立食パーティーを企画するとき悩むのが食事スタイルではないでしょうか。
「立食パーティーってビュッフェのこと?」
「立食パーティーでビュッフェ以外のものは?」
「立食パーティーの開催に必要なことはなに?」
このような、立食パーティーにまつわる疑問や課題を解決しましょう。
◆この記事でわかること
- 立食パーティーで提供される食事スタイル
- 立食パーティーの開催メリット&おすすめシーン
- 立食パーティー開催のための準備&おすすめ会場
ぜひ、本記事をご活用いただき、これからの準備やゲストへの案内にお役立てください!
立食パーティーとは
立食パーティーとは、ゲストが着席せずに立ったまま自由に飲食や交流を楽しむスタイルのパーティーです。
ゲスト層やテーマによってフォーマルなものからカジュアルなものまでありますが、着席スタイルよりもリラックスして過ごせるのが特徴です。
立食パーティーはビュッフェやバイキングと混同されることがありますが、それぞれ意味が異なります。
ビュッフェテーブルに並べられた料理から、立食または着席で自分の好きなものをお皿に取って楽しむセルフサービス形式での食事スタイル。
いわゆる「食べ放題」のことで、立食だけではなく、着席の場合もテーブルバイキングとして楽しめる食事スタイル。
また、立食パーティーで提供される食事はビュッフェやバイキングのほかにもあります。
カナッペやミニバーガーといった、指やピックで簡単に食べられる一口サイズで提供するスタイル。
トレイに並べた料理を会場スタッフが回遊しながらゲストにサーブするスタイル。
ワゴンに用意した料理を会場スタッフが移動しながらゲストに提供するスタイル。
立食パーティーでの食事スタイルによってフォーマル度や食事量に差がつけられますので、ゲスト数やゲスト層、パーティーの趣旨などに合わせて検討しましょう。
立食パーティーを開催するメリット
立食パーティーを企画するにあたって、ここでは立食パーティーのメリットを確認しておきましょう。
席にしばられず自由に動けるため、より多くの人と話せる。また、テーブル内だけでのコミュニケーションにとどまらない。
椅子や食事用のテーブルを置かない、または最小限で設置するため、着席スタイルより多くのゲストを収容できる。
食事テーブルの設置がないほか、食事スタイルによっては厨房も必須でないため多様な場所で開催できる。
着席スタイルよりも会場レイアウトの自由度が高く、セッティングや撤収作業の負担も少ない。
着席スタイルと比べて準備の手間や準備物の手配が減るため、コストが抑えられることがある。
カジュアルになりすぎず、ちょうどいいフォーマル感でリラックスした雰囲気が作れる。
着席でのフルコースのように食事にしばられないため、スピーチやゲーム、パフォーマンスなどプログラムの進行におけるバランスが取りやすい。
食事をしながら、スピーチやゲーム、生演奏、ムービー観賞、パフォーマンスといった演出を同時進行で自然に楽しめる。
*レセプション
*キックオフ
*結婚式の二次会
*オープニングイベント
立食パーティーを開催するための準備
これから立食パーティーの開催を予定している場合は、当日までの準備をリスト化しておくのがおすすめ。
ここでは、企画から進行表の作成まで立食パーティーの準備に必要な項目とポイントを紹介します。
- ●企画を考える
- ●日時を決める
- ●会場を手配する
- ●会費を決める
- ●食事を決める
- ●詳細を案内する
- ●タイムスケジュールを決める
- ●進行表を共有する
それぞれの項目について見ていきましょう。
企画を考える
立食パーティーを盛り上げるため、パーティーの目的に合った企画を考えましょう。
たとえば、とにかくゲストの交流を重視するならピアノやバイオリンの生演奏で和やかな雰囲気を作ったり、レセプションやマッチングイベントのように初対面のゲストが多い場合は明るい音楽を流しながらアイスブレイクでスタートしたり。
どのような企画にするかで会場の候補も変わってきますので、しっかりとコンセプトやプログラム内容を検討しましょう。
日時を決める
いつ立食パーティーを開催するのか、開催日時を決めましょう。
ゲスト層に合わせて予定を立てると参加率を上げられます。
■例:プライベート…週末の昼~夕方
たとえば年末年始や年度末、連休などの繁忙期は会場が埋まりやすいため、早めの予約を心がけましょう。
会場を手配する
立食パーティーを開催するための会場は、ゲスト層やパーティーの趣旨、プログラム内容に合わせて選びます。
さらに、会場選びのポイントに沿って候補をしぼっていくのもポイントです。
会場選びのポイント
●レイアウト
●アクセス
●料理
●予算
●控室
●設備
