表彰式で司会を任され、ちゃんと務まるか自信がないなら本記事は必見です!
スムーズに進行できるのか、式典を盛り上げられるのかなど、いろいろ気になりますよね。
本記事では、初めて司会を務める方でもうまくいくよう台本に使える例文をご紹介。
台本を作成するポイントや司会進行を成功させるためのポイントもまとめています。
ぜひ、これからの準備にご活用いただき、大切な表彰式をスマートに運んでくださいね!
表彰式の流れに沿った司会台本例文
まず、ここで表彰式の一般的な流れを確認しておきましょう。
- 開会の言葉
- 受賞者の発表
- 表彰状の授与
- 受賞者の挨拶
- 代表者の挨拶
- 来賓からの祝辞
- 閉会の言葉
あくまで一例ですので、「受賞者の挨拶」「代表者の挨拶」「来賓からの祝辞」は表彰式の内容によって順番が違ってもかまいません。
ここからは表彰式の流れにそった司会台本の例文を紹介していきますので、台本作成のテンプレートとしてご活用ください。
開会の言葉
開始時刻になったら、開会の言葉で表彰式をスタートさせます。
本日司会を務めさせていただきます私は、○○部 ○○○○(名前)です。
同じく進行役を務めさせていただきます私は、○○部 ○○○○(名前)です。
どうぞよろしくお願いいたします。
・いったん会場を落ち着かせてから開会を宣言する。
・名前や所属など簡単に自己紹介しておく。
受賞者の発表
受賞者の名前や受賞理由を発表し、受賞者に登壇をうながします。
表彰状の授与は株式会社○○○○社長よりとりおこないます。
受賞者の発表はお名前を読み上げるとともに、舞台上のスクリーンでもご紹介します。
お手元のパンフレットにも受賞者の方々を掲載していますので、ぜひ、合わせてご覧ください。
それでは、お名前を呼ばれた方は○○より壇上へお上がりください。
ご観覧の方は、受賞された方への盛大な拍手をお願いいたします。
・お祝い金や記念品の贈呈も行う場合は合わせて発表する。
・受賞者の発表と表彰状の授与は部門ごとに行い、小さな賞から大きな賞へと進む。
表彰状の授与
表彰状は社長など主催者側の代表者から授与します。
〇〇社長、よろしくお願いいたします。
~授与後~
皆様の今後のさらなるご活躍を期待しております。
それでは受賞された皆様は、どうぞご着席ください。
ご観覧の皆様、受賞された皆様に、今一度大きな拍手をお願いいたします。
~表彰式後~
・拍手をうながしたり、受賞者を称えたりしながら表彰式を盛り上げる。
・部署での受賞など大人数の場合は代表者以外に「登壇のみ」「起立のみ」などお願いする。
・受賞者の今後の活躍についてひとこと添えると晴れ舞台でのメッセージ性が高まる。
受賞者の挨拶
すべての対象者、あるいは部門ごとの代表者から受賞に際しての挨拶をしてもらいます。
○○さん、よろしくお願いいたします。
~挨拶後~
・部署での受賞など大人数の場合は代表者以外に「登壇のみ」「起立のみ」などお願いする。
・場合によっては受賞者全員から表彰状授与のたびに、ひとことずつ挨拶を行ってもらってもよい。
代表者の挨拶
代表者は受賞者への祝辞のほか、主催者として必要なスピーチを行います。
(つづきまして、弊社代表取締役社長○○より式辞を述べます。)※社外向け
~挨拶後~
・社外の来賓も出席している場合は「社長の○○」とし、敬語も使わない。
来賓からの祝辞
すべての来賓、あるいは来賓の代表者から祝辞を頂戴します。
ここで、ご臨席の皆様方よりご祝辞を頂戴いたします。
はじめに、株式会社○○ 代表取締役社長 ○○○○様よりご祝辞を頂戴いたします。
○○○○様、よろしくお願いたします。
~祝辞後~
つづきまして、株式会社□□ 代表取締役社長 □□□□様よりご祝辞をを頂戴いたします。
□□□□様、よろしくお願い致します。
※対象者ごとに繰り返し
○○○○様、ありがとうございました。
以上、ご来賓の皆様を代表いただき○名の方よりご祝辞を頂戴いたしました。
~祝電紹介~
・場面によっては「お食事中ではございますが」「ご歓談中ではございますが」など断りを入れて行う。
