社会人になると、研修やセミナーに参加する機会が増えます。
ただ、研修とセミナーの違いがわからなかったり、服装について迷ったりすることもあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下のような流れで研修やセミナーについて解説します。
- 研修とセミナーの違いは自主性?
- 研修とセミナーに共通するのはグループ分け?
- 自主的にセミナーへ参加するメリット・デメリット
- セミナーを無料で受講する方法はある?
- 研修やセミナーにふさわしい服装
本記事を読んでいただくと、研修・セミナーの特徴や目的が理解できます。ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてくださいね。
研修とセミナーの違いは自主性?
自主性に関係なく参加を促されることが多い研修に対し、セミナーは本人の意思や興味などの自主性で参加するのが一般的です。ほかにも特徴の違いがありますので、比較し参考にしてください。
研修の特徴
- 会社や上司など自分以外の判断で参加が決まる
- 仕事に直結した知識や技術を学ぶ
- 研修後は具体的な成果や実践が求められる
- 参加人数は数名から数十名
- 数回もしくは一定期間に連日行われることがある
- 場合によっては「講習」とされることもある
セミナーの特徴
- 自分の自主的な判断で参加を決める
- 自分にとって関心のある分野について学ぶ
- セミナーをどう活かすかは本人に委ねられる
- 参加人数が数十名から数百名
- 1回限りであることが多い
- 小規模なものは「講座」とされることがある
研修とセミナーに共通するのはグループ分け
研修やセミナーでは、参加者をグループ分けすることがよくあります。グループ内でディスカッションをしたり、グループ単位で成果物を作成したりするためです。
グループでの議論や創作を取り入れることで、研修やセミナーのテーマを段階的に習得できる効果があります。また、自主性の有無に関係なく、参加者としてはセミナーの価値が実感できる要素ともいえるでしょう。
自主的にセミナーへ参加するメリット・デメリット
会社や上司から促されて参加する研修と違い、自主的に参加するセミナーには大きなメリットがありますが、気になるデメリットもあります。それぞれ具体的なものを紹介しましょう。
セミナーへ参加するメリット
- 専門性の高い知識やノウハウが得られる
- 普通は会えない貴重な講師に会える
- 社外に新しい人脈ができる
- 普段の生活で得られない気づきがある
- 仕事以外の場で将来への準備ができる
セミナーへ参加するデメリット
- 実際の内容がイメージと違うことがある
- 参加による効果がわかりにくい
- 高額な参加費がかかることがある
- 費用が内容に見合っているか判断しづらい
- ほかの参加者の営業活動のターゲットにされることがある
セミナーに参加する際に気を付ける事
セミナーは自主的に参加することが多いため、メリットだけで判断しないようにしましょう。
セミナーのタイトルに惹かれても、主催者に詳しい内容を確認したり、同じようなセミナーと費用を比較したりすることが大切です。
また、セミナーに参加する目的を明確にしておき、受講後の具体的な行動目標を決めておくと参加が無駄になりません。
人脈を広げることも重要ですが、自分の売り込みしかしない相手とは節度をもって接するようにしましょう。
セミナーを無料で受講する方法はある?
