懇親会の挨拶例文と失敗しないためのポイント!

懇親会で挨拶をすることになったら、上手くできるか不安になりますよね。
特にこの記事を読む皆さんの中には、「あまり前に立つことが少ない方」「宴会の挨拶の経験が少ない方」も多いのではないでしょうか。

よくある懇親会を想定し、テーマごとに使える例文を用意しました。口下手な人や自分で考えるのが面倒だという人もそのままコピペで使えるようなっています。

近いうちに懇親会の幹事をやる予定の方や、懇親会で挨拶をしなければならない方にご活用いただければ、当日の挨拶はビシッと決まります。

懇親会の挨拶を考える前に知っておきたいこと

懇親会はカジュアル寄りの宴会です。懇親会の目的は「参加者同士が親交を深めつつ情報交換を行うこと。
そのため堅苦しい雰囲気よりも会話が盛り上がるようなフランクな会が求められています。
懇親会は比較的カジュアルな雰囲気の宴会であることを意識して挨拶に臨むようにしましょう。

挨拶はできるだけ手短に

懇親会での挨拶はできるだけ短い方が好まれます。理由は参加者の交流時間を出来るだけ長く確保したいから。
宴会の時間は長くても数時間と限られています。

懇親会のメインイベントは参加者の交流なので、挨拶はできるだけ短く抑えて交流時間を出来るだけ長くできるようにしましょう。具体的には挨拶は1~2分の間で収めておくと良いです。

挨拶の時に最低限押さえるべきマナー

カジュアルな宴会である懇親会ですが、最低限押さえるべきマナーがいくつかあります。押さえておきたい必須マナーは以下の4点です。

  • 立ち上がって一礼する
  • 挨拶は明るく大きな声で
  • 自己紹介を忘れない
  • 最後に一礼する

そこまで複雑なマナーではないので挨拶前に軽くチェックしておきましょう。

懇親会のどのタイミングで挨拶が必要?

懇親会の挨拶をするにも、どのタイミングで行うのか知らないと心づもりができません。ここでは、一般的な懇親会の流れをチェックしておきましょう。

よくある懇親会の流れ

  1. 開会宣言
  2. 開会の挨拶
  3. 乾杯
  4. 食事・歓談
  5. 参加者の挨拶
  6. 余興など
  7. 食事・歓談
  8. 締めの挨拶
  9. 閉会宣言

この懇親会の流れの中で挨拶は、太字になっている「開会の挨拶」「参加者の挨拶」「締めの挨拶」の3種類あります。
それぞれの場面でどのようなポイントに気を付けて挨拶をしなければならないのか見ていきましょう。

懇親会挨拶で気を付けたいポイント4選

一つ一つの例文を見る前に、懇親会で挨拶をする時にチェックしておきたいポイントを4つ紹介します。

1.まずは挨拶の流れをしっかりチェック

宴会の挨拶で一番重要なことは挨拶の型を覚えることです。懇親会での挨拶は以下の順序で行いましょう。

  1. 前振り(自己紹介や感謝)
  2. 会についてのコメントを一言入れる
  3. 乾杯や締めの音頭をとる

この構成に沿って挨拶をすれば大きく外すことはありません。挨拶の大枠を作るうえで是非参考にしてください。

2.開会の挨拶では「会の主旨」を強調

開会の挨拶で一番重要なことは「会の主旨」を確認すること。懇親会で最初に行う挨拶は、開会の挨拶です。

最初に懇親会の目的を全員で共有しておくことで、会をより意義のあるものにできます。懇親会での時間を無駄にしないためにも、開会の挨拶で「会の主旨」を確認するようにしましょう。

3.会の途中の参加者挨拶で一番重要なポイントは自己紹介

会の途中の挨拶では自分がどのような人間であるかを分かりやすくアピールしてください。
理由は懇親会の目的が参加者の交流と情報交換だからです。自己紹介によって別の参加者があなたに興味を持てるようにしましょう。

