研修後に、お礼状やお礼メールを書くべきか、どのように書けばいいかお悩みなら、ぜひ本記事をご活用ください。
講師が社内の上司であっても、社外の専門家であっても、ビジネスマナーとして失礼のないように対応したいものです。
◆この記事でわかること
- 研修後にお礼状・お礼メールを書く理由
- 研修のお礼状・お礼メールの書き方と例文
- 研修のお礼状・お礼メールの注意点とマナー
このように、研修の「お礼状」「お礼メール」にまつわる課題を本記事で解決しましょう。
研修後にお礼状・お礼メールを書く理由
研修後にお礼状やお礼メールを出す前に、その理由を理解しておきましょう。
- ●研修への感謝や感想を伝えるため
- ●相手との継続的な関係を構築するため
それぞれの理由について簡潔に解説します。
研修への感謝や感想を伝えるため
まず、なにかしてもらった場合にお礼をすることはビジネスマナーの基本です。
また、自分のために時間を割き、ノウハウを教示してくれた相手にお礼をするのは社会人のマナーとしても大切なこと。
研修を実施してくれたことへの感謝はもちろん、研修で得られたことを伝えるのは講師への敬意となります。
相手との継続的な関係を構築するため
研修の講師は社内の上司から外部の専門家までさまざまですが、どのような相手であっても継続的な関係を築きたいものです。
研修の講師であるということは、その道に精通しているわけですから、仕事であれ、社会活動であれ、今後も協力や連携といったことで関わることになるかもしれません。
将来的かつ長期的な信頼関係を想定し、研修へのお礼をきっかけに相手との良好な関係を構築していきましょう。
研修後は「お礼状」「お礼メール」のどちらがいい?
研修後にお礼状を出すか、お礼メールを送るかはケースバイケースです。
たしかに手書きの文書は丁寧ですが、お礼状だと到着に時間がかかります。
したがって、講師との関係や距離感によって、お礼状にするかお礼メールにするかを検討しましょう。
└お礼メールの後に口頭で改めてお礼を述べる。
└お礼状が望ましいが、お礼メールでも問題なし。
└お礼状を最初に出し、次回以降はお礼メールを送る。
研修のお礼状・お礼メールの書き方ポイント
ここからは、研修のお礼状・お礼メールを書くときの基本構成やポイントを確認しておきましょう。
お礼状の基本構成
- 宛名(「〇〇部 △△様」)※役職に「様」はつけない。
- 頭語と冒頭の挨拶(例:「拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」)
- 研修のお礼(「このたびは貴重なご指導を賜り、誠にありがとうございました。」)
- 感想・今後への意欲(「今回学んだ内容を業務に活かし、精進してまいります。」)
- 結びの挨拶(「今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。」)
- 結語と署名(「敬具」+ 所属・氏名)
お礼状が手書きであってもワード形式であっても、頭語と冒頭の挨拶から始め、結び語で締めくくるのが基本です。
また、段落の始まりを1文字分空けて書く「一文字下げ」で読みやすくするのもポイント。
研修への率直なお礼のほか、研修を受けた感想や研修で得られたことなどを具体的に述べると講師への敬意が伝わります。
お礼状は手書きの縦書きが最もフォーマルな形式ですが、手書き、あるいはテキスト形式で横書きをしてもかまいませんので、講師との関係に合わせて調整しましょう。
お礼メールの基本構成
- 件名(例:「新人研修のお礼」)※わかりやすく簡潔に。
- 宛名(「〇〇部 △△様」)※役職に「様」はつけない。
- 研修のお礼(「このたびは新人研修にてご指導いただき、誠にありがとうございました。」)
- 感想・今後への意欲(「研修で学んだ知識を日々の業務で活かせるよう努めてまいります。」)
- 結び(「今後ともよろしくお願いいたします。」)
- 署名(名前、部署、連絡先)
お礼メールは、ほかのメールに埋もれて見過ごされないよう、わかりやすい件名にしましょう。
もし、講師が複数の場合は「CC」「BCC」での一括送信ではなく、個別に送るのが丁寧です。
研修への率直なお礼のほか、研修を受けた感想や研修で得られたことなどを具体的に述べると講師への敬意が伝わります。
【パターン別】研修のお礼状・お礼メールの例文
ここでは、研修のお礼状・お礼メールの例文を基本構成に沿ってパターン別で紹介します。
- ●新人研修のお礼状(社内向け)
- ●新人研修のお礼状(社外向け)
- ●新人研修のお礼メール(社内向け)
- ●新人研修のお礼メール(社外向け)
- ●一般研修のお礼状(社内向け)
- ●一般研修のお礼状(社外向け)
- ●一般研修のお礼メール(社内向け)
- ●一般研修のお礼メール(社外向け)
お礼状を出すか、お礼メールを送るかは研修講師との関係や距離感に合わせ、ふさわしい形で対応しましょう。
新人研修のお礼状(社内向け)
○○主任
拝啓
平素よりご指導いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、新人研修の機会を賜り、誠にありがとうございました。
業務に必要な知識のみならず、社会人としての基本姿勢についても多くの学びを得ることができ、大変有意義な時間となりました。
今回の研修で学んだ内容を日々の業務にしっかりと反映させていく所存です。
