決起会における「挨拶」は参加者を鼓舞したり、参加者に向けて決意表明したりする大切な場面です。
司会者は挨拶の流れを作るスマートな進行で、挨拶する参加者は強いメッセージで、それぞれ決起会を盛り上げましょう。
本記事では、決起会での挨拶がうまくいくよう、司会進行のポイントや場面ごとの挨拶例文を紹介します。
ぜひ、本記事を参考にしながら、決起会当日までの準備やリハーサルに役立ててくださいね!
決起会における挨拶の司会進行ポイント
ここでは、決起会の司会を任されている方に向けた進行ポイントを紹介します。
- ●挨拶のタイミングや所要時間を決めておく
- ●初参加のメンバーがいる場合は自己紹介から
- ●余興やゲームを実施するならルール説明を
司会者には進行表に沿った時間管理が求められるほか、決起会を成功に導くための盛り上げが不可欠です。
決起会での具体的な進行ポイントを確認し、当日までの準備や台本作りに活用しましょう!
挨拶のタイミングや所要時間を決めておく
それぞれの挨拶を誰かに依頼する場合、どのタイミングで、どれくらいの時間で挨拶するのが適しているのかを決めておきましょう。また、当日の進行をスムーズにさせるため、前もって相手にタイミングや所要時間を伝えておくのも大切です。
決起会の挨拶は「誰」がやる?
・開会の挨拶(司会者、主催者代表など)
・乾杯の挨拶(司会者、主催者代表など)
・自己紹介(参加者全員)
・閉会の挨拶(司会者、主催者代表など)
・閉会宣言(司会者)
決起会の内容や参加者層、参加人数などによって挨拶の適任者は異なりますので、ひとつの目安としてご参照ください。
初参加のメンバーがいる場合は自己紹介から
決起会に初参加のメンバーがいる場合は、まず自己紹介から始めて参加者の緊張をほぐしましょう。さらに、自己紹介の場を工夫することで、会での交流が図りやすくなったり、プロジェクト始動後のコミュニケーションが活発になったりします。
*自己紹介にゲームの要素を加えてアイスブレイクに活用する。
*自己紹介に合わせて参加者のアタックムービーを流す。
司会者はメンバー同士の親睦が深まるよう、しっかりと自己紹介の場面をサポートしましょう。
余興やゲームを実施するならルール説明を
決起会で余興やゲームを実施する場合は簡単にルールを説明しましょう。これから「なに」が始まるのか、「どのよう」に取り組めばいいのか、詳細がわからないと参加者が楽しめませんし、スケジュールの進行も滞るからです。
・その場で渡す配布物など必要なものを準備しておく。
・グループ分けする場合は事前に方法を決めておく。
ルール説明が複雑になると時間の無駄遣いになり、参加者の意識も下げてしまうので余興やゲームの内容も熟慮しましょう。
【場面別】決起会での挨拶を盛り上げる例文
ここでは、決起会を盛り上げる場面ごとの挨拶例文を紹介します。
ひとつの目標やプロジェクトを達成するためにメンバーが結集しているわけですから、成功のイメージをわかせたり、活動へのモチベーションをアップさせたりして参加者を鼓舞することが大切です。
ここからは場面ごとのポイントも加えながら例文を紹介しますので、ご自身の挨拶シーンに合わせて決起会にふさわしい内容を考えてくださいね!
開会宣言
一般的に開会宣言は司会者が行います。
これより、○○プロジェクト決起会を開催いたします。
私は司会を仰せつかりました○○と申します。
精一杯努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
*決起会の開催を宣言し簡単に自己紹介する。
*ひとこと意気込みを添えて締めくくる。
開会の挨拶
開会の挨拶は司会者が開会宣言とともに行ったり、主催者の代表が行ったり、決起会の内容などによって異なります。
今回のプロジェクトではチームリーダーを務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします!
また、本日はご多用の中、大勢の皆様にお集まりいただき、ありがとうございます。
私からは決起会の開会に際し、チームを代表して、皆様にご挨拶させていただきます。
今回のプロジェクトは○○の実用化に向けた大きな挑戦として立ち上げられました。夢のような目標ではありますが、夢として追いかけるのではなく、必ずカタチにして会社の発展や社会の利便性向上に貢献しましょう!
ここにお集まりのメンバーとなら、必ずプロジェクトを成功させられると確信しています。 それぞれの強みを磨き合い、率直に意見を交わし、足りないものを補完しながらチーム一丸となって前向きに取り組んでまいりましょう。
この決起会ではメンバー同士で親睦を深め、プロジェクトへのビジョンを共有し、明日からのプロジェクト始動に向けて英気を養っていただきたいと思います。もし、わからないことや確認しておきたい課題などありましたら、いつでも気兼ねなくお声がけください!