特に情報交換色が強い懇親会では、以下の良い例のように自分の持っている情報がどのようなものかわかるように
自己紹介をしましょう。ここでの自己紹介を工夫することで懇親会での時間をより有意義に過ごせるはずです。

私は○○部の○○と申します。普段の業務では主に○○○○を担当させていただいております。

4.中締めの挨拶では「今後の展開」について触れる

中締めの挨拶では「今後の展開」について触れておきましょう。せっかく行った懇親会を無駄なものにしないためにも、「懇親会での交流を意義あるものにする」という意思表示は重要です。

中締めでは懇親会での交流を生かせるよう「気を引き締め、社員一丸となって万全の体制で目標に臨みましょう。」などと一言添えてから、締めるようにしましょう。

それぞれの挨拶で押さえなければいけないポイント、お分かりいただけましたでしょうか。

懇親会の挨拶の文章を作ってみよう

ここまでで紹介したポイントを押さえて挨拶の文面を考えれば間違いない挨拶ができます。しかし実際に今まで挨拶をしたことない方は例文などを見ながら考えたいですよね。
そこでここからは具体的な例文を紹介していきます。

本記事ではよくある懇親会のシチュエーションごとに紹介します。シチュエーションは以下の7つです。

以下の懇親会の中で自分が挨拶をする懇親会シチュエーションが選べます。

  1. 社内懇親会
  2. 取引先との懇親会
  3. 内定者懇親会
  4. PTA懇親会
  5. 保育園・幼稚園の懇親会
  6. OB会の懇親会
  7. 地域の懇親会

それぞれのシチュエーションの中で、「開会の挨拶」「参加者の挨拶」「締めの挨拶」の3つの場面での例文を見ていきましょう。

社内懇親会の挨拶で使える例文

最初に紹介するシチュエーションは社内懇親会です。

社内懇親会の開会の挨拶

皆さん、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。○○部の○○○○と申します。よろしくおねがいいたします。

皆さんの力で年初に立ち上げた新事業が軌道に乗り、ますます今後のやりがいにつながることと思います。これまで以上に一丸となり、さらなる事業の発展に取り組みましょう。

今夜は時間の限り、大いに飲んで食べ、部署を超えて親睦を深めながら楽しんでください。

それでは皆さんグラスをお持ちください。

乾杯!

懇親会のテーマに触れるエピソードを盛り込み、社員をねぎらったり、先のビジョンを語ったりなどしましょう。

社内懇親会の参加者の挨拶

○○部の○○○○です。主に○○の業務を担当しています。入社して○年の若輩者ですので、会社では先輩方のご指導のもと、早く一人前になれるようにと励んでいます。

プライベートでは、高校時代から続けているサッカーに熱中しています。リーグ戦を観戦したり、週末にはフットサルを楽しんだりしていますので、サッカーに興味のある方がいらっしゃいましたら是非お声がけください。

よろしくお願いいたします。

会社での立場や担当を紹介し、仕事への思いとともに個人的なエピソードを加え、親しみのある挨拶をしましょう。

社内懇親会の中締めの挨拶

宴もたけなわでございますが、そろそろお時間がまいりました。
ここで締めの挨拶をさせていただきます。今年は○○な年でしたが、皆様のお蔭で業績も好調となり、来年以降の事業計画に大きな展望が開ける状況です。
いっそう気を引き締め、社員一丸となって万全の体制で臨みましょう。今年も残すところ○○となりましたが、個々の目標にも貪欲に取り組んでください。

それでは、我が社のますますの繁栄を祈念し、○本締めをさせていただきます。皆様、お手を拝借。よぉ~(手締め)。
ありがとうございました。

社員のモチベーションを高めるような内容で締めくくり、ねぎらいの言葉も添えておきましょう。

取引先との懇親会の挨拶で使える例文

次に紹介するシチュエーションは取引先との懇親会です。

取引先との懇親会での開会の挨拶

本日はお忙しい中、弊社主催の懇親会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。ご紹介に預かりました、私は○○部の○○○○と申します。よろしくお願いいたします。