一日も早く戦力となれるよう努力してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
書中にて甚だ恐縮ではございますが、お礼のご挨拶とさせていただきます。
敬具
令和○年○月○日
○○部 山田太郎
*冒頭は、ややフォーマルな挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*最後は日付+部署+名前で締めくくる。
新人研修のお礼状(社外向け)
○○コーポレーション コンサルティング部 ○○様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびは、新人研修にて、ご指導いただき誠にありがとうございました。
講義では、実務に直結する知識や考え方を丁寧にご説明いただき、大変勉強になりました。
現場に戻ってからは研修で学んだことを実践し、業務に貢献できるよう努力を重ねる所存です。
今後も主体的に取り組んでまいりますので、引き続きのご指導を賜りますようお願い申し上げます。
書中にて甚だ恐縮ではございますが、お礼のご挨拶とさせていただきます。
敬具
令和○年○月○日
○○株式会社 ○○部 山田太郎
*冒頭は、ややフォーマルな挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*最後は日付+会社名+部署+名前で締めくくる。
新人研修のお礼メール(社内向け)
件名:新人研修のお礼
○○主任
お疲れ様です。○○部の山田です。
このたびは、新人研修にてご指導いただき、誠にありがとうございました。
社会人としての基本姿勢や業務知識について、多くのことを学ぶことができ、大変有意義な時間でした。
今回の研修で得た知識を糧にして、一日も早く業務に貢献できるよう努めてまいります。
今後も主体的に取り組んでまいりますので、ご指導のほど、引き続きよろしくお願いいたします。
失礼とは存じますが、略儀ながらメールにてお礼を申し上げます。
***********
○○部
山田太郎
電話:090-xxxx-xxxx
mail:mail@XXXX
***********
*冒頭は「お疲れ様です」の挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*署名(部署+名前+連絡先)で締めくくる。
新人研修のお礼メール(社外向け)
件名:新人研修のお礼
○○コーポレーション コンサルティング部 ○○様
平素より大変お世話になっております。
〇〇株式会社 ○○部 山田です。
このたびは、新人研修にて貴重なご指導をいただき、誠にありがとうございました。
特に、実務に直結する知識や実践的なアドバイスは大変参考になり、学びの多い時間となりました。
研修で得た知識を業務に反映させ、研修後の取り組みに繋げてまいります。
今後も主体的に取り組んでまいりますので、ご指導のほど、引き続きよろしくお願いいたします。
失礼とは存じますが、略儀ながらメールにてお礼を申し上げます。
***********
○○株式会社
○○部
山田太郎
電話:090-xxxx-xxxx
mail:mail@XXXX
***********
*冒頭は「お世話になっております」の挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*署名(会社名+部署+名前+連絡先)で締めくくる。
一般研修のお礼状(社内向け)
○○主任
拝啓
平素よりご指導いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、○○研修の機会を賜り、誠にありがとうございました。
○○を運用していく上での課題が具体的にわかり、実務に直結するノウハウを得ることができました。
早速、現場で実践してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
書中にて甚だ恐縮ではございますが、お礼のご挨拶とさせていただきます。
敬具
令和○年○月○日
○○部 山田太郎
*冒頭は、ややフォーマルな挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*最後は日付+部署+名前で締めくくる。
一般研修のお礼状(社外向け)
○○コーポレーション コンサルティング部 ○○様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびは、弊社社員向けの研修にご尽力いただき、誠にありがとうございました。
専門的な知識をわかりやすく解説いただき、非常に実り多い時間となりました。
研修で学んだ内容を活用し、業務改善やサービス向上につなげてまいります。
今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。
書中にて甚だ恐縮ではございますが、お礼のご挨拶といたします。
敬具
令和○年○月○日
○○株式会社 ○○部 山田太郎
*冒頭は、ややフォーマルな挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*最後は日付+会社名+部署+名前で締めくくる。
一般研修のお礼メール(社内向け)
件名:○○研修のお礼
○○主任
お疲れ様です。○○部の山田です。
先日の○○研修では、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
