【幹事必見】送別会のお店選び5つのステップ&失敗しないためのポイント6つ

送別会の幹事をすることになり、お店選びを「どうしよう……」と悩んでいるなら本記事をご活用ください。

本記事では、初めて幹事を任された方でも失敗なく準備が進められるよう、お店選びの手順やポイントを解説します。

さらに、送別会のシーンに合わせ、おすすめのお店のイメージもご紹介。

送別会は主役を送り出す“はなむけ”のようなひとときですから、お店のベストチョイスで主役の門出を盛り上げましょう!

送別会のお店選びをスムーズにする5つのステップ

ここでは、送別会のお店選びがスムーズに運ぶよう、5つのステップでまとめています。

  1. 主役や役職者との日程調整
  2. 会費に見合う妥当なプランを決定
  3. 条件に合ったお店を複数にしぼる
  4. 人数が確定したら最終決定する
  5. 二次会に備えて候補を挙げておく

それぞれのポイントを見ていきましょう。

【1】主役や役職者との日程調整

送別会の日程調整は「主役」や「役職者」の予定を優先的に行いましょう。

 

◇ 日程調整のポイント
・送別会の主役に都合がいい日を3~4日ほど教えてもらう。
・役職者に挨拶をお願いする場合は主役の希望日と合わせる。
・参加率が上がりそうな日をしぼっておいて主役に選んでもらってもよい。
・候補日がしぼれたら日程調整に便利なツールを活用する。例:調整さん

【2】会費に見合う妥当なプランを決定

送別会の会費相場は1人あたり4000円~5000円なので、主役の立場や勤続年数などに合わせて適切な会費を設定しましょう。お花代やプレゼント代を含む場合は飲食代とのバランスを考えながら調整します。

次に、会費に見合う宴会プランを決定。送別会シーズンの2月~3月は特典付きや早期割引などのお得なプランもありますが、皿数やメニュー内容、飲み放題付きかどうかなどの詳細も見落とさないように注意しましょう。

送別会の「予算」については詳しく書かれた記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。

送別会の予算|会費や寸志の相場から会社負担まで「お金」について徹底解説

【3】条件に合ったお店を複数にしぼる

お店を選ぶときの条件は「値段」だけではありません。主役にも参加者にも楽しんでもらえるよう、ふさわしい条件でお店をしぼっていきましょう。

 

◇ お店選びの条件例
・アクセス(会社や最寄り駅からの移動距離、集まりやすさ、見つけやすさ、帰宅のしやすさなど)
・料理(好みが分かれないか、ボリューム感はどうか、参加者層の嗜好傾向に合っているかなど)
・空間(参加人数に合ったキャパ、個室などのプライベート性、過ごしやすさなど)
・設備(挨拶に使うマイクや余興に必要なスクリーンなど利用可能なものはなにか)
・口コミ(あまりに評価が低い店は避ける、高評価の口コミは内容を参考にする)

【4】人数が確定したら最終決定する

送別会への出欠がまとまって人数が確定したら、候補の中からお店を最終決定します。主役本人の希望で決めてもかまいませんが、当日までのお楽しみにしたい場合は、お店をしぼる前に希望のジャンルだけ聞いておいてもいいでしょう。

【5】二次会に備えて候補を挙げておく

二次会の参加者は一次会の後でないと人数が確定しないため、いくつか候補をピックアップしておきましょう。すぐに移動できるよう一次会のお店付近で探しておくのもポイントです。

 

◇ 二次会の場所決めポイント
・深夜まで営業しているか。
・にぎやかに楽しむならカラオケやダーツバーなど。
・じっくり語り合うならカフェバー、バーラウンジなど。

送別会のお店選びで失敗しないためのポイント6つ

ここでは、お店選びで失敗しないため、予約のときに確認しておきたいポイントを6つのテーマごとに紹介します。

  1. 料理はベストな「食べ方」や「ジャンル」を考える
  2. 飲み放題は目的に合った「ラインナップ」を確認する
  3. 空間は求める「過ごしやすさ」であるか見極める
  4. 設備は「なに」が使えて「費用」はかかるのか調べる
  5. サービスは「サプライズ」への対応について相談する
  6. システムを早めに確認して「トラブル」を防ぐ

それぞれのポイントを確認していきましょう。

【1】料理はベストな「食べ方」や「ジャンル」を考える

料理は送別会における満足度に影響しますから、食べ方からジャンルまで細かく気を配りましょう。参加人数や参加者層によって喜ばれるポイントが違うので、どうしても決められないときはアンケートを取ってもいいでしょう。

 

◇ 料理を選ぶときのポイント
・コース料理なら一人一皿で取り分けの手間が省ける。
・大皿料理なら各自が好きなものを選びながら食べられる。
・鍋料理は一人前サイズの自分専用で食べられる方が好まれる。
・焼肉や焼鳥といった単一料理は食べられない人がいないか確認する。
・郷土料理やアジアンフードなどは苦手な人がいないか確認する。