また、会場によって料金システムや利用規約が異なるため、思いがけないトラブルにならないよう事前に確認しておきましょう。
すぐに会場の選び方をチェックしたい場合は、立食パーティーにおすすめな会場の章をご参照ください。
会費を決める
もし、立食パーティーを会費制で開催する場合は、ゲストから預かる会費の額を決めましょう。
立食パーティーの予算は飲食代のほかにも会場利用料や外部委託費などが含まれますので、どこからどこまでを主催者負担とするかを決めてから会費の額を算出するとよいでしょう。
立食パーティーの相場
└3,000円〜5,000円
■例:フリードリンク付きのフルビュッフェ
└6,000円〜8,000円
■例:プロ演出ありの豪華なパーティー
└8,000円〜12,000円以上
会費を決めるときは、料理のグレードやオプションなども考えながら適切な金額を設定します。
また、お酒やドリンクを飲み放題の「フリードリンク制」にするか都度払いの「キャッシュオン制」にするかも合わせて検討しましょう。
食事を決める
立食パーティーといっても、いくつかの食事スタイルに分かれますので、ゲスト層やパーティーの趣旨に合わせることが大切です。
食事スタイルの一例
└キックオフや結婚式二次会などカジュアルなシーン
■例:トレイサービス
└レセプションや名刺交換会などフォーマルなシーン
■例:ビュッフェ
└同窓会や懇親会など食事も交流も楽しみたいパーティー
店内調理ができない会場の場合はケータリングを注文したり、アレルギーや宗教的な理由によるゲストのNG食材を確認したり、必要に応じて対応しましょう。
また、交流が目的の立食パーティーでは、一般的なパーティーに比べて食事量をゲスト数の80〜90%程度に調整することがあります。
どれくらいの食事量で提供するかは、ゲスト層やパーティーの趣旨に合わせて検討しましょう。
食事量の目安
■ライトミール中心なら1人300〜400g程度。
■ドリンクがメインなら食事量を軽めにする。
■好みが偏るデザートはやや少なめにする。
詳細を案内する
立食パーティーの詳細が決まったら、招待状やメール、Webフォームなどで対象者に案内します。
案内文に記載する項目
■ドレスコードの有無
■会費金額・支払い方法
■立食形式である旨
また、ゲスト数を確定するため、出欠確認ができるような一文を添えて出欠管理も行いましょう。
オンラインでの出欠管理にはGoogleフォームを活用した方法もありますので、ご参照ください。
タイムスケジュールを決める
立食パーティーはフルコースでないため、1〜2時間程度の予定で開催される傾向です。
よくある2時間の立食パーティーでは、一般的に以下のようなタイムスケジュールで開催されます。
17:30 開場・受付開始
18:00 開会挨拶・乾杯
18:10 歓談・食事・交流
18:40 簡単なアナウンスや企画
19:30 締めの挨拶・記念撮影など
19:45 フリータイム・お開き準備
20:00 閉会
進行表を共有する
当日の進行がスムーズにいくように、主催者側の運営スタッフで進行表を共有しましょう。
進行表には、タイムスケジュールのほかにも役割分担やスピーチ予定のゲストなどを記載しておくと便利です。
また、パーティーの司会用に台本を作成し、プログラムごとの挨拶やインフォメーションに活用しましょう。
立食パーティーの開催におすすめな会場
立食パーティーは食事テーブルを置かず、食事スタイルによっては厨房も必要ないため会場の選択肢が幅広いのもメリットです。
立食パーティーにおすすめな会場の一例を紹介しますので、これからの会場選びの参考にしてください。
■カフェ、レストラン
■結婚式場
■イベントスペース
■フォトスタジオ
■アートギャラリー
また、立食パーティーの会場を選ぶときは、キャパやレイアウトなど立食パーティーならではのポイントを押さえながら候補をしぼっていくとスムーズです。
立食パーティーの会場については、広さの目安や会場レイアウトの図解、おすすめ会場の具体例などを紹介した関連記事がありますので、よければ合わせてお読みください。
まとめ
立食パーティーとは、ゲストが立ったまま自由に飲食や交流を楽しむスタイルのパーティーです。
また、立食パーティーの食事スタイルにはビュッフェのほかに、バイキング、フィンガーフード、トレイサービス、ワゴンサービスなどがあり、ゲスト層やパーティーの趣旨などに合わせて提供されます。
立食パーティーには、交流のしやすさや収容キャパ、リラックスした雰囲気など、立食スタイルならではのメリットがありますので、着席スタイルと比較しながら検討しましょう。
さらに本記事では、立食パーティーを開催するための準備やおすすめ会場についても紹介しました。
ぜひ、本記事を参考にしながら、これからの企画やゲストへの案内などにお役立てください。