【男女別】立食パーティーにふさわしい服装マナー&おすすめの服装スタイル

立食パーティーに出席するとき悩むのが服装ではないでしょうか。

いつものスーツでいいの?
どこまでドレスアップするもの?
カジュアルな服装ってどこまでOK?

このような、立食パーティーでの服装にまつわるテーマを本記事で解決しましょう。

◆この記事でわかること

  1. 立食パーティーでの服装を選ぶときのポイント
  2. 立食パーティーにふさわしい男女別の服装マナー
  3. 立食パーティーにおすすめな男女別の服装スタイル

ぜひ、本記事をご活用いただき、これからの準備や当日のコーディネートにお役立てください!

【共通】立食パーティーでの服装選びのポイント

立食パーティーに出席するときの服装に迷ったら、服装選びのポイントを押さえながらコーディネートを考えましょう。

  1. ドレスコードに合わせる
  2. 会場のグレードに合わせる
  3. 時間や季節に合わせる

ここでは、立食パーティーにふさわしい服装がイメージできるよう、3つのポイントについて紹介します。

ドレスコードに合わせる

もし、立食パーティーの案内状にドレスコードが記載されていれば、指定された服装で出席しましょう。

よくあるドレスコードとスタイル例を紹介しますので、コーディネートの参考にしてください。

【男性】
・フォーマル(正装)
└タキシード
・インフォーマル(準正装/平服)
└スーツ、ディレクターズスーツ
・スマートエレガンス
└スーツ、ジャケパンスタイル
・カジュアルエレガンス
└フォーマルめジャケパンスタイル
・スマートカジュアル
└きれいめジャケパンスタイル 
【女性】
・フォーマル(正装)
└パーティードレス
・インフォーマル(準正装/平服)
└ドレス、アンサンブル、スーツ
・スマートエレガンス
└ドレス、パーティー向けワンピース
・カジュアルエレガンス
└ワンピース、パンツドレス
・スマートカジュアル
└ワンピース、ツーピース、パンツドレス

日本での洋装文化は欧米ほど浸透していないため、それぞれのドレスコードを厳密に分けるのはむずかしいかもしれません。

ひとつの目安として、結婚式の主賓や親族の服装を「フォーマル(正装)」とすると、一般の参列者は「インフォーマル(準正装)」と、ややフォーマルダウンします。

また、「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」も境界線が引きづらいですが、「きちんと感」のある「お呼ばれスタイル」を意識すると悪目立ちのないカジュアルダウンができるでしょう。

気をつけたいのは、「平服」=「普段着」ではないこと。「平服でお越しください」と案内された場合の服装は「インフォーマル(準正装)」ですので、カジュアルダウンしすぎないよう注意しましょう。

どうしてもドレスコードで判断できない場合は、主催者や会場に確認するとよいでしょう。

会場のグレードに合わせる

立食パーティーが開催される会場によってグレードが異なりますので、会場に服装を合わせるのもポイントです。

よくあるパーティー会場の一例とともに、コーディネートのイメージを紹介しましょう。

■高級ホテル、一流ホテル
フォーマルな装いを上品に着こなす。
■中堅ホテル、結婚式場
ややフォーマルに上品な装いをする。
■カフェ、ホテル内レストラン
カジュアルであっても上品さをまとう。

もしコーディネートが不安な場合は、会場の公式HPにドレスコードが載っていないか確認したり、ホテルの主催者に問い合わせをしたりするとよいでしょう。

時間や季節に合わせる

立食パーティーの時間や季節に合わせるのもコーディネートのヒントになります。

それぞれのスタイルにおけるポイントをイメージとして紹介しましょう。

【時間】
「昼」 パステルなどの淡い色、明るい色、やわらかな色
「夜」 濃い色、深みのある色、光沢のある華やかな色
【季節】
「春」 明るくてソフトな印象
「夏」 スッキリとシャープな印象
「秋」 ウォームで落ち着いた印象
「冬」 リッチで凛とした印象

時間や季節を問わない「白」や「黒」、「グレー」、「ネイビー」など定番スタイルでドレスアップする場合は、小物やインナーで印象づけるのもおすすめです。

【男性】立食パーティーにふさわしい服装マナー

立食パーティーにおける男性の服装マナーは、スーツを基本にしてドレスアップやドレスダウンを調整しましょう。

ドレスコードで「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」を指定された場合でも、きちんと感をキープしながらマナーに沿った上品なコーディネートを意識することが大切です。

また、会場のグレードに合わせてフォーマル度を調整したり、時間や季節に応じたアレンジをしたりしましょう。

立食スタイルでは、バッグを預けて手ぶらで入場するか、クラッチタイプのパーティーバッグを選ぶのもマナーです。

【男性】立食パーティーにおすすめな服装スタイル

ここでは、立食パーティーにおすすめな男性の服装スタイルをフォーマル度やカジュアル感で分けて3つのパターンで紹介します。

かなりフォーマル

たとえば、式典や祝賀会などでのフォーマルな立食パーティーで「正装」を指定された場合はタキシードを着用しましょう。

また、会場となる高級ホテルや一流ホテルのドレスコードが「フォーマル」な場合でもおすすめです。

蝶ネクタイやポケットチーフを合わせたドレスアップで華やかにコーディネートしましょう。

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光沢感のあるフォーマルスーツはパーティーシーンにぴったりなドレスアップをかなえます。

