【マニュアル・コピペ可】同窓会の司会進行役の立ち回り方と台本を解説

同窓会の司会進行で失敗しないためには、台本作りが重要です。

同窓会の流れに沿った台本を用意すれば、初めて司会を任された方でもスムーズな進行ができます。

初めて同窓会の司会を任されて不安という方のために、本記事では同窓会の司会進行について以下の内容で解説します。

本記事を最後まで読んでいただければ、同窓会での司会進行がスムーズにこなせるようになります。
最後までお読みいただき、スマートな司会進行で同窓会を成功させてくださいね。

同窓会での司会進行の流れをチェック

司会進行の台本を作る前に、よくある同窓会の流れをチェックしましょう。

流れを把握する事が台本を作る最初の一歩です。きちんと頭に入れて、タイムスケジュールに合わせてセリフやポイントを台本化できるようにしましょう。

よくある同窓会の流れ

会場の使用可能時間にもよりますが、一般的には開始から閉会まで2~3時間で組まれます。
よくある同窓会の流れを下記に紹介しますので、プログラムの参考にしてみてください。

①開会の挨拶……司会者(幹事)
②恩師紹介……司会者(幹事)
③乾杯の挨拶……先生or幹事
④食事・歓談……所要時間30~40分
⑤余興・ゲーム……所要時間20~30分
⑥食事・歓談……時間が許すかぎり
⑦校歌斉唱……参加者全員
⑧記念撮影……参加者全員
⑨締めの挨拶……司会者(幹事)
⑩閉会の挨拶……司会者(幹事)

ビジネスパーティーと違い、幹事である司会がそのまま挨拶もすることになるのが特徴です。
1人の幹事がすべてこなすのは大変ですから、幹事を2名~3名で担当し仕事を分担するのがよいでしょう。

同窓会で失敗しない司会進行の台本例

台本は、司会進行で失敗しないために絶対に用意しておきましょう。
ここでは、よくある同窓会の流れに沿って、コピペで使える台本例ポイントを解説します。ぜひ、台本作りにご活用ください。

開会の挨拶

【台本例】 皆様、本日はお忙しい中ご来場いただき誠にありがとうございます。
これより〇〇中学校第〇期卒業生の同窓会を開会いたします。
わたくし本日司会を担当させていただきます、元3年〇組の□□太郎です。
どうぞよろしくお願いします。
本日は限られた時間の中で、学生時代に戻って思い出話に花を咲かせましょう!
ー先生が出席している場合ー
< また、本日は、〇〇先生、○○先生にもご臨席いただいています。
(先生の方を向いて名前を呼ぶ)本日はご来会いただき、誠にありがとうございます。
短い時間ではありますが、先生方をまじえ、全員で学生時代に戻り懐かしいひとときを過ごしましょう。
場合によっては、開会の挨拶の後、別の幹事から代表者としての挨拶をすることもあります。
いずれにしても、明るく元気に会場を盛り上げましょう。

恩師紹介

【台本例】 ここで、本日ご臨席いただきました先生方をご紹介します。
ご紹介の後、先生方には一言ずつご挨拶を頂戴したいと思います。
それでは先生方、よろしくお願いします。
最初にご挨拶いただくのは、テニス部の顧問で元3年1組の担任をされていた〇〇先生です。
先生には順番に登壇してもらい、その都度、先生の紹介をしましょう。
担当のクラスや部活動など先生の情報を添えると、学生時代が鮮明に思い起こされます。

乾杯の挨拶

【台本例】 続きまして、これより乾杯に移りたいと思います。
皆様、お手元にグラスのご準備をお願いします。
ご準備は整いましたでしょうか?
それでは乾杯の挨拶を〇〇(先生か幹事の名前)にお願いいたします。
〇〇(先生か幹事の名前)、ステージ前の中央にお越しいただけますでしょうか。
ー乾杯の挨拶ー
それでは、皆さんとの再会を祝しまして、乾杯!
〇〇(先生か幹事の名前)、ありがとうございました。
乾杯の挨拶は事前に適任者にお願いしておきます。
挨拶をする人がメインなので、司会のセリフは少なめにし、対象者の紹介と乾杯後のお礼をしましょう。
もし、先生からお心づけなどを受け取った場合は、「ご芳志」として乾杯の挨拶までに紹介し、お礼を述べておきます。

食事・歓談

【台本例】 それでは、お料理も揃っていますので、しばしお食事とご歓談をお楽しみ下さい。
お腹を空かせたゲストも多いでしょうから、乾杯の後は速やかに食事と歓談を促しましょう。

余興・ゲーム

◆余興の場合

【台本例】 皆様、お食事、ご歓談はお楽しみいただけていますでしょうか。
ここれより、〇〇による、スペシャルパフォーマンスをご披露いただきます!
ぜひ、ステージにご注目ください。
それではパフォーマーの皆様、よろしくお願いします!

◆ゲームの場合

【台本例】 皆様、大変お待たせしました。
これより、チームに分かれて〇〇ゲームを楽しみましょう!
優勝チームには豪華商品をご用意していますので、張り切ってご参加ください!
それではまず、ゲームのルールについて説明します。
会場をいったん落ち着かせ、プログラムについて簡単にアナウンスします。
ここまでの流れとガラッと切り替え、より明るく楽しく会場を盛り上げましょう。

《おすすめのゲーム・景品など》

食事・歓談

◆余興後の場合

【台本例】 パフォーマンスを披露してくださった皆様、ありがとうございました!
とても~で(感想を簡潔に)、感動いたしました。
皆様、もう一度盛大な拍手をお願いいたします!

