歓迎会の案内がきたら、服装に悩みますよね。特に新入社員の方は歓迎会を経験したことない方がほとんどのため、何を着たら正解なのかわからないでしょう。
そこで本記事で、歓迎会におすすめの服装をご紹介いたします。マナーとしてOKな服装だけでなく、NGな服装もチェックしておきましょう。
最後まで読んでいただければ、きっと最適な服装がイメージできますよ!
歓迎会での服装の基本マナー
歓迎会の服装には、押さえておきたいマナーがあります。また、歓迎会の規模や会場、職種などによっても幅がありますので、基本的なマナーを解説しましょう。
服装指定があれば指定に従う
たとえば「スーツでご参加ください」と指定されれば、指定された服装をします。場合によっては、「〇〇でお越しください」などのドレスコードもあるかもしれません。
ドレスコードには、下記のようなものがあります。
- ビジネスタイア……スーツ
- スマートエレガンス……華やかなフォーマルスタイル
- カジュアルエレガンス……上品なパーティースタイル
- スマートカジュアル……上品なカジュアルスタイル
歓迎会でドレスコードがあるとすれば、上記のものが一般的です。
会場にふさわしい服装をする
歓迎会の服装は、会場に合うように気配りする必要があります。よくある会場ごとに、ふさわしい服装を簡単に紹介しておきましょう。
◆会社内……普段の出社時の服装が基本
◆居酒屋……通勤着を上品に装う
◆ホテル……品よくドレッシーに装う
◆レストラン……きれいめカジュアルを装う
◆アウトドア……節度あるカジュアルを装う
職種による差も意識する
どのような会社での歓迎会なのかによっても、ふさわしい服装には差が出ます。たとえば、金融関係などの堅い職業なら、スーツスタイルをベースにするといいでしょう。
もし、ファッション関係やコスメ関係なら、流行なども取り入れたセンスも出したいところです。また、販売業や接客業などで、普段はパンツ+制服という装いなら、失礼のないカジュアルスタイルでOK。
日頃の就業時の服装や、先輩・上司の通勤着などを参考にして、職種を意識した装いを意識しましょう。
歓迎会におすすめの服装
歓迎会におすすめの服装とマナーについて、好印象になるパターンと印象を悪くするパターンに分け、具体的な服装と合わせて解説していきます。
女性 | 好印象な服装 | 印象を悪くする服装 |
男性 | 好印象な服装 | 印象を悪くする服装 |
歓迎会で好印象になる服装イメージ【女性】
ここでは、女性におすすめな歓迎会の服装パターンを紹介します。ドレスコードを指定された場合の目安や、ふさわしい会場も明記しますので、参考にしてください。
新入社員
新入社員らしく、リクルートスーツにホワイトカラーのシャツを合わせましょう。品があれば、シャツはリボンタイプやフリルタイプなどでもOKです!自己紹介に備え、身だしなみも整えておきたいですね。
転職者
新入社員と違ってキャリアがあるので、パンツスーツでカッコよくキメるのもいいですね。シャツもシンプルなものを合わせましょう。小さめ襟なら、シャープな印象になります。アクセサリーは着けず、控えめながら新天地への意欲を見せる装いがおすすめです。
ホテルが会場
フォーマル感が求められる、ホテルでの歓迎会。オフィススタイルをグッとドレッシーに引き上げましょう。ドレッシーといっても、色や柄、デザインで「派手」「華やか」にする必要はありません。
たとえばモノトーンカラーでも、素材やシルエットでドレッシーにするのです。ふんわり素材のインナーや、やわらかな印象になるシルエットをめざしましょう!
レストランが会場
レストランでの歓迎会は、ホテルスタイルよりもカジュアルにしましょう。たとえばセットアップでなく、上下で色を分けるなどするとレストランコーデにふさわしいカジュアル感が出せますよ。めざすのは、やや華やかなオフィスカジュアルです!
居酒屋が会場
居酒屋での歓迎会でも、ビジネスパーティーにふさわしいカジュアル感が必要です。女性も必ずジャケットを着用しましょう。上着はなるべく脱がないようにして、万が一脱ぐ場合に備えてインナーは長袖を合わせます。パンツでもスカートでも、全体として、きれいめオフィスカジュアルを装うとOK!
