インターン後の懇親会に案内され、わからないことや気になることがありませんか?
「やっぱり選考を有利にするため参加するべき?」
「どういった内容なのか、参加して得られるものは?」
「どのようなことに気をつけて過ごせばいいの?」
このような懇親会にまつわる疑問や不安を本記事で解決しましょう!
本記事では、懇親会の目的やマナー、参加メリットについて紹介するほか、懇親会を就活に活かすためのポイントも解説。
ぜひ、本記事を参考にしながら、インターン後の懇親会を含めた今後の就職活動にお役立てください!
インターン後の懇親会は社員と学生が交流する場
インターン終了後に開催される懇親会は、社員と学生が飲食をしながら交流するための場。インターン最終日や別日に設定されるのが一般的で、飲食代は企業側が負担してくれます。たいていは自由参加ですが、就活におけるメリットを感じている学生さんにとっては魅力的な場となるでしょう。
インターン後に懇親会を開催する企業側の目的
企業がインターン後に懇親会を開催する目的は主に以下の3つです。
- 学生の「素」の様子が見たいから
- 学生からの率直な意見が聞きたいから
- 企業に良い印象をもってもらいたいから
それぞれ具体的に見ていきましょう。
学生の「素」の様子が見たいから
通常、インターンは短期間で組まれるため、参加している学生の人となりをつかみきるのは困難です。飲食しながら交流する懇親会はリラックスした雰囲気なので、インターン中には見られない学生の「素」の様子が見られると企業側は期待しています。
*仕事以外のテーマにおける関心事や過ごし方。
学生からの率直な意見が聞きたいから
インターンの実施が学生にどのような機会となったのか、企業側は学生の意見に関心をもっています。もちろん参加者の満足度が知りたいということもありますが、今後の課題を見つけるという点でも学生からの率直なフィードバックを求めているからです。
*事業の運営に役立つアイデアが発掘できる。
企業に良い印象をもってもらいたいから
インターンに参加した学生は入社を検討してくれる可能性をもっていますから、企業は自社に良い印象をもってもらいたいと考えています。また、入社に至らずとも将来的に自社の事業を必要とするかもしれない大切な存在なので、社員との交流や意見交換で自社に好印象をもってもらいたい理由もあるでしょう。
*親近感や信頼感をもってほしい
インターン後の懇親会に参加する3つのメリット
インターン後の懇親会に参加すると以下のようなメリットが得られます。
- 企業の雰囲気がわかる
- 自分のことを印象づけられる
- 就活に関する情報が収集できる
それぞれのメリットを見ていきましょう。
企業の雰囲気がわかる
インターン後の懇親会では社員との交流がもたれるほか、社員同士の関りにも触れられるため社風や企業文化がつかめます。さらにリラックスした場なので、社員に働き方やワークライフバランスなどの質問もしやすいでしょう。
*社員の仕事や会社に対する充実感。
*キャリアアップへの将来プラン。
自分のことを印象づけられる
インターン後の懇親会は面接の場ではありませんが、社内の人に自分のことをアピールできる絶好の機会といえます。特に、その企業への入社を強く希望するのであれば積極的に自己紹介したり、インターンでの体験を主体的に話したりしましょう。
*インターシップで得たこと、新しく抱いた関心など。
*懇親会に参加してよかったと思えること。
*入社をイメージしながら描ける自分自身の展望。
就活に関する情報が収集できる
懇親会に参加している社員や別の学生から就活に関する情報が得られるのも大きなメリット。もちろん黙って座っているだけで相手から教えてもらえるわけではありませんので、どんどん自分から積極的に情報収集をしていきましょう。
*どのような志望動機で入社したのか就活時代の体験談を「社員」に聞く。
*どのような志望動機で、どのような選考を経て現在に至っているか別の「学生」に聞く。
インターン後の懇親会を就活に活かす3つのポイント
インターン後の懇親会を就活に活かすのであれば、ただ参加するのではなく以下のポイントを押さえて臨みましょう。
- 自分から積極的に話しかける
- あらかじめ質問を用意しておく
- 社員から名刺をもらう
それぞれのポイントを確認していきましょう。
自分から積極的に話しかける
インターン後の懇親会は社員との交流のために設けられている場ですから、その機会を大いに活かしましょう。自分から積極的に話しかける様子は企業側への自己アピールにもなります。
ただし、ただのパフォーマンスだと会話がつづかなかったり不自然さを見抜かれたりしますから、仕事や会社に対する純粋な興味・関心を示すことが大切です。