毎年恒例の懇親会は、いつもお世話になっているお取引様との親睦を深めるのが目的です。今後も共に協力し合い、お互いの事業の発展と拡大に向けて頑張ってまいりましょう。

今夜は日頃の関わりに関係なく、どなた様も気軽に歓談を楽しんでいただき、お酒や料理もたくさん味わっていただければと思います。

誠に申し訳ありませんが、グラスを手にご起立をお願いいたします。

プロジェクトの成功と皆様のご健勝、ご活躍を祈念いたしまして、乾杯!

社外の参加者を気遣う言葉をかけたり、結束を強めるメッセージを込めたりし、和気あいあいとした雰囲気になるようにしましょう。

取引先との懇親会での参加者の挨拶

○○部の○○○○です。□□社様には○○でお世話になっております。
現在は新商品のプロモーションに向けて試行錯誤の日々ですが、今後とも果敢にチャレンジしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
昨年、夏季休暇の際にエジプトに行ったのですが、遺跡巡りなどを通じて壮大な視野が持てたことは仕事に生かせるだけでなく、人生観にもいい影響を受けられたと感じてます。
お取引様とは仕事のこと以外でも心置きなく話せたら嬉しいので、今夜に限らず気軽に接していただければと思います。

取引先との関係性や取り組み課題などを紹介し、プライベートな話を端的に盛り込んで親近感を持ってもらいましょう

取引先との懇親会での中締めの挨拶

皆様、ご歓談中失礼いたします。
そろそろ、お開きの時間が近づいてまいりました。ご指名に預かりましたので、ここで締めの挨拶とさせていただきます。
今年は○○に新規出店を果たし、来年は○号店のオープンも控えております。これもひとえに、お取引様のご支援・ご協力の賜と深く感謝いたします。
皆様とともにますます発展できるよう、さらなる努力を重ねますので今後もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ここにお集まりの皆様の繁栄を祈念し、○本締めをさせていただきます。皆様、お手を拝借。よぉ~(手締め)。ありがとうございました。

取引先へのお礼や、取引先を立てるような内容を盛り込んだ挨拶をしましょう。

内定者懇親会の挨拶で使える例文

次に紹介するシチュエーションは内定者懇親会です。

内定者懇親会

内定者の皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。私は人事部の○○○○と申します。よろしくお願いいたします。

まずは皆さん、このたびの内定、誠におめでとうございます。

入社式まで○カ月間ありますが、ぜひ、悔いの残らないよう有意義に過ごしてください。社員一同、皆さんが入社される日を心待ちにしています。

本日は、皆さんの入社後、一緒に仕事をする仲間や先輩が同席していますので、この機会に率直にコミュニケーションを図ってくださいね。

それでは乾杯の音頭を取らせていただきます。

乾杯!

内定者への祝福を伝え、緊張をほぐしたり、どのように振る舞えばいいかを教えてあげたりしましょう。

内定者懇親会での参加者の挨拶

皆様、こんにちは。○○大学○○学部○○学科の○○○○です。○○を専攻し、4年間○○について研究をしていました。

登山が趣味なので山岳部に所属し、数々の名峰を訪れたのが大学時代の最大の思い出です。
また、写真を撮るのも好きで、これまで山頂からの景色を撮影しました。Instagramにも投稿していますので、もし、ご興味がある方はご覧ください。
よく、仕事や人生は山登りに例えられますが、これまでの経験が入社後の生活や職務に生かされれば嬉しいです。同期入社の皆様とともに仕事ができることを楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いします。