【2】飲み放題は目的に合った「ラインナップ」を確認する

宴会プランに飲み放題を付けるときは、どのような種類が揃っているのかラインナップに着目しましょう。お店によって内容が異なるため、参加者の幅広い好みに合わせたり、乾杯を華やかにしたり、主役の希望を叶えたりなど、目的に合ったドリンクがあるのかどうか確認することがポイントです。

 

◇ 飲み放題を付けるときのポイント
・お酒の定番であるビール、日本酒、焼酎などの銘柄は複数あるのか。
・サワー、カクテル、果実酒など甘口のスウィート系はあるのか。
・モクテル、ノンアルタイプ、ローアルコールなども含まれているのか。
・ウーロン茶、ジュースのほかに、どのようなソフトドリンクがあるか。
・生ビール、クラフトビール、スパークリングワインなど贅沢なものもあるか。

【3】空間は求める「過ごしやすさ」であるか見極める

送別会での過ごしやすさに直結する空間は参加人数や参加者層に合わせ、ふさわしい状態かどうか見極めましょう。ネット情報だけで判断がつかないときは、お店に直接問い合わせたり、可能であれば下見に行ったりすると当日の「こんなはずじゃなかった……」が防げます。

 

◇ 空間におけるポイント
・個室の場合、仕切りだけの半個室なのか独立した完全個室なのか。
・完全禁煙店の場合、喫煙できる場所がほかにあるのか。
・店内で禁煙席と喫煙席に分かれているのか。
・車椅子の利用者がいる場合、お店が対応可能なのか。
・子供の同伴がある場合、何歳から入店可能で子供用の備品はあるのか。
・個室が座敷の場合、靴の着脱や正座など参加者の負担になるので注意。

【4】設備は「なに」が使えて「費用」はかかるのか調べる

送別会で挨拶や余興など飲食以外のプログラムが組まれるときは、必要な設備が整っているかも調べます。お店の公式HPや予約サイトで確認できないものは直接メールか電話で問い合わせましょう。

 

◇ 設備におけるポイント
・マイク、プロジェクター、スクリーンなどは利用可能か。
・必要な設備を利用する場合、料金はかかるのか、いくらなのか。

【5】サービスは「サプライズ」への対応について相談する

送別会で主役へのサプライズを考えているなら、お店のサービスについてもチェックしておきましょう。事前にお店に問い合わせておくと当日のミスやハプニングが回避できます。

 

◇ サービスにおけるポイント
・花束やプレゼントを主役に渡すときまで預かってくれるのか。
・主役のデザートをメッセージ入りのスペシャルプレートにできるのか。
・演奏やクラッカーなど「音」が出るものは許可してもらえるのか。

【6】システムを早めに確認して「トラブル」を防ぐ

お店の雰囲気や料理プランにばかり気を取られていると、利用にあたってのシステムを見落とすことがあります。直前になって思いがけないトラブルとならないよう、お店へは早めに確認しておきましょう。

 

◇ システムにおけるポイント
・お店を最終決定するまで仮予約は可能か、期限はいつまでか。
・参加人数の変更やキャンセルはいつまで料金なしで可能か?
・最低保証料金はかかるのか、かかるとしたら料金はいくらか。
・宴会の開始時間を変更したり、利用時間を延長したりできるのか。

送別会の「シーン」に合わせたおすすめのお店

送別会のシーンまさまざまですから、送別理由に合わせたお店を選ぶのも演出のひとつかもしれません。

また、主役の立場や年齢、勤続年数などはお店のグレードを決めるときの目安にしてもいいでしょう。

ここでは、いくつかの送別会シーンを挙げながら、おすすめのお店を提案しますので、お店選びの参考にしてくださいね!

 

送別会シーン おすすめのお店
主役が役職者 高級レストラン
日本料理の名店
一流ホテルのレストランや宴会場
定年退職 老舗の日本料理店や料理旅館
一流ホテルのレストランや宴会場
寿退社 イタリアンやフレンチ、創作和食など盛り付けが華やかなお店
結婚祝いの飾り付けができるパーティースペース
海外赴任 赴任先の国や地域にまつわる料理ジャンルのお店
その国の写真やイラストが飾れるパーティースペース
独立・転職 主役の好みの料理ジャンルで人気があるお店
新天地をテーマに飾り付けできるパーティースペース
若手社員の異動  カジュアルなレストラン
オーダービュッフェのお店
カラオケのパーティールーム
中堅社員の栄転 センスのいいレストラン
日本料理の名店
ホテルのレストランや宴会場

まとめ

送別会のお店選びは、日程調整から二次会の場所決めまで流れに沿って進めていきましょう。主役や参加者をガッカリさせないよう、お店選びで失敗しないためのポイントを踏まえながら候補をしぼることも大切。

お店選びを主役のリクエストだけに頼ると当日の楽しみがなくなりますから、ジャンルの希望だけ聞いておいて「具体的なお店はサプライズ」というのもアリでしょう。

本記事では、送別会のシーンに合わせたおすすめのお店イメージも紹介しました。ぜひ、本記事を参考にしながら予定している送別会にふさわしいお店を選び、主役への素敵な“はなむけ”にしてくださいね!

尚、送別会におけるお店選び以外の「仕事」については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。

「デキる幹事」が送別会で必ずやっている46の仕事と成功させるポイント