歓迎会を開催してもらったら、新入社員であっても中途入社であってもお礼メールで感謝を伝えたいものです。
「お礼メールは送ったほうがいい?」
「お礼メールにふさわしい書き方は?」
「お礼メールを送るときのマナーは?」
このような、お礼メールに関する疑問があるなら、本記事で解決しましょう。

- 歓迎会のお礼メールの書き方ポイント
- 歓迎会のお礼メール例文「相手別」
- 歓迎会のお礼メールで注意したいこと
ぜひ、本記事をご活用いただき、これからのメール作成にお役立てください!
歓迎会のお礼メールはいる? いらない?

歓迎会をしてもらった場合、開催してくれた人や参加してくれた人にお礼を伝えるのは好ましいマナーです。
必ずしもメールである必要はありませんが、なかなか顔を合わせる機会がない相手や歓迎会をきっかけに関係が築けた相手などには、メールでお礼をするとよいでしょう。
もし先輩や上司といった目上の人であれば、お礼メールを送ることはビジネスマナーとしての基本。
また、相手との関係性を問わず、幹事をしてくれた人は歓迎会における特別な存在ですから、口頭でのお礼に加え、メールでのお礼を合わせて行うと丁寧です。
歓迎会のお礼メールの書き方ポイント

歓迎会のお礼メールを作成するときは、基本的なポイントに沿ってまとめましょう。
- 件名(例:歓迎会のお礼)※わかりやすく簡潔に。
- 宛名(例:〇〇部長)※社内の役職者に「様」は不要。
- 挨拶(例:お疲れさまです。)
- お礼(例:このたびは歓迎会を開催していただきありがとうございました。)
- 歓迎会の感想(例:皆さまから温かいお言葉を頂戴し、大変励みになりました。)
- 今後の抱負(例:一日も早く会社に貢献できるよう取り組みますので、)
- 締めくくり(例:ご指導のほどよろしくお願いいたします。)
- 署名(名前、部署、連絡先など)
お礼メールが別のメールに埋もれて見落とされないよう、わかりやすい件名にしましょう。
メール本文の書き出しは宛名と挨拶から始めます。
歓迎会へのお礼は冒頭で述べ、歓迎会での感想を具体的に伝えるようにしましょう。
最後は今後の抱負を添えながら、結びの言葉でお礼メールを締めくくります。
メールの最下部に署名を記載するのも忘れないようにしましょう。
お礼メールは短すぎず長すぎない200文字程度にまとめるのもポイントです。
【相手別】歓迎会のお礼メール例文

