懇親会で「締め」の挨拶をすることになり、「どうすればいい?」とお悩みなら本記事は必見です!
本記事では、懇親会の「締め」の挨拶について流れや基本構成、ポイントなどを紹介しています。
ビジネスライクなものからユーモア交じりのカジュアルなものまでパターン別の挨拶例文集もまとめていますので、ぜひ、当日までの準備にお役立てください。
懇親会の「締め挨拶」と「中締め挨拶」の違い
締め挨拶 | 懇親会をお開きにして散会させるため。 |
中締め挨拶 | いったん懇親会に区切りをつけるため。 |
懇親会での「締め」の挨拶には上記の二通りがあります。おなじ「締め」の挨拶でも、やや内容が異なるため、どの挨拶を担当するのか把握した上で話す内容を考えましょう。
懇親会での「締め挨拶」の基本的な流れ
一般的に、懇親会での「締め」の挨拶は一次会の終了前に以下の流れで行われます。
- 中締めの挨拶
- 手締め
- 締めの挨拶(閉会宣言)
ここからは、それぞれの挨拶の基本的な流れも見ていきましょう。
中締めの挨拶
帰宅者や次の予定がある参加者のため、たとえ懇親会が延長されたり二次会へ移ったりする場合でも、いったん中締めの挨拶で一次会をお開きにします。
- 簡単な挨拶
- 懇親会の振り返り
- 現況や今後について
- 締めくくりの一言
進行(幹事、司会者)
幹事や司会者は中締めの挨拶をする人を紹介します。懇親会の規模や参加者層などによっては、幹事や司会者が中締めから閉会宣言まで行ってもかまいません。
◇社内のみの場合
宴もたけなわではございますが、ここで○○副社長に中締めの挨拶をお願いしたいと思います。
それでは○○副社長、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)○○副社長、ありがとうございました。
◇社外の来賓もいる場合
宴もたけなわではございますが、ここで弊社代表取締役副社長○○より中締めの挨拶を申し上げます。
よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)お礼は不要
手締め、万歳三唱など
中締めの挨拶の後、景気づけとして手締めや万歳三唱で締めくくります。どの締め方を採用するかは会社や地域によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
・1本締め……よぉーっ! パパパン・パパパン・パパパンパン!
・3本締め……よぉーっ! パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)、もう1丁orもう1本、パパパン・パパパン・パパパンパン!
・万歳三唱……バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ!(声をそろえながら両手を上げる動作を三回繰り返す)
締めの挨拶(閉会宣言)
締めの挨拶は、懇親会を散会させるための閉会宣言として幹事や司会者が行います。
- 閉会のアナウンス
- 懇親会の振り返り
- お礼の一言
- 締めくくり
閉会宣言は以下のような内容で行いましょう。
これにて、○○懇親会をお開きとさせていただきます。
不慣れな進行で至らぬ点もあったかと思いますが、皆様のおかげで懇親会を盛り上げることができました。
皆様、長らくお付き合いくださり、誠にありがとうございました。
◇二次会がある場合
まだまだ交流を楽しみたい方のために、この後、○○(会場名)での二次会を用意しております。
ご参加いただける方は会場までご案内しますので、ご退席後、お店の前でお待ちください。
このままご散会の方は、お忘れ物がないかご確認の上、どうぞ気をつけてお帰りください。
本日は誠にありがとうございました!
【パターン別】懇親会の「中締め挨拶」に役立つ例文
ここでは、懇親会の中締めに役立つ挨拶例文を紹介します。ビジネス宴会での基本からカジュアル飲み会に使える面白い系までパターン別でまとめていますので、表現の硬さ、くだけ具合いを参考にしながら立場やシーンに合わせてご活用ください。
ビジネス宴会での「基本的」な中締め挨拶
ご紹介にあずかりましたので、僭越ながら、ご挨拶をさせていただきます。
本日の懇親会の目的は、日常業務の中では交流できないメンバー同士の親睦を深めるためでした。
皆様、それぞれに意見交換や情報共有の場として有意義な時間が過ごせましたでしょうか。
せっかくの機会でしたから、本日の交流をきっかけとして、ぜひ、社内でのコミュニケーションやチームワークにつなげていってください。
それでは、最後に株式会社○○のますますの発展と皆様のいっそうのご活躍を祈念いたしまして、○○締めで締めたいと思います。
ご準備はよろしいでしょうか。
それではお手を拝借、よぉーっ!
ありがとうございました!
*懇親会で得たものを次につなげる一言。
*会社や参加者に対する締めくくりの一言。
ビジネス宴会での「中堅社員向け」の中締め挨拶
ただいまご紹介にあずかりました、○○部所属 ○○担当の○○○○でございます。
僭越ながら、ご挨拶をさせていただきます。
本日は、このような場を設けていただき、誠にありがとうございます。
日常業務の中では交流できない方々との意見交換や情報共有ができ、非常に有意義な時間が過ごせました。
本日の交流を今後の業務に生かすべく、社内でのコミュニケーションやチームワークにつなげていく所存です。
来月からは○○プロジェクトも始動しますので、社内一丸となって新たなチャレンジに取り組んでまいりましょう。
それでは、最後に株式会社○○のますますの発展と皆様のいっそうのご活躍を祈念いたしまして、○○締めで締めたいと思います。
ご準備はよろしいでしょうか。
それではお手を拝借、よぉーっ!