アウトドアでの歓迎会
オフサイトな歓迎会で装うカジュアルは、あくまでも上品でシンプルなものにしましょう。季節的に上着が必要であれば、トレンチコートがおすすめ!中にジャケットも着られますし、きちんと感も出せますよ。シャツなどのトップスには、シックなものを合わせてください。
歓迎会での印象を悪くする服装例【女性】
ここでは、歓迎会で印象を悪くしないために、女性が注意したい服装例を紹介します。
ショートパンツ
歓迎会が、バーベキューやボーリングなどのアクティビティであっても、ショートパンツはNGです!カジュアルOKな服装にも、ロングパンツか膝丈スカートが基本だと思ってくださいね。オシャレ=露出ではないので、アパレル関係の歓迎会でも注意しておきましょう。
デニム
カジュアルOKだからと言って、また、ロングパンツをクリアしているとしても、デニムは避けましょう。もし、職場がジーンズにブルゾンの制服というような場合は△です。全員がジーンズでの参加でも、上着にはジャケットを用意しておきましょう。
ノースリーブ
ホテルやレストランでの歓迎会で、「ドレスを着用してください」と案内があってもノースリーブは避けましょう。パーティーではイブニングドレスなど着ることもあり、本来はNGマナーではありません。
ただ、歓迎会は入社してくる社員と既存社員との交流が目的であるため、ノースリーブは適さないスタイルだからです。また、ジャケットのインナーがノースリーブなら、ジャケットは脱がないよう注意しましょう!
柄のワンピース
ホテルやレストランの歓迎会でドレスアップを求められても、柄のワンピースは外しましょう。他の会場であっても、避けるのが無難です。ワンピースを着るのであれば、無地のものにしてジャケットやボレロなどの上着を羽織るといいですよ!
派手なアクセサリー
歓迎会だからと、いくらウキウキしてもアクセサリーには注意しましょう。基本的には社内ルールを守るです。ピアスのみOKならシンプルなピアスを着けましょう。また、テーブルや食器に当たって音がでるのはNGマナーなので、ロングネックレスも避けましょう。
濃すぎるメイク
歓迎会は、迎えられる側にとって自分をお披露目する場です。ついつい張り切って、メイクをし過ぎないように気をつけましょう。面接時に意識したナチュラルメイクを心がけ、清潔感や初々しさを装うといいですよ!
香水のつけ過ぎ
普段から香水が好きな女性は、特別な日になると付ける量が増えてしまいがちです。デートや同窓会ではないので、付けるとしても身だしなみ程度を心がけましょう。いつも付けている量の3分の1くらいでも、周囲には十分香っているものですよ。
ストッキングなしの生足
女性の場合は、必ずストッキングを履きましょう。色は薄いベージュなどのナチュラルカラーです。ホテルやレストランでドレッシーに装うとしても、黒や色柄物のストッキングは履きません。
歓迎会で好印象になる服装パターン【男性】
ここでは、男性におすすめな歓迎会の服装パターンを紹介します。ドレスコードの指定があった場合の目安や、ふさわしい会場についてもチェックしてくださいね。
新入社員
新入社員の場合、基本的にはリクルートスーツやフレッシャーズスーツを着用しましょう。自己紹介する場面もあるでしょうから、清潔感をもたせた控えめな服装にします。少しオシャレを楽しむなら、ネクタイにこだわりを出すとOK!
転職者
転職者の場合は、新入社員と差をつけるため、ビジネススーツをクールに、スマートに着こなしたいものです。歓迎会では挨拶を振られることがあるので、ビシっとキメておきましょう。ネクタイはダークカラーのシックなものがおすすめ!