あらかじめ質問を用意しておく
いくら自分から話しかける積極性があっても、なにについて話したいのかテーマが曖昧だと会話がつづきません。そこで大切なのは、あらかじめ質問を用意しておくという準備です。
学生からの「質問」には、その学生がもつ興味や関心、不安要素、解決したい課題などが投影されていると相手は考えますから、より具体的な質問をすることで有意義な対話となるでしょう。
*その企業が属する業界のトレンドや業界全体の将来的な展望など。
*働き方やワークライフバランスへの取り組み、その実体験など。
社員から名刺をもらう
できれば社員から名刺をもらい、今後につなげましょう。お礼メールがスムーズに送れるほか、懇親会の中だけでは質問できなかったこと、懇親会後に新たに質問したくなったことなど、いざというときの連絡が取りやすくなります。
ただ、就活生に名刺を渡すのがスタンダードでない企業もありますから、お願いの仕方やタイミングには注意が必要。お願いするときは「お名刺をいただきたいのですが大丈夫でしょうか」と確認し、相手が了承してから名刺を受け取りましょう。
インターン後の懇親会で気をつけたいマナー
インターン後の懇親会に参加するのであれば、会社に対して失礼のないようマナーに気をつけましょう。
ここでは、やってしまいがちなNGマナーを参考にした守るべきマナーについて解説します。
- ●きちんと感のある服装を心がける
- ●学生だけで固まらないようにする
- ●お酒を飲み過ぎて酔っぱらわない
- ●立食の場合は食事マナーにも気を配る
それぞれのマナーを詳しく見ていきましょう。
きちんと感のある服装を心がける
たとえ「カジュアルな服装で」と案内されても、「普段着」で参加しないよう注意しましょう。もし居酒屋のようなラフな会場であっても就活生であることを忘れてはいけません。どの会場でも、きちんと感のある上品な服装を心がけましょう。
*ホテルや社屋などフォーマルな会場……男性も女性もスーツを基本にしたビジネススタイル。
*BBQやビアガーデンなどのアウトドア……きれいめカジュアルでシンプルなコーディネート。
学生だけで固まらないようにする
インターン後の懇親会は参加者だけで楽しむ打ち上げ飲み会ではありません。あくまでも社員との交流を目的に開催される場ですから、いくら話が盛り上がるからといっても学生だけで固まらないようにしましょう。
お酒を飲み過ぎて酔っぱらわない
「緊張を和らげようとお酒を何杯も飲んでしまった」「つい会話が盛り上がって調子にのってしまった」など、お酒を飲み過ぎてしまう要素はいくつかあります。いつもの友人との飲み会とは違う大切な就活の場ですから、お酒の量に気をつけながら交流をメインにして過ごしましょう。
立食の場合は食事マナーにも気を配る
もし懇親会が立食スタイルなら食事マナーにも気を配る必要があります。好きなときに好きなものを好きなだけ──というような振る舞いは好ましくないので注意しましょう。
*サラダ→前菜→スープ→メイン→デザートの並びのまま取り進む。
*お皿、フォーク、グラスなど、すべて片手でもって利き手を空ける。
*順序よく料理を取っていき、前の人を抜かしたり料理の前で長居したりしない。
やっぱりインターン後は懇親会も参加するべき?
日本最大級の就活情報を提供しているジョブトラアカデミーによると、インターンを実質的な本選考にしている企業があるのも事実。インターン参加者の中から早期選考に至った実情もあるようです。
そこで気になるのは「インターン後の懇親会にも参加するべきか」というテーマ。懇親会の参加・不参加が評価に影響する可能性は高くないかもしれませんが、参加することで得られるメリットはあります。
入社を強く希望している企業の懇親会なのであれば、社員との交流や自己アピールの機会を前向きにとらえて積極的に参加する価値はあるでしょう。
参考:どこ経由で内々定した?インターン・内定者懇親会・早期選考の全回答|ジョブトラアカデミー
まとめ
就活生にとって、インターン後の懇親会には就活に活かせるメリットがあります。お酒が苦手だったり、会社の方との交流に自信がなかったり、懇親会の参加を迷うこともあるかもしれませんが就活の一環ととらえて上手に活用しましょう。
せっかく参加するのであれば、交流の場として設けられた絶好の機会を活かすことが大切。いくつか質問を用意しておき、自分から積極的に話しかけて親睦を深め、情報収集にも努めましょう。
本記事では、懇親会での気をつけたいマナーについても解説しました。ぜひ、本記事を参考にしながら、当日までの準備にお役立てくださいね!