同窓会の会費の決め方《会場別/年代別》相場や必要項目をご紹介

同窓会の開催が決まって悩むことのひとつが「会費」ではないでしょうか。

幹事を任された方にとっては会費の決定や集金など気になりますよね。

そこで本記事では、初めての同窓会運営でも適切な会費が設定できるよう以下の内容を紹介します!

  • ●会場別/年代別でわかる同窓会の会費相場について
  • ●同窓会費の金額を決めるときに必要な項目について
  • ●同窓会費の集金方法ごとのメリット・デメリット
  • ●男女差や余剰金の使い途など同窓会費の疑問を解決

ぜひ、本記事を参考にしながら同窓会の準備に役立ててくださいね!

【会場別】同窓会の会費相場

同窓会費は会場のグレードやジャンルによって幅がありますので、ここでは一般的な同窓会の会場を挙げながら会場別での会費相場を紹介します。

 

会場例 会費相場
高級ホテル・結婚式場 8,000円~10,000円
一般ホテル・高級レストラン 6,000円~9,000円
居酒屋・カジュアルレストラン 3,000円~5,000円

それぞれ会場別で会費の特徴やメリット・デメリットなどのポイントを見ていきましょう。

高級ホテル・結婚式場の会費相場「8,000円~10,000円」

 

特徴 設備の充実、きめこまかなサービス、至便なアクセス。
メリット 非日常感、高級感、料理の華やかさがある。
デメリット 婚礼シーズンや卒業シーズンは埋まりやすい。
おすすめ 大人数での同窓会、年齢の節目の同窓会、恩師の退職祝いを兼ねた同窓会など。

一般ホテル・高級レストランの会費相場「6,000円~9,000円」

 

特徴 リーズナブルな予算で味や雰囲気が一定程度は保証される。
メリット パーティプランが提供されていたり、幅広いジャンルから選べたり。
デメリット 会場によって使用可能な備品や料金に差が出やすい。
おすすめ 少人数でのフォーマルな同窓会、年齢の節目の同窓会、恩師の退職祝いを兼ねた同窓会など。

居酒屋・カジュアルレストランの会費相場「3,000円~5,000円」

 

特徴 お手頃価格でリラックスして過ごせる。
メリット 基本的には飲食代だけで利用でき、豊富なジャンルから選べる。
デメリット 店によっては参加人数に応じた空間や席が確保できない場合がある。
おすすめ 少人数でのカジュアルな同窓会、大人数で貸切っての同窓会、若い世代での同窓会など。
ほかにもこんな会場が!特別感を出したいときはクルージングや屋形船、旅館など、限られたメンバーだけで変化をつけたいときはバーベキューやグランピングといった同窓会もあります。会場によって金額は異なりますが、いつもの同窓会と差をつけたいときは選択肢のひとつです。

同窓会の会場選びについては詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてお読みください。

【年代別】同窓会の会費相場

同窓会の参加率を高めるため同窓生の年齢を考慮しながら同窓会費を設定することも大切ですから、ここでは同窓会の会費相場を年代別で紹介します。

 

年代 会費相場
20代 5,000円~8,000円
30代~40代 7,000円~10,000円
50代 8,000円~15,000円
60代以上 8,000円~30,000円

それぞれ年代別で会費相場のポイントを見ていきましょう。

20代の会費相場「5,000円~8,000円」

学生の同窓生が混在していたり、仕事のキャリアが浅かったりするため、20代は経済的な面から会費を抑えめにした同窓会になる傾向です。「5,000円~8,000円」の会費であれば居酒屋やカジュアルレストラン、カラオケ、レンタルルームなどが会場となるでしょう。また、成人式の節目での同窓会は特別感を出すためホテルやパーティースペースなども対象となりえます。

30代~40代の会費相場「7,000円~10,000円」

20代に比べて収入が増えている年代ですが、既婚者や子育て世帯も多いのが30代~40代。とはいえ、卒業から長い年月が経っているため久しぶりの再会には一定程度のクオリティを確保したいところです。「7,000円~10,000円」の会費であれば、ホテルや高級レストラン、結婚式場などが対象となるでしょう。

50代の会費相場「8,000円~15,000円」

年齢的な節目や卒業○周年の記念といった特別な同窓会の開催も考えられる50代。また、ゆったりと落ち着いた雰囲気で丁寧に旧交を温めたい年代といえます。「8,000円~15,000円」の会費であれば、ホテルやレストランでもハイグレードな会場が選択肢となるでしょう。料理やドリンクのクオリティも高めに設定できます。

60代以上の会費相場「8,000円~30,000円」

還暦祝いの同窓会をはじめ、古希祝いや喜寿祝いといった節目の同窓会が開催されることも増える60代以上。だんだん参加者も減ってくる年代ですが、少人数でも思い出深い集まりとなるようホテルやレストランのほか旅行やクルージングといった特別な同窓会を楽しむ傾向もあります。「8,000円~30,000円」の会費であれば、参加人数や参加者の嗜好に合わせた幅広いプランニングができるでしょう。

【二次会】同窓会の会費相場

二次会の会費相場は3,000円~5,000円が目安です。一次会よりも食事の量を抑えたり、会場のグレードを下げたりして歓談や交流が楽しめるようにするのがポイント。

 

二次会の目的 ふさわしい会場
例:ゆっくり会話を楽しみたい 例:カフェバー、レンタルスペースなど
例:ワイワイと盛り上がりたい 例:カラオケ、ダーツバー、ボーリングなど
例:お酒が飲み足りない 例:居酒屋、ダイニングバーなど、

また、一次会と二次会の合計で10,000円~15,000円で収まるようにしておき、同窓会の案内とともに出欠を取っておくと会場の手配や準備がスムーズです。

【決め方】同窓会費はいくらにする?