大学などで取り組んだことや夢中になったことを紹介し、内定者らしく入社後の決意も簡潔に添えるとよいでしょう。

内定者懇親会での中締めの挨拶

盛り上がっているところ恐縮ですが、お時間がまいりましたので一旦ここで締めさせていただきます。本日は楽しく過ごしていただけましたでしょうか。
内定者の皆さんに次回お会いするのは入社式です。ぜひ、学生生活を最後まで満喫していただき、体調にも気をつけてお過ごしください。入社式を楽しみにしています。

それでは、○本締めでお開きとさせていただきます。皆様、お手を拝借。よぉ~(手締め)。
ありがとうございました。

入社式までの時間を気づかったり、入社式を心待ちにしてもらえる言葉がけをしたりしましょう。

PTA懇親会の挨拶で使える例文

次に紹介するシチュエーションはPTA懇親会です。

PTA懇親会での開会の挨拶

皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。私は○年○組の○○○○の母、○○と申します。よろしくお願いいたします。

では、これより、○○学校PTA懇親会を始めます。

本日は○○○○というテーマで議論を深められたらと思います。皆様からのご意見や疑問は、今後の○○に向けて貴重な声となります。

学校との連携体制を固める上でも大いに参考にさせていただきますので、ぜひ、積極的にご発言ください。よろしくお願いいたします。

皆様グラスをお持ちになってご唱和お願いいたします。

皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、乾杯!

懇親会のテーマを伝え、参加者に目的意識を持たせたり、ゴールを見せたりしましょう。

PTA懇親会での参加者の挨拶

皆様、こんにちは。本年度、PTAの○○役員を務めさせていただきます○年〇組○○○○の母の○○と申します。

初めてのお役目でご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、お役に立てるよう精一杯務めますので、どうぞよろしくお願いいたします。

PTAの位置づけを添えて自己紹介し、立場的に不慣れであっても誠意が伝わるような挨拶をしましょう。

PTA懇親会での中締めの挨拶

皆様、長時間お疲れさまでした。

本日は○○○○というテーマについて貴重な意見交換ができました。これを機会に、保護者間や学校との連携や関係を強化し、子供たちの学校生活を充実させられればと思います。

それでは、本日はこれで閉会とさせていただきます。どうぞ皆様、お忘れ物なく気をつけてお帰りください。

ありがとうございました。

懇親会について振り返り、今後につながるひと言を添えて締めくくりましょう。

保育園・幼稚園での懇親会の挨拶で使える例文

次に紹介するシチュエーションは保育園・幼稚園での懇親会です。

保育園・幼稚園の懇親会での開会の挨拶

皆様、お忙しい中、ご参加いただきましてありがとうございます。○○○○の母、○○と申します。よろしくお願いいたします。

本日は保護者同士での親睦を深めるため、会長の○○さんのご提案でこのような場を設けさせていただきました。

初めて顔を合わせる方も多いと思いますが、保護者の私たちも子供たちのように親しい関係を築けたらと思います。子供のことや園のことだけでなく、お母さん、お父さんご自身のことなども話されて、楽しいひとときを過ごしてくださいね。

それではグラスをお持ちになってください。

乾杯!

懇親会の目的を伝えたり、慣れていない参加者にも配慮したりして全員が過ごしやすくなるようにしましょう。

保育園・幼稚園の懇親会での参加者の挨拶

○○組の○○○○の母、◯◯です。本日はよろしくお願いいたします。

娘は幼稚園の遊具で遊ぶのが大好きで、男の子に混じってやんちゃぶりを発揮していると先生からも伺っています。たぶん、父親譲りなのだと思うのですが、幼少の頃の私に似て女の子のお友達とおままごとをするのも好きなので、親子ともども仲良くしてくださると嬉しいです。

お迎えなどでお会いすることもあるかと思いますので、見かけましたらお気軽に声をかけてください。これから1年間、短い間ではございますがどうぞよろしくお願いいたします。