(拍手が落ち着いたら)

それでは、今しばらくお食事をお楽しみください。

◆ゲーム後の場合

【台本例】 優勝チームの皆様、おめでとうございます!
また、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
皆様、学生時代に負けないくらい~で(感想を簡潔に)、大いに楽しませていただきました。
まだまだお料理もございますので、引き続き、お席でおくつろぎください。
余興やゲームの後は簡単な感想を添え、関係者にお礼を述べて再び食事・歓談の時間を取りましょう。

校歌斉唱

【台本例】 皆様、これより全員で校歌斉唱をしたいと思います。
受付でお配りしましたプリントをお手元にご用意ください。
それでは〇〇さん(音響スタッフ)、よろしくお願いします。
代表者がステージへ上がり、ほかの参加者は席についたまま全員で校歌を歌います。
音響スタッフとの連携を確認し、クライマックスを盛り上げましょう。

記念撮影

【台本例】 それでは、これより記念撮影を行いたいと思います。
まず先にクラスごとで、最後に学年全体で、このような流れで記念写真を撮る運びとなります。
こちらから順次クラスごとにお声がけしますので、該当する方はゆっくりとステージにお上がりください。
それでは〇〇さん(幹事)、撮影される皆様のご誘導をお願いします。
撮影担当の〇〇さん、よろしくお願いします。
撮影の段取りをわかりやすくアナウンスし、各幹事や参加者にタイミングよく行動を促しましょう。

締めの挨拶

【台本例】 皆様、宴もたけなわでございますが、そろそろお時間がきたようですので締めに移りたいと思います。
締めの挨拶は幹事を代表して〇〇さんにお願いします。
〇〇さん、よろしくお願いします。

ー締めの挨拶ー

ご指名いただきましたので、締めの挨拶をさせていただきます。
それでは、ここにお集まりの皆様の益々のご活躍と健康を祈って一丁締めor一本締めで締めたいと思います。
皆様、ご準備はよろしいでしょうか?
それでは、お手を拝借。
よぉーっ!
パン!(一丁締め)
パパパン、パパパン、パパパン、パン!(一本締め)
〇〇さん、ありがとうございました。

同窓会の締めでは、一丁締めか一本締めで締めるのが一般的。どちらで締めるのか参加者に伝えてから手打ちに移りましょう。

閉会の挨拶

【台本例】 本日はこのように、多くの同窓生、そして〇〇先生、〇〇先生とも再会でき、楽しいひとときを過ごせました。
次回の同窓会は何年後になるかわかりませんが、再びお会いするとき先生に間違われないよう、健康に気をつけて若さを維持したいと思います!
皆様、本日はお忙しい中ご来会いただきまして、誠にありがとうございました。
参加者へお礼をし、同窓会を振り返り、親しみを込めて締めくくります。1人の幹事が締めから閉会の挨拶まで通してもかまいません。

同窓会で司会進行をする時に気をつけるポイント3選

同窓会で司会をする場合は今回紹介した台本をそのまま喋っていれば空気を間違う事はありません。

しかし押さえればより盛り上がる雰囲気を作れるポイントが3つあります。
司会進行本番で名司会ぷりを出せるようにしっかり確認しておきましょう。

司会は大きな声で

司会進行を務める時に一番重要なのは大きな声でしゃべる事です。
同窓会はカジュアルな会なので、円滑にしゃべる事よりも大きな声で勢いよく喋る事の方が重要です。
また小さな声だと自信が無く聞こえてしまうので、参加者を心配させてしまう可能性もあります。

普段から大きな声を出しなれていない人は、本番前に腹式呼吸を意識してみましょう。
大きな声でしゃべるコツはお腹から声を出すことです。腹式呼吸でお腹から空気を吐き出す事に少しなれておくと本番でも大きな声がだしやすくなりますよ!

台本は見すぎない

司会として台本を見るのは全くもってNGではありません
しかし台本を常に見ながら喋ってしまうと気持ちがこもってないように感じられてしまいます。
また台本を読むと顔を下に向ける事になってしまい、声がこもって聞き取りづらくなってしまう可能性もあります。

台本を丸暗記する必要はありませんが、少なくとも次の流れを常に意識できるようにしましょう。
本番前に数回練習しておくだけでも、心の余裕は随分変わってくるはずです!

喋りすぎない

司会進行役はあくまで、進行役である事を忘れないようにしてください。
ついテンションが上がってしまって喋りすぎるのはご法度です。普段から話が長いと言われる方は気をつけて下さい。

喋りすぎる人に関しては台本に工夫をして、分数や秒数を書いておくといいでしょう。
秒数を気にするように注意すれば、進行をするという本来の目的からそれる危険性も減るはずです。

司会進行のため同窓会の挨拶について要確認

本記事では、同窓会の司会進行について解説してきました。実際の同窓会に役立ちそうな流れや台本作りはイメージできましたでしょうか。
最後にもう一度同窓会の流れを確認しておきましょう。

①開会の挨拶……司会者(幹事)
②恩師紹介……司会者(幹事)
③乾杯の挨拶……先生or幹事
④食事・歓談……所要時間30~40分
⑤余興・ゲーム……所要時間20~30分
⑥食事・歓談……時間が許すだけ
⑦校歌斉唱……参加者全員
⑧記念撮影……参加者全員
⑨締めの挨拶……司会者(幹事)
⑩閉会の挨拶……司会者(幹事)

ぜひ、本記事を活用して司会進行を成功させてくださいね。スマートな司会進行で同窓会が大いに盛り上がることでしょう!

また、同窓会の挨拶は幹事がそのまま行ってしまう場合が多いため、挨拶でどうどうと喋れるように練習を怠らないようにしてください。

挨拶については下記の記事で詳しく書いていますので、合わせてお読みください。

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