業務に必要な知識や考え方を学ぶことができ、大変参考になりました。
特に、効率的な業務の進め方に関するアドバイスは、早速実践していきたいと思います。
今後も主体的に取り組んでまいりますので、ご指導のほど、引き続きよろしくお願いいたします。
失礼とは存じますが、略儀ながらメールにてお礼を申し上げます。
***********
○○部
山田太郎
電話:090-xxxx-xxxx
mail:mail@XXXX
***********
*冒頭は「お疲れ様です」の挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*署名(部署+名前+連絡先)で締めくくる。
一般研修のお礼メール(社外向け)
件名:○○研修のお礼
○○コーポレーション コンサルティング部 ○○様
平素より大変お世話になっております。
〇〇株式会社 ○○部 山田です。
先日は、弊社社員向けの研修をご担当いただき誠にありがとうございました。
○○を運用していく上での課題が具体的にわかり、実務に直結するノウハウを得ることができました。
今回の研修で学んだことを糧にし、現場での業務改善に努めてまいります。
今後も主体的に取り組んでまいりますので、ご指導のほど、引き続きよろしくお願いいたします。
失礼とは存じますが、略儀ながらメールにてお礼を申し上げます。
***********
○○株式会社
○○部
山田太郎
電話:090-xxxx-xxxx
mail:mail@XXXX
***********
*冒頭は「お世話になっております」の挨拶文から始める。
*研修のお礼、感想、今後の意欲でまとめる。
*末尾にて、直接のお礼でないことをお詫びする。
*署名(会社名+部署+名前+連絡先)で締めくくる。
研修のお礼状・お礼メールを送る前の注意点
お礼状やお礼メールで失礼のないよう、ここでは注意点として直前の見直しポイントを紹介します。
- ◎宛先が正しいか
- ◎差出人情報が正しいか
- ◎誤字脱字がないか
- ◎適切な言葉遣いができているか
それぞれの注意ポイントを確認していきましょう。
宛先が正しいか
お礼状・お礼メールで宛先を間違えると、相手に届かなかったり、たとえ届いたとしても相手への礼を欠いてしまいます。
相手の会社名や所属、役職などのほか、お礼状の場合は所在地、お礼メールの場合はアドレスの誤りにも気をつけましょう。
また、社内向けであれば会社名や部署名は省略されますが、社外向けでは相手の会社名から書くのも重要なポイントです。
差出人情報が正しいか
お礼状・お礼メールには差出人として自分の名前や会社名、部署名、連絡先などの情報を記載します。
お礼メールの場合は、メールの最下部にメールフッターとして署名も添付しておきましょう。
また、社内向けであれば会社名は省略されますが、社外向けでは自分の会社名から書くのも重要なポイントです。
誤字脱字がないか
本文における誤字脱字はもちろんのこと、相手の会社名や役職、名前の誤りも厳禁です。
また、会社名を書くときは「(株)」と省略せず、「株式会社○○○○」と正式に書きましょう。
メール文書は校正機能や校正ツールを使ってダブルチェックできますが、お礼状の場合はテキスト作成した上でチェックしてから文書にしてはどうでしょうか。
適切な言葉遣いができているか
お礼状・お礼メールで誤用しがちなのが「敬語」や「敬称」です。
たとえば、講師のような目上の相手には「ご苦労様」を使わないようにしましょう。
また、「○○部長様」と役職に「様」を付けると二重敬語になるため、社内の場合は「○○部長」と役職のみ、社外の場合は「○○株式会社 ○○部 部長 ○○様」と表記しましょう。
敬語のチェックには便利なツールもありますので、よければご活用ください。
研修のお礼状・お礼メールにおけるマナー
ここでは、研修のお礼状・お礼メールを送る場合に気をつけたいマナーを紹介します。
- ●お礼状は3日以内に発送する
- ●お礼メールは翌日までに送る
- ●相手に返信の負担をかけない
それぞれのマナーについて確認していきましょう。
お礼状は3日以内に発送する
お礼状は到着までに数日以上かかるため、研修から3日以内に発送しましょう。
もし、翌日以降で相手に手渡しできる場合は、研修から3日以内の直近日でかまいません。
お礼メールは翌日までに送る
お礼メールは当日中、あるいは遅くとも翌日までに送信しましょう。
お礼メールの送信後、相手と顔を合わせる機会があれば改めて口頭でも簡単にお礼をします。
相手に返信の負担をかけない
お礼状でもお礼メールでも、受け取った相手が返信に悩まないよう配慮するのも大切です。
たとえば、「ご返信には及びません」などの一文を添えておくと相手の負担が減らせます。
まとめ
研修後は、講師に研修への感謝や感想を伝えるため、また、講師との継続的な関係を構築するため、お礼状やお礼メールを届けるのがビジネスにおけるマナーです。
お礼状を出すか、お礼メールを送るかはケースバイケースですので、講師との関係や距離感によって、どちらにするかを検討しましょう。
お礼状・お礼メールは、それぞれ基本構成や書き方のポイントに沿ってまとめると作成しやすくなります。
ぜひ、本記事で紹介したパターン別の例文や直前の注意ポイント、気をつけたいマナーも参考にしながら、お礼状・お礼メールの作成にお役立てください。
尚、研修後の懇親会や親睦会で幹事をしてくれた人へのお礼メールについては、例文付きの関連記事をご参照ください。