ここでは、歓迎会のお礼メールに役立つメール例文を相手別で紹介します。
それぞれの例文にポイントも添えていますので、メールの作成にご活用ください。
幹事をしてくれた同僚
件名:歓迎会ありがとうございました。
○○さん
お疲れさまです。○○です。
本日は私のために歓迎会を開催していただき、ありがとうございました。
多忙な中、業務の合間を縫っての準備は大変だったと思いますが、有意義な時間を過ごさせてもらえました。
また、○○さんが幹事をしてくれたおかげで、終始なごやかな雰囲気でしたし、いろいろな企画も楽しめました。
このお礼が仕事で返せるよう、明日からの業務に励み、一日も早く戦力になれるよう頑張ります。
なにかとお世話になることもあると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
*親しみを込めながらも丁寧な表現にする。
*歓迎会での感想と幹事へのねぎらいを述べる。
*今後の抱負や関係強化となる一文を添えて締めくくる。
幹事をしてくれた上司
件名:歓迎会ありがとうございました。
○○主任
お疲れさまです。○○です。
本日は私のために歓迎会を開催していただき、ありがとうございました。
多忙な中で、さまざまご準備いただけましたこと、改めてお礼いたします。
○○主任が幹事をしてくれたおかげで楽しく、また、皆さまともリラックスして過ごせました。
お食事も大変おいしかったですし、お店の雰囲気も素敵で有意義な時間でした。
歓迎会のお礼が仕事で返せるよう、明日からはいっそう業務に励み、一日も早く戦力になれるよう頑張ります。
まだ慣れないことばかりで至らぬこともあるかと思いますが、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
*ややかしこまった敬語を使ってまとめる。
*歓迎会での感想と幹事へのねぎらいを述べる。
*今後の抱負や関係強化となる一文を添えて締めくくる。
幹事をしてくれた部下
件名:歓迎会ありがとうございました。
○○さん
お疲れさまです。○○です。
本日は私のために歓迎会を開催していただき、ありがとうございました。
日常業務もある中での企画や準備は大変だったと思います。
○○さんのおかげで、皆さんとの交流が深まる有意義なひとときとなりました。
お食事も大変おいしかったですし、アイスブレイクやゲームも本当に楽しかったです。
一日も早く職場や仕事に慣れて、歓迎会のお礼が結果で返せるよう頑張りますね。
しばらくはなにかと力を借りることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
*後輩であっても敬意をもった表現にする。
*歓迎会での感想と幹事へのねぎらいを述べる。
*今後の抱負や関係強化となる一文を添えて締めくくる。
参加してくれた上司・役職者
件名:歓迎会ありがとうございました。
○○部長(○○さん)
お疲れさまです。○○です。
本日は私のために歓迎会を開催していただき、誠にありがとうございました。
また、仕事についてだけでなく、ワークライフバランスやキャリアアップなどのお話も聞かせていただき、大変参考になりました。
ご参加くださった皆さまにも温かい言葉をかけていただいたり、ユニークな企画で楽しませてもらえたりと有意義なひとときとなりました。
歓迎会のお礼が仕事で返せるよう、現場での業務に励み、一日も早く戦力になれるよう取り組む所存です。
まだ慣れないことばかりで至らぬこともあるかと思いますが、なにごとにも主体性をもって努めますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
*敬語を適切に用いて丁寧に表現する。
*歓迎会での感想や振り返りを具体的に述べる。
*今後の抱負や関係強化となる一文を添えて締めくくる。
参加してくれた同僚・部下
件名:歓迎会ありがとうございました。
○○さん
お疲れさまです。○○です。
本日は私のために歓迎会を開催していただき、ありがとうございました。
また、多忙な中、ご参加いただき、温かい言葉もかけてもらえて、とても有意義な時間となりました。
皆さんとともに仕事ができることを大変嬉しく、心強く感じた次第です。
なにかと力を借りることもあると思いますが、一日も早く戦力になれるよう励みますので、どうぞよろしくお願いします。
*親しみを込めながらも丁寧な表現にする。
*歓迎会での感想や振り返りを具体的に述べる。
*今後の抱負や関係強化となる一文を添えて締めくくる。
参加者全員への一斉送信
件名:歓迎会のお礼
○○部長
○○さん(幹事)
皆さま
お疲れさまです。○○です。
昨夜は私のために歓迎会を開催していただき、誠にありがとうございました。
皆さま、ご多忙な中、ご準備くださったり、ご参加いただけたり、心から感謝いたします。
おかげさまで、皆さまとの交流の機会がもて、大変有意義に過ごさせていただけました。
また、おいしい料理に楽しい企画と、とても贅沢なひとときとなりました。
歓迎会のお礼が仕事で返せるよう、一日も早く戦力となれるよう、日々の業務に励んでまいります。
まだ慣れないことばかりで至らぬこともあるかと思いますが、なにごとにも主体性をもって努めますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
*宛名は立場順に記載し、敬語を適切に用いてまとめる。
*歓迎会での感想や振り返りを具体的に述べる。
*今後の抱負や関係強化となる一文を添えて締めくくる。
歓迎会のお礼メールで注意したいこと