私も有意義なひとときを過ごせるよう積極的にコミュニケーションを図ってまいりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします!
*プロジェクト発足の経緯や目的を伝える。
*具体的なビジョンでメンバーを鼓舞する。
*メンバーの不安を払しょくするような言葉を述べる。
*決起会への意気込みで締めくくる。
乾杯の挨拶
乾杯の挨拶は司会者や主催者の代表など、決起会の適任者が行います。
誠に僭越(せんえつ)ながら、乾杯の挨拶を務めさせていただきます。
今回のプロジェクトへの取り組みは会社の発展に尽力できるだけでなく、○○業界、ひいては人手不足に直面している社会全体への貢献となる大きな可能性をもっています。
私自身も期待と緊張感で武者震いしていますが、ここに集結したメンバーの顔ぶれを拝見し、改めてプロジェクトに参加できることに誇りをもてました。そしてプロジェクトの成功を確信しています!
明日から始まるプロジェクトに向け、この決起会がチームでの有意義なひとときとなるよう、存分に交流を深めていきましょう!
それでは、乾杯に移りたいと思います。
皆様、グラスの準備はよろしいでしょうか。
○○プロジェクトの始動とチームの結集に、乾杯!
ありがとうございました!
*プロジェクトの意義や達成イメージを示す。
*決意表明をしながらメンバーを鼓舞する。
*決起会への意気込みで締めくくる。
*グラスの準備を確認してから乾杯する。
自己紹介
自己紹介は決起会の参加者全員が行います。プロジェクトへの参加経験の違いも加えながら内容を考えましょう。
プロジェクト初参加
今回は大変チャレンジングな○○プロジェクトに参加させていただきありがとうございます。
今回のプロジェクトでは主に○○を担当いたします。これまで大きなプロジェクトに参加した経験がないので、お話をいただいた当初はお役に立てるか不安もありましたが、こうして決起会で皆様にお会いでき、とても心強く感じています。
なにかとご相談させていただく場面もあるかと思いますが、自分の強みを発揮できるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします!
*プロジェクト参加へのお礼を述べる。
*チームにおける自分の担当を示す。
*初参加であることを伝えつつ前向きな言葉で締める。
*プロジェクトへの意気込みで締めくくる。
プロジェクト参加あり
このような夢のあるプロジェクトに参加させていただき、ありがとうございます。
プロジェクトへの参加は○回目となりますが、それぞれが唯一無二のものですから、今回も新たな気持ちで臨む所存です。
日常業務では○○や○○に取り組んでいますので、なにかお役に立てることがありましたら、いつでもお声がけください。
プロジェクトの成功とチームの活躍に尽力できるよう精一杯取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします!
*プロジェクト参加へのお礼を述べる。
*チームにおける自分の担当を示す。
*これまでの経験や専門分野を明言する。
*プロジェクトへの意気込みで締めくくる。
閉会の挨拶
閉会の挨拶は司会者が閉会宣言とともに行ったり、主催者の代表が行ったり、決起会の内容などによって異なります。
誠に僭越ながら、私から閉会の挨拶を務めさせていただきます。
本日はご多用の中、○○プロジェクト決起会にご参加いただき、ありがとうございました。
プロジェクトの成功に欠かせない精鋭が集結した決起会となり、大変有意義に過ごせました。
また、さまざま意見交換もでき、早くも明日からの課題が共有でき、とても嬉しく思います。
大きな可能性を秘めたチャレンジングなプロジェクトだからこそ、順風満帆というわけにはいかないかもしれませんが、このメンバーとならチーム一丸となって前向きに取り組めるはずです。
私も微力ながらプロジェクトの一端を担ってまいりますので、みなで支え合い、高め合いながら進めていきましょう!
本日はご参加いただき、誠にありがとうございました!
*プロジェクト参加へのお礼を述べる。
*決起会に参加しての感想を簡潔に述べる。
*チームやプロジェクトへの明るい展望を語る。
*プロジェクトへの意気込みで参加者を鼓舞する。
*最後に改めて参加へのお礼を述べて締めくくる。
閉会宣言
一般的に閉会宣言は司会者が行います。
本日はご多用の中お集りいただき、誠にありがとうございました!
※必用に応じて「手締め」で終了します。
●1本締め……よぉーっ。パパパン・パパパン・パパパンパン。
●3本締め……よぉーっ。パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)、もう1丁orもう1本、パパパン・パパパン・パパパンパン。
まとめ
決起会における挨拶は参加者の士気を高める大切な場面です。司会者は進行ポイントを踏まえ、挨拶する参加者は立場に応じたポイントを盛り込み、決起会を盛り上げていきましょう。
本記事では、決起会での挨拶に活用できる場面ごとの挨拶例文も紹介しました。ぜひ、本記事を参考にしながら、決起会の準備や本番までのリハーサルに役立ててくださいね!