ベストや小物とセットになったものなら、タキシードに慣れていない方でもコーディネートに悩みませんよ。

ややフォーマル

もし、ドレスコードが「インフォーマル」や「スマートエレガンス」、あるいは「平服」であったり、会場が中堅ホテルや結婚式場であったりする場合はスーツスタイルでかまいません。

しかし「パーティー」ですから、ちょっとしたアレンジで華やかさを出すのがポイントです。

たとえば、「スーツを光沢や織柄のあるものにする」「切り替えのあるクレリックシャツを合わせる」「ポケットチーフでドレスアップする」など、いつものビジネススタイルとは差がつくコーディネートしましょう。

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ダークカラーでも光沢感があればパーティーにふさわしい華やかさが出せます。

さらに、ベストを合わせたスリーピーススタイルならフォーマル感がアップするのでおすすめです。

ややカジュアル

スーツを基本にしたカジュアルダウンのポイントは、きちんと感をキープするため「ジャケットあり」でコーディネートすること。

パンツとジャケットは異色や異素材などでのセットアップで、いわゆる光沢ジャケパンスタイルにしてもかまいません。

また、ネクタイの有無やインナーの種類は会場や参加者層に合わせてカジュアル感を調整しましょう。

たとえば、カフェやレストランなどのカジュアルな会場や「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」を指定された場合の立食パーティーにおすすめなスタイルです。

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シンプルなダークカラースーツは、どんなインナーも合わせやすいのでおすすめ。

Tシャツ、ポロシャツ、ボタンダウンシャツ、ノーカラータイプのシャツなどでスマート系からエレガント系まで幅広くアレンジできます。

【女性】立食パーティーにふさわしい服装マナー

立食パーティーにおける男性の服装マナーは、スーツやワンピース、アンサンブルなどを基本にしてドレスアップやドレスダウンを調整しましょう。

ドレスコードで「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」を指定された場合でも、きちんと感をキープしながらマナーに沿った上品なコーディネートを意識することが大切です。

また、会場のグレードに合わせてフォーマル度を調整したり、時間や季節に応じたアレンジをしたりしましょう。

立食スタイルでは、ショルダータイプのパーティーバッグや袖口が料理や皿に触れないアイテムを選ぶのもマナーです。

【女性】立食パーティーにおすすめな服装スタイル

ここでは、立食パーティーにおすすめな女性の服装スタイルをフォーマル度やカジュアル感で分けて3つのパターンで紹介します。

かなりフォーマル

もし、会場が高級ホテルや一流ホテルでドレスコードが「フォーマル」の場合は、パーティードレスを着用しましょう。

正式なマナーは昼なら「アフタヌーンドレス」、夜なら「イブニングドレス」や「カクテルドレス」ですが、一般的な立食パーティーであれば上品なドレススタイルでかまいません。

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レース袖の透け感は、肌の露出を抑えながら華やかな印象にしてくれます。

ちょうどいい7分袖なら時間帯を問わず着用しやすいですし、料理の取り分けでも邪魔になりにくいのでおすすめです。

ややフォーマル

いつものビジネススーツと差をつけるなら、インナーをシャツやブラウスではなくシフォンのカットソーやスタイリッシュなワンピースを合わせましょう。

中堅ホテルや結婚式場での立食パーティーやドレスコードが「インフォーマル」や「スマートエレガンス」、あるいは「平服」の場合におすすめです。

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ノーボタンジャケットで上品にドレスダウンしながら、きちんと感をキープしたシックなセットアップスタイル。

パーティーの雰囲気によってはジャケットを脱ぎ、ワンピースだけで過ごしてもかまいません。

ややカジュアル

きちんと感をキープしながらカジュアルダウンさせるポイントは「露出」のバランスです。

たとえばノースリーブなら胸元は開けすぎず、ロングスカートやワイドパンツでバランスを取りましょう。

「ジャケットなし」でもかまいませんが、ワンピースやツーピース、パンツドレスなどを上品に着こなすのがポイント。

カフェ、レストランなどでのカジュアルな立食パーティーや「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」がドレスコードの場合におすすめなスタイルです。

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オールインワンのパンツドレスは、スーツよりカジュアルでワンピースよりスマートな印象になります。

ノーボタンタイプのジャケットを合わせれば、「インフォーマル」でも着られるので会場に合わせた調整に便利です。

まとめ

立食パーティーでの服装はポイントに沿って選ぶとコーディネートがしやすくなります。

  1. ドレスコードに合わせる
  2. 会場のグレードに合わせる
  3. 時間や季節に合わせる

日本では洋装文化が根付いた欧米と比べてドレスコードの線引きが厳密ではありませんので、会場のグレードや参加者層などに合わせながら服装を選ぶとよいでしょう。

本記事では、立食パーティーにふさわしい服装マナーやおすすめの服装スタイルを男女別で紹介しました。

ぜひ、本記事を参考にして、これからの準備や当日のコーディネートにお役立てくださいね。

尚、立食パーティーのマナー全般をまとめた関連記事もありますので、よければ合わせてお読みください。

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