・祝電が届いている場合は所要時間に合わせて読み上げや送り主の紹介をする。
閉会の言葉
閉会の言葉で表彰式を閉会します。
最後に、○○副社長より閉式のことばをお願いいたします。※社内向け
(最後に、弊社代表取締役副社長○○より閉式のことばを述べます。)※社外向け
~挨拶後~
以上をもちまして、第○回 株式会社○○ 表彰式を閉会いたします。
・社外の来賓も出席している場合は「副社長の○○」とし、敬語も使わない。
・式後に記念撮影やパーティーなどを予定している場合は詳細を案内する。
表彰式の司会台本を作成するポイント
表彰式における司会台本の作成で押さえていきたいは以下のポイントです。
- ●式次第に沿った進行をイメージする
- ●ミスやトラブルへの対策をしておく
それぞれのポイントを見ていきましょう。
式次第に沿った進行をイメージする
表彰式の流れである「式次第」が決まったら、その進行がスムーズになるような台本を作成しましょう。
~台本に必要な項目~
・そのシーンが開始する「時間」
・そのシーンに割り当てられた「所要時間」
・そのシーンで流す「BGM」※入り切りのタイミングも添える。
・そのシーンで映す「映像」※実際の画像を挿し込む。
・そのシーンで喋る「セリフ」
ミスやトラブルへの対策をしておく
台本に書き込む賞のタイトルや受賞者の名前、来賓の名前と社名などに誤りがないかダブルチェック・トリプルチェックで確認しましょう。また、万が一のトラブルで中断してしまった場合の対策について「どのように場をもたせるか」「どのような音楽・映像を流すか」などスタッフ間で決めておくとよいでしょう。
表彰式において司会進行を成功させるポイント
表彰式で使う台本が作成できたら、さらに司会進行を成功させるためのポイントも確認しておきましょう。
- ●立ち位置や席次を把握しておく
- ●機材や設備の動作を点検しておく
- ●盛り上げるべきときに盛り上げる
それぞれのポイントを解説します。
立ち位置や席次を把握しておく
司会の立ち位置は基本的に「下手」といって観覧席から見て「左側」になります。表彰式の会場や内容に合わせ、どのような立ち位置で進行していくのが好ましいか、受賞者や来賓の立ち位置も含めてイメージしておきましょう。
~立ち位置の基本~
・上手…客席から見て右側
また、席次表を作成しておけば「どこに誰が座っているのか」が進行中でもすぐわかるため、対象者の登壇をスマートにサポートできます。
機材や設備の動作を点検しておく
表彰式で使用する機材や設備の動作に問題がないか開始までに点検しておきましょう。また、すべて自社のスタッフで運営する場合は各担当者とともにリハーサルをしておくとよいでしょう。
盛り上げるべきときに盛り上げる
表彰式を感動的なものにするための司会の「盛り上げ」は大切な演出です。表彰式における各シーンを盛り上げるため、盛り上げるべきタイミングでは声をワントーン上げたり盛大な拍手をうながしたりしましょう。
~盛り上げ方の一例~
・受賞者の発表や挨拶後は、より明るく力強く発声する。
まとめ
表彰式の司会を任されたら、進行に便利な台本を作成してスマートに運びましょう。
ぜひ、本記事で紹介した台本例文を活用して当日の進行に役立ててくださいね。
ここで改めて司会台本を作成するときのポイントを振り返っておきましょう。
- ●式次第に沿った進行をイメージする。
- ●ミスやトラブルへの対策をしておく。
また、司会進行を成功させるためのポイントもおさらい。
- ●立ち位置や席次を把握しておく。
- ●機材や設備の動作を点検しておく。
- ●盛り上げるべきときに盛り上げる。
祝辞や謝辞をもらう場面では社内向けと社外向けで対象者の紹介の仕方が違うので敬語や敬称に注意しましょう。
ぜひ、予定している表彰式の内容や式次第に合わせ、本記事を参考にしながら当日の司会進行に使える適切な台本を作成してください!
また、以下の記事では表彰式の服装やマナーについて紹介していますので、よろしければ合わせてお読みくださいね。