ホテルが会場
ホテルでの歓迎会には、フォーマルかつドレッシーな服装がおすすめです。ネクタイの色をやや明るくし、落ち着いた光沢なども取り入れましょう。ポケットチーフを挿すのも、ビジネスパーティーの素敵なマナーです。
レストランが会場
ホテルほどドレッシーでなくても構いませんが、オフィススタイルよりは華やかにしたいですね。スーツを明るめにして、ネクタイに濃い色をもってくると、エレガントな装いになります。ポケットチーフは用意だけしておき、会場の雰囲気に合わせて挿すといいでしょう。
居酒屋が会場
「居酒屋だからカジュアルでいいよ」と言われても、それは「普段着でいいよ」というい意味ではありません!あくまでも会社の行事なので、オフィススタイルを基本にしながら少しラフめにするよう心がけてくださいね。
ノーネクタイでも構いませんが、ジャケットは必須です。ただし、スーツで就業した後に歓迎会がある場合は、ネクタイをつけたまま出席しましょう。
アウトドアでの歓迎会
バーベキューなどのオフサイト歓迎会であれば、ザ・カジュアルでOKです。ただ、あくまでも品位は保つことが求められます。男性の場合は、チノパンなどのカラーパンツに、カッターシャツを合わせます。防寒が必要なときはシックなコートやジャケットを羽織りましょう!
歓迎会での印象を悪くする服装例【男性】
ここでは、歓迎会で印象を悪くしないために、男性が避けるべき服装例を紹介します。
ハーフパンツ
ハーフパンツは、歓迎会で許されるカジュアルとは言えません。たとえジャケットを着ていてもNGです!スーツ以外がOKな歓迎会ならセットアップでなくても構いませんが、ボトムはロングパンツを履きましょう。
デニム
カジュアルな服装がOKな歓迎会でも、デニムは避けましょう。ビジネスシーンで着るカジュアルは、日常着という意味ではないからです。デニム素材のカッターシャツやジャケットもNGです。
フード付き
フード付きの服装では、大人の印象になりません。また、部屋着や普段着のような装いになるため、カジュアルスタイルがOKな歓迎会だとしてもNGです。男性の場合は、「襟付き」を基本にしてシャツやポロシャツを合わせましょう!
Tシャツ
オフサイトでの歓迎会でも、Tシャツは好ましくありません。ノーネクタイのカジュアル指定であっても、ジャケットの下はTシャツではなくカッターシャツかポロシャツなど襟付きのものを着ましょう。
派手な腕時計
腕時計でファッションを楽しむ男性は少なくないですが、歓迎会で迎えられる側なら、腕時計は控えめなものにしましょう。もし、就職祝いや転職祝いで豪華な腕時計をプレゼントされていたとしても、歓迎会で披露するのはNGです。
商社やディーラーなど華やかな職種であっても、ビジネスシーンにふさわしいものを着けましょう。
自分好みのアクセサリー
男性でも、普段からアクセサリーを楽しんでいる人は少なくありません。バングル、指輪、ネックレス、ピアスなどなど。いつも着け慣れているからこそ、そのまま歓迎会に出席するのは気をつけたいものです。
基本的には、アクセサリーを外しておくのがベター。ファッション業界などであれば、会場や服装に合わせる配慮をしましょう。どうしてもアクセサリーを付けていきたい場合には、ハンカチを胸にさすなどして個性をアピールするようにしましょう。
強すぎる香水
香水そのものはNGではありませんが、香りを強く立たせないように注意しましょう。食事の席なので、料理を味わっている人の妨げになります。
また、「自己アピールの強い人」などと思われるのも避けたいからです。エチケットを守るのも大切なマナーですね。
素足で靴を履く
どんなにオシャレを楽しみたくても、歓迎会で素足はいけません。たとえファッション業界など華やかな職種でも、歓迎会で楽しむオシャレとして適さないからです。くるぶし丈のソックスも避けておきましょう!
まとめ
歓迎会で、どのような服装にするか具体的なイメージはつかめましたでしょうか?ポイントは、「服装指定やドレスコードに従う」「会場にふさわしい服装を選ぶ」「職種も意識して服装を決める」です。
基本的にはビジネスパーティーなので、どのような服装パターンであっても「品のよさ」を忘れなければ大丈夫です。本記事で紹介した好印象な服装パターンや、してはいけないNGな服装例を参考に、ぜひ素敵な服装で歓迎会に参加してくださいね。