子供の性格や特徴をユーモアを交えて紹介し、親しみを感じてもらえるような挨拶をしましょう。

保育園・幼稚園の懇親会での中締めの挨拶

皆様、ご歓談中申し訳ございません。お時間がまいりましたので、本日はこのあたりでお開きとさせていただきます。

お母さん、お父さん同士が交流を深められ、有意義な時間がお過ごしいただけたのではないでしょうか。今後、園ではさまざまな行事がありますが、子供たちと一緒に素敵な思い出をたくさん作っていきましょう。

これから1年間、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

懇親会での交流が先々も生かせるようなメッセージで、親しみを込めた挨拶をしましょう。

OB会の懇親会の挨拶で使える例文

次に紹介するシチュエーションはOB会の懇親会です。

OB会の懇親会での開会の挨拶

皆様、本日はご多用の中、○○○○OB会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。ただいまご紹介に預かりました、○○の□□(名前)と申します。よろしくお願いいたします。

前回のOB会から○カ月(年)経ちましたが、皆様お元気そうで嬉しい限りです。この間、私自身は初孫に恵まれまして、会社は先月に退職いたしましたが新たな張り合いができ楽しく過ごさせてもらっています。

本日は、時間の許す限り近況などを語り合い、存分に飲んで食べて楽しみましょう。

乾杯の音頭を取らせて頂きますので、皆様ご唱和をお願いします。

皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、乾杯!

懐かしいメンバーとの再会にふさわしく親しみを込め、自分自身の近況や身近なエピソードを伝えて会を盛り上げましょう。

OB会の懇親会での参加者の挨拶

現在○○で○○をやっています、○○の○○○○と申します。本日は皆様と有意義な時間を過ごさせていただき、ありがとうございます。

OB会では、各先輩方のお話から新たな知見が得られ、後輩諸君からはさまざまな刺激をもらえるので、いつも楽しみに参加させていただいております。
今年は最後まで独身だった次男が結婚をし、再び夫婦だけの生活が始まりました。新婚当時と同じというわけにはいきませんが、夫婦仲良く暮らせるよう工夫をしている毎日です。
ぜひ、夫婦円満の秘訣なども教えてください。よろしくお願いいたします。

OB会について感じていることや近況などを述べ、ユーモアも交えて挨拶しましょう。

OB会の懇親会での中締めの挨拶

皆様、宴もたけなわでございますが、時間がまいりましたので締めの挨拶をさせていただきます。

まだまだ飲み足らない方は、ぜひ二次会にご参加くださいね。また来年も、皆様が元気にOB会に参加してくださることを楽しみにしています。

それでは、○本締めでお開きとさせていただきます。皆様、お手を拝借。よぉ~(手締め)。ありがとうございました。

参加者の健康や暮らしを気づかい、次の開催に期待をもたせたりして締めくくりましょう。

地域の懇親会の挨拶で使える例文

最後に紹介するシチュエーションは地域の懇親会です。

地域の懇親会での開会の挨拶

皆様、本日はお暑い中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。○○町自治会による懇親会を始めます。

私は本年度、自治会長を務めさせていただきます◯◯と申します。まだまだ就任したばかりでわからないことも多いのですが、精一杯務めさせていただきますので、どうぞ皆様お力添えをいただければと思います。

いつも自治会の取り組みにご協力いただけますこと、この場をお借りしましてお礼申し上げます。ありがとうございます。

今年は○○(場所や行事など)の○○も無事に○○でき、町に活気が出たのではないでしょうか。これもひとえに、地域の皆様の御支援あってのことと深く感謝いたしております。

本日は顔見知りの方もそうでない方も、せっかくの機会ですので積極的に交流していただき、仲を深めていただければと思います。

それではお手元のグラスをお持ちになって乾杯!

