内定式には、どのような髪型で出席すればいいのでしょうか。
入社に向けた大切な行事ですから、ふさわしい髪型で失礼のないようにしたいものです。
◆この記事でわかること
- 内定式における「共通」の髪型マナー
- 内定式における「男女別」の髪型マナー
- 内定式の髪型にまつわる疑問(FAQ)
ぜひ、本記事をご活用いただき、ふさわしい髪型で内定式をお迎えください。
【共通】内定式の髪型マナー
内定式に出席するときは、男性も女性も好ましいマナーを心がけましょう。
ここでは、内定式における男女共通の髪型マナーについて紹介します。
- ●どのような髪型でも清潔感があるか
- ●就活中と変わらない印象であるか
- ●社会人としての自覚をもっているか
それぞれ、内定式における髪型の共通マナーについて確認していきましょう。
どのような髪型でも清潔感があるか
内定式における髪型マナーの鉄則は「清潔感」です。
どのような長さやヘアアレンジであっても、顔周りがすっきり見えること。
もちろん、寝グセや広がり、肩に落ちるフケなど清潔さを欠く状態は厳禁です。
就活中と変わらない印象であるか
内定式の髪型に悩んだら、就活中と変わらない印象であることは判断材料のひとつになります。
たとえば、履歴書に貼った証明写真の髪型、あるいは面接や会社説明会に出向いたときの髪型を参考にしましょう。
社会人としての自覚をもっているか
まだ学生という立場であっても、内定式には「入社」を意識して臨みましょう。
髪型だけでなく、服装や立ち居振る舞い、言葉遣いにおいても社会人としての自覚をもつことが大切です。
内定式は会社関係者と内定者が一堂に会するビジネスシーンですから、自分の印象が職場にふさわしいかを基準にビジネスマナーを心がけましょう。
【男性】内定式の髪型マナー
内定式にふさわしい男性の髪型
- ●ショートヘア(ベリーショート):耳・襟足すっきり、清潔感抜群
- ●ナチュラルショート:適度な長さで毛先に動きのある自然なスタイル
- ●アップバングスタイル:前髪を上げて額を見せることで爽やかな印象
パーマやツーブロックは、ベンチャー企業やクリエイティブ系、アパレル業界、IT業界など、社風によっては許容される場合もありますが、内定者として出席する場合は控えましょう。
ウルフカットは、もともとバンドマンのスタイルとして流行した髪型ですので、ビジネスシーンである内定式には不向きな髪型です。
内定式にはスーツを基本としたフォーマル寄りの服装をするのですから、髪型にもフォーマル感を意識することが大切です。
ここからは、内定式における男性の髪型マナーについて解説します。
髪色
髪色は黒髪または自然なダークブラウンなど地毛に近い色を基本にします。
ブリーチやカラーリングでアレンジした派手な色は避けましょう。
長さ
最適な髪の長さは、ショート~ミディアムショートで顔がはっきり見える長さ。
全体の印象として耳や襟足がすっきり見せられているかがポイントです。
サイドは耳にかからない程度にし、襟足はシャツの襟にかからない長さで整えましょう。
トップは短すぎると硬い印象になるため、少しボリュームを残す程度にします。
前髪
前髪は、アップバングなどで額を見せるスタイルが好印象です。
目や耳にかからないよう、また眉毛が隠れてしまわないようにしましょう。
オールバックはNGではありませんが、髪が乱れやすいほか、ジェルで固めすぎると爽やかさが損なわれます。
内定式においては、ナチュラルに流すスタイルか七三分けがよいでしょう。
整髪料
ワックスやジェル、オイルなどでスタイリングする場合は、マット系またはナチュラル系を選びます。
束感やツヤを強調しすぎず、仕上げに軽く手ぐしで整えるようにしましょう。
また、お辞儀をしたときに乱れないよう、ミストやスプレーで軽めに固定してもかまいません。
ベタベタ、テカテカしたオイル感や、キラキラしたラメ感、ガチガチに固まったハード感はNGです。
また、強い香りのするスタイリング剤も控えましょう。
【女性】内定式の髪型マナー
内定式にふさわしい女性の髪型
- ●ボブ(ストレート):ナチュラルな清潔感が好印象
- ●セミロングのストレート:毛先まで整った知的な印象
- ●ハーフアップ:顔周りがすっきりして上品な印象
- ●お団子(シニヨン):低めの位置でまとめ誠実な印象
- ●シンプルなポニーテール:低めで結ぶと落ち着いた印象
お団子(シニヨン)は、トップなど耳より高い位置でまとめるとカジュアルな印象になるので気をつけましょう。
ウルフカットは、もともとバンドマンのスタイルとして流行した髪型ですので、ビジネスシーンである内定式には不向きな髪型です。
また、強めのカールや編み込みもビジネス向きではないため、内定式においては控えましょう。
パーマは、ベンチャー企業やクリエイティブ系、アパレル業界、IT業界など、社風によっては許容される場合もありますが、内定者として出席する場合は控えるのがベター。