社外のセミナーに興味があるけど、まずは無料のものに参加してみたいという方も多いと思います。
ここでは、無料で受講できるセミナーの探し方をいくつか紹介しますので、ぜひご参考ください。
ポータルサイトで検索する
セミナー専用のポータルサイトでは、さまざまなセミナーが紹介されています。参加費が無料のものもあり、会員登録や参加申し込みをすれば受講できます。
ただし、参加条件や参加対象などセミナーによって規定があるため、詳細を確認した上で受講しましょう。
参考までにセミナー専用のポータルサイトを3つご紹介します。
無料セミナー情報.com
URL:https://www.muryou-seminarjyoho.com/
こちらのサイトはその名の通り、参加費が無料のセミナーだけを掲載しているセミナー検索専用のポータルサイトです。
ビジネス、IT、政治経済、投資など、数多いジャンルのセミナーが掲載されているので、無料セミナーを探している人にはおすすめのサイトです。
セミナー情報ドットコム
URL:https://www.seminarjyoho.com/
WEB担当者、経営者、技術者、新人社員、女性向けなど、カテゴリーと対象者別に様々な観点から検索が可能です。
特徴としてセミナー参加者の評判・クチコミ、人気や感想も検索ができるので自分にあったセミナーが見つけやすいポータルサイトになってます。
有料のセミナーも掲載されてますが、無料セミナーは「無料」というマークが表示されているのでわかりやすいと思います。
ビジネスセミナー・ガイド
URL:http://www.crosslink.co.jp/seminar/index.html
ビジネス系のセミナーに特化した「日本で最初で最大」というセミナー情報の検索サイトです。
サイトの特徴はなんと言っても「掲載セミナー数の多さ」です。月間セミナー掲載数は、なんと500件を超えます。
全国の色々なビジネスセミナーが多数掲載されていますが「無料のセミナー・講演を探す」という箇所をクリックすると無料セミナーがずらっと表示されます。
Web配信をチェックする
YoutubeやLINELive、twitcastingLIVE(ツイキャス)などの動画配信サービスを使って無料セミナーを提供している講師はたくさんいます。
各サイトで受講したい分野のキーワードを検索し、該当する動画を見つけましょう。
参考までにYou Tubeで人気のセミナー動画をご紹介します。
『経営力と現場力』日本一わかりやすいビジネスセミナー 講師:鴨頭嘉人
オリエンタルラジオ中田の話し方講座(為になる)
堀江貴文「ネットワーク産業論」@慶応義塾大学SFC
自治体のホームページを閲覧する
【東京都公式ホームページ】https://www.metro.tokyo.lg.jp/
都道府県などの公共団体や、商工会議所などの地方自治体のホームページには、セミナー情報も掲載されています。
たとえば、東京都のホームページの検索窓に「セミナー」と入力して検索をかけると、開催予定の各セミナーの詳細が表示されます。
参加費についても記載されていますので、無料かどうか確認しましょう。
研修やセミナーにふさわしい服装
社外研修や新人研修、講習会、勉強会、セミナーに参加する時のおすすめの服装・コーデ例をご紹介します。
内定者研修・新人研修ならリクルートスーツ
◆男性の服装ポイント
就活時のスーツ・シャツ・ネクタイ・靴を着用しましょう。派手な時計は避け、シンプルなものを着けます。
配布資料を収めるため、A4サイズのカバンやドキュメントファイルを用意しておくと便利です。
◆女性の服装ポイント
就活時のように、インナーには白かパステルカラーのシャツを着ます。シャツのボタンは第1ボタンなら開けてかまいません。
靴はヒールが3~5cmの高さの、黒いパンプスを履きましょう。
社外セミナーに参加するならオフィスカジュアル
◆男性の服装ポイント
スーツはセットアップでなくてもかまいません。ジャケットの中にカッターシャツを着ていれば、ノーネクタイでも大丈夫です。
勤務時よりもカジュアルな装いですが、靴はスニーカーではなく、革靴を履きましょう。
◆女性の服装ポイント
インナーはカットソーでも大丈夫ですが、胸元が開きすぎないものを選びましょう。鎖骨がやや隠れるくらいがベストです。
スカートは膝丈であれば、フレアタイプでもかまいません。靴はダークカラーで、5cm前後の高さのパンプスがベターです。
夏のクールビズでも基本はオフィススタイル
◆男性の服装ポイント
通気性がよくて生地が薄いサマースーツなら、夏も過ごしやすいです。ノーネクタイにし、カッターシャツやポロシャツを着ましょう。
ジェケットを脱がないのであれば、インナーは半袖でもかまいません。
革靴は必須で靴下を夏物にするといいですが、ズボン裾から肌が露出しないタイプを履きます。
◆女性の服装ポイント
薄いグレーやオフホワイトなどの薄い色にするだけで、体感温度が少し下がって涼しさが出ます。ジャケットの袖丈は7分程度までなら、オフィススタイルとして着られます。
ジャケットを脱がなければ、インナーはノースリーブでもかまいませんが胸元の開きすぎは避けましょう。
クールビズでも靴はミュールやサンダルを履かず、ストッキング着用でパンプスを履きます。
まとめ
研修とセミナーには、いくつかの違いと共通する目的や要素がありました。社会人として働く上では、自分の意思に関係なく研修への参加を促されることもありますし、自分から関心をもってセミナーに参加したくなることもあります。
せっかく研修やセミナーに参加するなら、自分で「参加してよかった」と思えるような収穫を得ましょう。グループ分けの有無に関係なく、ほかの参加者に自発的に関わったり、講師に積極的に質問したりすると、受講後すぐに生かせる発見があるはずですよ。