参加者へのお礼や地域の現状、新しく起きた変化などを伝え、場を和ませるような締めくくりをしましょう。

地域の懇親会での参加者の挨拶

○○町○丁目の○○です。引っ越してきたばかりで知らないことだらけですが、皆さんにいろいろと教わりながら地域になじんでいきたいと思います。

小学○年生と○年生の子供がいますので、朝の旗振りなどでお会いすることがあれば、ぜひ、お声をかけてください。よろしくお願いいたします。

地域との関わりなどを簡潔に紹介し、親しみを感じてもらえる挨拶をしましょう。

地域の懇親会での中締めの挨拶

皆様、お楽しみの中失礼します。そろそろお開きの時間がまいりました。
本日は長時間、ありがとうございました。今後もさまざまな行事や活動などで協力し合い、地域の安全や暮らしを守って行きましょう。
来月は公民館にて○○を予定しています。ご都合のよい方は、ぜひ、ご家族やご近所様をお誘いの上ご参加ください。
それでは、お気をつけてお帰りくださいね。

地域での一体感が持てるような言葉を添え、なにか案内があればアナウンスもしておきましょう。

懇親会の挨拶で失敗しないためのポイント

せっかく挨拶文を準備したなら、当日は失敗せずにスピーチしたいものです。ここでは、懇親会の挨拶を失敗しないための大切なポイントを紹介します。

練習しておく

シンプルだけど見落としがちなのが、練習をしておくことです。自分で考えた挨拶文を、実際に声に出してみましょう。

何度か練習しておくことで、当日の緊張も防げます。練習をするときのポイントは「実際に文字に起こしてみることです。実際に文字に起こすことで不自然でない点をチェックできます。

また文字に起こした際は文字数が400文字~600文字までに収まるとちょうどいい分量といえるでしょう。

長々と話さない

懇親会の挨拶で失敗をしないための二つ目のコツは「長々と話さない」という点です。

懇親会で長々と挨拶すると、聞き手を疲れさせたり、何を言っているのかわからなくさせたりします。また先に述べたように懇親会の主目的である、「情報交換」の時間をいたずらに削ってしまうことになります。

挨拶の目的は会のスタートにメリハリをつけることなので、盛り上げることは重要です。しかしたとえ会場の雰囲気が盛り上がっていたとしても、1~2分を目安に終えるようにしましょう。

普段より大きめの声を出す

挨拶ではできるだけ大きめの声で話すように心がけてください。実際の会場は想像以上に広かったり、騒がしかったりして声が通りにくい場合があります。いくら自宅で練習していても声が小さいと伝わりにくいため、せっかくの挨拶が台無しに。

また、マイクがあると緊張して余計に声が小さくなる場合もあります。第一声を大きく出すよう意識して、緊張をほぐしながら最後まで普段より大きめの声を意識しましょう。

ユーモアで懇親会挨拶をワンランクアップ

余裕があればより盛り上がる懇親会挨拶にするためにに、挨拶に「ユーモア」を入れることをおすすめします。

ここではユーモアを簡単に入れられる方法を2つ紹介します。

自虐ネタ

自虐ネタは鉄板でウケる冗談です。自分の弱点をさらけ出すようなことを言えば好感も得られるので一石二鳥ですね。

例)「こんなおじさんでも流行に乗りたくてタピオカ飲んだら血糖値が急激に上がって頭がくらくらしちゃいました。」

あまりマニアックなことを言って引かれないようにだけ注意してください。

時事ネタを入れる

時事ネタを入れるのもウケを狙いやすいネタです。時事ネタは旬であればある程ウケる反面、流行に後れると急にサムいギャグになります。

流行に敏感な方はいいですが、疎い方は避けたほうが無難かもしれませんね。

例)「あまり挨拶が長くなってチコちゃんに叱られるといけないのでこの辺にしておきます。」

懇親会本番に向けて挨拶の準備はしっかりと!

本記事では、懇親会の挨拶についてシチュエーションごとの例文を紹介してまいりました。ご自身が挨拶をする場面でのイメージは掴めましたでしょうか。

ぜひ、ポイントを押さえて挨拶文を考え、当日までに練習もして臨んでください。上手くやろうとすると逆効果な場合がありますので、リラックスして楽しむくらいがいいですよ。