ここでは、歓迎会のお礼メールで気をつけたい注意点を紹介します。
- ●メールは簡潔にまとめる
- ●相手の名前や役職を間違えない
- ●相手との関係にふさわしい文面
- ●ベストタイミングを外さない
- ●LINEはケースバイケースで
- ●直接会ったときは口頭でもお礼
それぞれのポイントを具体的に見ていきましょう。
メールは簡潔にまとめる
お礼のメールが長すぎると相手の負担となりますし、要点がまとまっていないとお礼の気持ちが伝わりにくくなります。
したがって、お礼メール本文は「お礼」「感想」「今後」「結び」といった流れで簡潔にまとめましょう。
お礼の言葉を選びすぎると文章がまとまりにくくなりますので、できるだけ率直な表現でまとめるのもポイントです。
相手の名前や役職を間違えない
メールでミスしがちなのは予測変換や変換履歴に頼ることでの誤字ですので、相手の名前を間違えないよう気をつけましょう。
また、相手が役職者である場合、相手の役職間違いにも注意が必要です。
さらに、敬称については役職の後に「様」をつけず、「名前+役職」とします。
相手との関係にふさわしい文面
お礼メールを送る相手によって、文面の表現を硬くしたり柔らかくしたり調整しましょう。
相手が上司や役職者など目上の人の場合は敬語の使い方にも注意し、「お話になられ」などの二重敬語で過剰な表現にならないようにするのもポイントです。
もし、敬語の使い方が正しいか確認したい場合は、便利なチェックツールをご活用ください。
ベストタイミングを外さない
お礼のメールは、なるべく歓迎会の当日中、あるいは遅くとも翌日の午前中には送るのが好ましいです。
当日の夜は深夜にならないよう配慮し、「夜分に失礼いたします」と添えるようにしましょう。
もし、歓迎会の翌日が休業日であれば「お休みのところ失礼いたします」と添えるとよいでしょう。
どうしても翌日までに送れなかった場合は、「お礼が遅くなり、申し訳ありません」などと添えて早めに送るのがマナーです。
LINEはケースバイケースで
通常、相手との連絡をLINEで行っているのであれば、歓迎会のお礼もLINEでもかまいません。
しかし、相手が目上の人の場合は絵文字やスタンプを控え、丁寧なビジネス文章で送りましょう。
また、初めて相手のアカウントに送信する場合も、くだけすぎず丁寧な表現でまとめるのがマナーです。
直接会ったときは口頭でもお礼
お礼メールを送った後でも、社内や現場などで相手と対面したときは、ひとこと「先日はありがとうございました」とお礼をしましょう。
もし、お礼メールを送信してから1週間以上たっている場合でも、「歓迎会ではありがとうございました」と伝えると丁寧です。
まとめ

歓迎会のお礼メールは、基本的なポイントに沿って作成しましょう。
- 件名(例:歓迎会のお礼)※わかりやすく簡潔に。
- 宛名(例:〇〇部長)※社内の役職者に「様」は不要。
- 挨拶(例:お疲れさまです。)
- お礼(例:このたびは歓迎会を開催していただきありがとうございました。)
- 歓迎会の感想(例:皆さまから温かいお言葉を頂戴し、大変励みになりました。)
- 今後の抱負(例:一日も早く会社に貢献できるよう取り組みますので、)
- 締めくくり(例:ご指導のほどよろしくお願いいたします。)
- 署名(名前、部署、連絡先など)
また、相手との関係に合わせた文面にしたり、相手の名前や役職を間違えないよう注意したりするのも大切なポイントです。
お礼メールをLINEで送るのもNGではありませんが対象者や言葉遣いに気をつけ、いずれにしても当日中、あるいは翌日の午前中には送るようにしましょう。
本記事では、歓迎会のお礼メール例文を相手別で紹介しましたので、ぜひ、相手に合わせたポイントも参考にしながらご作成ください。
尚、歓迎会の会費や挨拶については別の関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。