ありがとうございました!
*懇親会で得たものを次につなげる一言。
*今後の抱負や決意を掲げる一言。
*会社や参加者に対する締めくくりの一言。
ビジネス宴会での「新入社員向け」の中締め挨拶
ただいまご紹介にあずかりました、○○部所属 ○○担当の○○○○でございます。
若輩者ではございますが、締めのご挨拶をさせていただきます。
本日は、このような場を設けていただき、誠にありがとうございます。
なかなか日常業務の中ではお話できない先輩方とも交流させていただき、非常に有意義な時間が過ごせました。
せっかくの機会を今後の業務に生かすためにも、社内でのコミュニケーションを積極的に図っていきたいと思います。
まだまだ一人立ちには課題が山積みで先輩方のお世話になることも多いかと思いますが、一日も早く戦力になれるよう精一杯頑張りますので、今後もご指導のほどよろしくお願いいたします。
それでは、最後に株式会社○○のますますの発展と社員の方お一人お一人のご健勝を祈念いたしまして、○○締めで締めたいと思います。
ご準備はよろしいでしょうか。
それではお手を拝借、よぉーっ!
ありがとうございました!
*懇親会で得たものを次につなげる一言。
*今後の抱負や決意を掲げる一言。
*会社や参加者に対する締めくくりの一言。
ビジネス宴会での「ユーモア」ある中締め挨拶
ご紹介にあずかりましたので、僭越ながら、ご挨拶をさせていただきます。
本日の懇親会では日常業務の中では交流できないメンバー同士の親睦を深められ、それぞれに意見交換や情報共有の場として有意義な時間が過ごせたのではないでしょうか。
せっかくの機会でしたから、本日の交流をきっかけとして、ぜひ、今後もコミュニケーションを充実させてきましょう。
私たちのコミュニケーションが活性すればするほど社内におけるコミュニケーションコストが削減できるので会社への貢献にもなります!
コストカット最優先のご時世ですが、このような交流の場を活用しながら人と人の「つながり」は大切にしていきたいですね!
それでは、最後に株式会社○○のますますの発展と皆様のいっそうのご活躍を祈念いたしまして、○○締めで締めたいと思います。
ご準備はよろしいでしょうか。
それではお手を拝借、よぉーっ!
ありがとうございました!
*懇親会で得たものを次につなげる一言。
*トレンドワードを例えにした面白い一言。
*会社や参加者に対する締めくくりの一言。
カジュアル飲み会での「基本的」な中締め挨拶
ご紹介にあずかりましたので、僭越ながら、ご挨拶をさせていただきます。
本日は初見の方も多く参加されましたが、皆さん、存分に親睦を深められましたか!?
それぞれに意見交換や情報共有の場として活用していただけたのでしたら嬉しいです。
せっかくの機会でしたから、本日の交流をきっかけとして、ぜひ、今後もコミュニケーションやチームワークに活用していってください。
それでは、最後に皆様のますますのご健勝とご活躍を祈念いたしまして、○○締めで締めていきましょう!
ご準備はよろしいでしょうか。
それではお手を拝借、よぉーっ!
ありがとうございました!
*懇親会で得たものを次につなげる一言。
*会社や参加者に対する締めくくりの一言。
カジュアル飲み会での「ユーモア」ある中締め挨拶
ご紹介にあずかりましたので、僭越ながら、ご挨拶をさせていただきます。
しかしながら「挨拶」と「校長先生の話」は短い方が喜ばれますよね!
「校長先生」ではありませんが、一言だけ(笑)
本日は初見の方も多く参加されましたが、皆さん、存分に親睦を深められましたか!?
それぞれに意見交換や情報共有の場として活用していただけたのでしたら嬉しいです。
それでは、最後に皆様のますますのご健勝とご活躍を祈念いたしまして、○○締めで締めていきましょう!
ご準備はよろしいでしょうか。
それではお手を拝借、よぉーっ!
ありがとうございました!
*懇親会の振り返りをうながす一言。
*懇親会で得たものを次につなげる一言。
*会社や参加者に対する締めくくりの一言。
まとめ
懇親会での「締め挨拶」や「中締め挨拶」は流れや基本構成に沿ってまとめましょう。
本記事では、ビジネス宴会での基本からカジュアル飲み会での面白い系までパターン別で挨拶例文を紹介しました。
ぜひ、予定している懇親会に合わせてカスタマイズしながらスマートな挨拶を披露してくださいね。
尚、懇親会の余興やゲームなどについては別の記事に詳しく書かれていますので、よければ合わせてご覧ください。