内定式にはスーツを基本としたフォーマル寄りの服装をするのですから、髪型にもフォーマル感を意識することが大切です。
ここからは、内定式における女性の髪型マナーについて解説します。
髪色
髪色は黒髪または自然なダークブラウンなど地毛に近い色を基本にします。
ブリーチやカラーリングでアレンジした派手な色は避けましょう。
長さ
全体の印象として顔がすっきり見せられているかがポイントです。
髪の長さがショート~ミディアムであれば、そのままでヘアセットを整えるだけでかまいません。
肩より長いロングヘアの場合は、ポニーテールやハーフアップ、シニヨンでまとめましょう。
結ぶ位置によって印象が変わるため、耳のあたりか、それよりやや低い位置で後頭部の中心あたりを結ぶのが目安です。
後れ毛や頭頂部の短い毛も、まとめないと清潔感が損なわれますから、ヘアピンや整髪料でしっかりと整えましょう。
前髪
前髪は顔がはっきり見える長さで、目や耳にかからないようにするのがポイントです。
たとえば、目にかからない長さで軽く流すナチュラルな前髪や自然に作られたシースルーバングなど。
前髪を下した「前髪ぱっつん」や「姫カット」のほか、こめかみから耳の前あたりに垂らした「触覚」は厳禁です。
長い前髪は、ヘアピンで留めたり、ヘアスプレーで軽く固めて、お辞儀のときに乱れないようにしましょう。
整髪料
ワックスやジェル、オイルなどでスタイリングする場合は、マット系またはナチュラル系を選びます。
束感やツヤを強調しすぎず、髪型に合わせて適切なスタイリング剤で整えるようにしましょう。
また、お辞儀をしたときに乱れないよう、前髪はミストやスプレーで軽めに固定してもかまいません。
ベタベタ、テカテカしたオイル感や、キラキラしたラメ感、ガチガチに固まったハード感はNGです。
強い香りのするスタイリング剤も控えましょう。
ヘアアクセサリー
ロングヘアをまとめるときは、シンプルなヘアゴムや髪色に合わせた無地のバレッタなどを使用しましょう。
カジュアルな印象を与えるシュシュやカチューシャ、飾り付きのヘアアクセサリーはビジネスシーンには不向きです。
内定式の髪型にまつわる疑問(FAQ)
内定式の髪型について、基本的なマナーのほかにも気になることがあるのではないでしょうか。
ここでは、内定式で失礼のないよう、内定者の髪型マナーにまつわる疑問を解決していきましょう。
- ●Q. 天然パーマの場合はどうすればいい?
- ●Q. パーマをかけている場合の対処法は?
- ●Q. 黒髪スプレーや黒髪ウィッグはあり?
内定式の髪型マナーにおける疑問について回答をしていきます。
天然パーマの場合はどうすればいい?
無理にストレートにする必要はありませんが、うねりや広がりを抑えるため、適量のワックスやヘアオイル、ヘアピンなどで整えましょう。
また、ロングヘアの場合は、まとめ髪やハーフアップで「きちんと感」を出しておくのもポイントです。
パーマをかけている場合の対処法は?
できればストレートパーマで直毛に戻すのが最善ですが、どうしても間に合わない場合はヘアアイロンで髪を伸ばすか、髪をまとめるようにしましょう。
業種や社風によってはナチュラルパーマであれば問題ないケースもありますが、やはりフォーマルな場なので、おしゃれ優先ではなく好印象を最優先にすることが大切です。
黒髪スプレーや黒髪ウィッグはあり?
内定式のときだけ黒髪スプレーや黒髪ウィッグで実際のヘアスタイルをカバーしようとすること自体はNGではありません。
しかし、黒髪スプレーの場合は色ムラがあると不自然な仕上がりになりますし、黒髪ウィッグの場合は整髪料を使ったスタイリングがしづらいというデメリットがあります。
いずれにしても地毛に戻す方が費用や手間がかからないのであれば、できるだけ地毛をベースに整えるのがよいでしょう。
まとめ
内定式には、ふさわしい髪型で出席することが内定者としてのマナーです。
内定式にふさわしい男性の髪型
- ●ショートヘア(ベリーショート):耳・襟足すっきり、清潔感抜群
- ●ナチュラルショート:適度な長さで毛先に動きのある自然なスタイル
- ●アップバングスタイル:前髪を上げて額を見せることで爽やかな印象
内定式にふさわしい女性の髪型
- ●ボブ(ストレート):ナチュラルな清潔感が好印象
- ●セミロングのストレート:毛先まで整った知的な印象
- ●ハーフアップ:顔周りがすっきりして上品な印象
- ●お団子(シニヨン):低めの位置でまとめ誠実な印象
- ●シンプルなポニーテール:低めで結ぶと落ち着いた印象
また、男女共通して内定者としての心がけを髪型に反映させるのも大切なマナーです。
- ●どのような髪型でも清潔感があるか
- ●就活中と変わらない印象であるか
- ●社会人としての自覚をもっているか
ぜひ、本記事で紹介した髪型マナーを参考にしながら、これからの準備や当日の身だしなみにご活用ください。
尚、内定式の「服装」については関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。