて言葉を選ぶ
・若手はグラスの準備をうながす
基本的な若手向けの例文
それでは、乾杯に移らせていただきます。グラスのご準備はよろしいでしょうか。
今年1年、大変お世話になりました。ぜひ、この忘年会で1年の労を癒してください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。それでは、乾杯!
やや堅い若手向けの例文
皆様、どうぞお手元にグラスをご準備ください。今年1年、大変お世話になりました。
来年も我が社がますます発展しますよう、また、皆様のご健勝を祈念しまして、乾杯!ありがとうございました。
「和が社の発展」「ご健勝を祈念」など、未来志向なフレーズも使って盛り立てましょう。
基本的な上司向けの例文
今年は厳しい状況もありましたが、皆さんの努力によってなんとか目標が達成できました。
来年も気を抜かず、一致団結してさらなる目標に向かって頑張りましょう。
せっかくの忘年会ですので、今夜は大いに楽しみましょう。それでは、乾杯!
組織を活性化するメッセージを込めて盛り上げましょう。
やや堅い上司向けの例文
業界に吹いた逆風により、我が社も一時期は厳しい局面に立たされました。結果的には目標達成に至らず、残念な思いで年の瀬を迎えることとなりました。
しかしながら意気消沈せず、来年は必ず状況を挽回させましょう。今日は反省会ではなく忘年会ですので、ぜひ食べて飲んで楽しんでください。
それでは、乾杯!
重くならないよう注意して、忘年会を楽しんでもらえるよう配慮しましょう。
忘年会の締めの挨拶と例文

締めの挨拶は、場を落ち着かせ、一区切りつけるために行います。立場や場の雰囲気、忘年会の参加者層などに合わせた挨拶をしましょう。
ここでは、基本的な挨拶から手締めの方法まで紹介しますので、ぜひご参考ください。
・1年の労をねぎらう
・来年の抱負を添える
・結びの言葉や手締めで締める
基本的な挨拶の例文
ご指名にあずかりましたので、締めの挨拶をさせていただきます。今年は本当に大変な年でしたが、皆さまお疲れさまでした。
来年も厳しい1年になると思いますが、皆さん一丸となっていただければ、必ず状況を打破してますます発展していけると確信しております。
今年は年末年始合わせて〇日間休業となります。
ぜひ、ゆっくりと休んで英気を養ってください。来年も皆さんと共に仕事ができることを楽しみにしております。ありがとうございました。
社員をねぎらう言葉を添え、締めくくりましょう。
やや堅い挨拶の例文
そろそろ、お開きの時間が迫ってまいりました。ご指名により、ここで締めの挨拶とさせていただきます。
本日は存分に楽しんでいただけましたでしょうか?
今年は、皆さんのおかげで年初に掲げた目標を達成でき、無事に新年を迎えられます。本当に1年間ありがとうございました。
来年は、さらなる成長と発展をめざし、より大きな目標をかかげて励みましょう。
年末年始は、ぜひゆっくり休み、ご家族とも有意義にお過ごしください。
来年も皆さんと社で会えるのを楽しみにしています。
面白い挨拶の例文
忘年会は「としわすれ」をするための行事です。今夜は、今年あった嫌なことや苦しいことをすべて忘れられましたか?
ただし、自分が勤めている会社は忘れないようにお願いしますね!今年もまだ〇日まで就業日が残っていますので、仕事納めまでちゃんと出社してください。
この後、帰る家も忘れてはいけませんよ!特に既婚者は、まっすぐ家に帰りましょう。年末に奥様を怒らせると、正月ゆっくり休めませんからね!
それでは、来年も皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
雑学を受け、場が和むような冗談を交えて締めくくりましょう。
手締めをする際の挨拶
忘年会など宴会の最後には、「手締め」をする慣わしがあります。
手締めは「手打ち」とも呼ばれる、掛け声に合わせた手拍子です。
手締めは一般的に、「1丁締め」「1本締め」「3本締め」で行います。
ほかにも地域特有の打ち方がありますので、挨拶を任された際は上司などに確認をしましょう。
一般的な手締めの方法については、以下の動画を参考にしてください。
●1丁締め……よぉ~っ。パン。
●1本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン。
●3本締め……よぉ~っ。パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)。もう1丁orもう1本。パパパン・パパパン・パパパンパン。
手締めをする際の例文
(ご起立ください。)
皆様お手を拝借、よぉ~っ、(手締め)。
会社の慣例にならった手締めで、元気よく忘年会を締めくくりましょう。
まとめ

忘年会の挨拶は、規模や立場、雰囲気に合わせて行いましょう。
事前に挨拶するのがわかっているなら、セリフをまとめて練習するといいですよ。
もし当日、突然に指名されても、コツやポイントを押さえておけば大丈夫です。
とにかく「手短に」「元気よく」「1年を振り返り」「来年について触れ」「労い」「感謝」を述べれば、失敗することはありません。
ぜひ、本記事を参考にしてスマートな挨拶をしてくださいね。