同窓会費は必要な項目ごとに予算を立てながら決定するといいでしょう。飲食代以外にも同窓会の開催に必要な支出がありますので、同窓会の内容に応じて必要な予算を組んでいきましょう。

ここでは上記の項目を参考にしながら、会費8,000円となる内訳を一例として挙げてみましょう。

 

例:
●飲食代(会場使用料込み)…4,500円
●案内状の作成/発送費…500円
●スクリーンなどの備品使用料…500円
●先生の招待/記念品代…1,000円
●当日の備品代…500円
●ゲーム景品代…500円
●予備費…500円
◎合計8000円(一人当たり)

たとえば案内状を郵送ではなくメールやSNSを活用したWEB版にしたり、ゲーム景品を当日のサプライズにして集めた会費が余った場合にだけ後日発送として手配するなど予算を抑える方法もあります。

まず、どのような同窓会にするか企画しながら必要な予算を組んでいって会費を最終決定しましょう。

【集め方】同窓会費の集金はどうする?

同窓会費が決定したら、どのように集金するか「集め方」も決めておきましょう。会費の集め方には一般的に3つのパターンがあります。

 

会費の集め方 メリット デメリット
・現金で当日集金する 参加者に負担がかからない 当日の受付や管理が必要になる
・銀行振込で事前に集金する 記録に残り管理もしやすい 参加者に手間をかけてしまう
・オンライン決済で集金する 事前決済が可能で管理もしやすい LINEやメールの利用が必須となる

もし同窓会の案内にWEB招待状を利用する予定なら「WEB招待状サービス|Yobunara(ヨブナラ)」のようなアプリの活用でオンラインでの決済も可能になります。

【渡し方】同窓会費の手渡しはどのように?

参加者にとって同窓会費を当日現金で支払う場合は手渡しとなりますので、ここでは会費の好ましい「渡し方」を確認しておきましょう。

 

●お金は無地封筒に入れて渡すのが丁寧。開封の手間を省くため糊付けはしない。
●お金を封筒に入れる場合は表に「会費」と書き、その下に名前を書いておく。
●お釣りが出ないよう、ぴったりの金額で会費を渡す。
●できるだけシワの少ないお札を用意する。お札の向きを揃えて渡すと丁寧。

当日の集金は受付係の負担となるためできるだけ手間をかけないように渡すことが大切です。もし、案内状に封筒不要の旨が記載されている場合はそのまま渡してかまいません。

【お悩み】同窓会費に関する疑問を解決!

同窓会費の決定や徴収にあたって、「この場合はどうする?」といった疑問も出てくるもの。ここでは、よくある疑問を解決して同窓会に備えましょう。

男女差をつける?

同窓会費は男女一律の同料金でかまいません。通常のイベントやパーティーとは異なり、「同窓生」という平等な立場で出席してもらうため金額差をつけるのは控えましょう。

先生の会費は?

同窓会に先生を招くとき、会費制にして参加費をいただくか、招待制にして予算から先生分の会費を支出する2パターンあります。

会費制の場合は先生が「寸志」として余分なお金を出さずにすむよう、案内状に「誠に恐縮ですが、同窓生とともに先生方にも会費制でご出席いただきたく存じますので、何卒よろしくお願いいたします。」と書き添えて会費を記載しておくようにしましょう。

招待制の場合は会費を記載せずに案内状を出します。ただ、この場合は先生が「寸志」を用意されるのが一般的ですが、同窓生から徴収する会費に反映させにくいため会費を抑えたいのであれば会費制がベター。

また、先生の退職祝いを兼ねた同窓会など特別なケースでは招待制の方が案内としては丁寧ですが、その旨を案内状に記載して先生に余分な出費をさせないようにする配慮がいるでしょう。

余ったお金は?

集めた同窓会費が余った場合の使い途はいくつかあります。

  1. 二次会や三次会に充てる。
  2. 次の同窓会費に充てる。※専用口座で管理
  3. 先生への花束を当日用意する。
  4. 急きょ、クジ引きなどの景品ゲームで優勝者に贈る。※後日発送。
  5. お土産のプチギフトを会場近くで購入して参加者に配る。

同窓会によっては会計報告が必要な場合もありますので、余剰金の使い途も含め、会費の収支はしっかり管理するようにしましょう。

まとめ

同窓会の会費を決めるときは会場別/年代別の相場を参考に検討しましょう。

◇会場別の会費相場

高級ホテル・結婚式場 8,000円~10,000円
一般ホテル・高級レストラン 6,000円~9,000円
居酒屋・カジュアルレストラン 3,000円~5,000円

◇年代別の会費相場

20代 5,000円~8,000円
30代~40代 7,000円~10,000円
50代 8,000円~15,000円
60代以上 8,000円~30,000円

同窓会費は飲食代以外にも会場使用料や備品の貸出料、案内状の作成/発送費、先生への記念品代、ゲーム景品代、予備費などが必要です。どのような予算を立てるかは同窓会の内容を考えながら検討するようにしましょう。

さらに本記事では、同窓会費に含まれる項目のほか、会費の集め方や余った会費の使い途などについても紹介しました。ぜひ、本記事の内容を参考にしながら、予定している同窓会の企画や準備にご活用ください。

尚、同窓会の企画や準備に役立つ関連記事もありますので、よければ合わせてお読みください。