同窓会の開催を考えたとき気になるのが参加率ではないでしょうか。
会場選びや配布物の準備、当日の企画などに関係するため平均的な数値が知りたいですよね。
◆この記事でわかること
- 同窓会の参加率の年代別平均
- 同窓会に来ない人の特徴と理由
- 同窓会の参加率を上げる方法
このように、同窓会の参加率にまつわる疑問や課題を本記事で解決しましょう。
ぜひ、本記事をご活用いただき、これからの準備や企画にお役立てください!
同窓会の参加率はどれくらい?
同窓会の参加率は平均25%程度とされていますが、年代によって違いがあります。
20代~50代までの現役世代の平均を紹介しましょう。
■ 30代…25%~30%
■ 40代…15%~20%
■ 50代…15%~25%
20代は成人式という特別な節目があったり、卒業して時間が経っていなかったりと参加しやすいことから、ほかの年代に比べて参加率が高い傾向です。
30代では、仕事に慣れてくる反面、結婚や出産する人が増えるため、20代よりは参加率が下がる傾向があります。
40代は子どもの受験や部活動などのサポートで多忙になったり、親の介護や自分の療養に時間を割く人も出てきたりする年代ですので、現役世代では最も参加率が下がる傾向です。
50代で少し参加率が上がるのは、子どもに手がかからなくなったり、経済面でゆとりが出てくることが関係しています。
もちろん、卒業校や地域によっても差がありますので、あくまで平均的なものとして参考にしてください。
同窓会に来ない人の特徴と理由
同窓会に来ない人が増えると、当然ですが参加率は下がります。
ここでは、同窓会に来ない人の特徴や理由を検証しましょう。
- ●開催を知らないだけ
- ●そもそも興味がない
- ●とにかく忙しい
- ●地元から離れている
- ●人間関係のトラウマがある
- ●自分の性格的に苦手だから
- ●自分の現状に自信がない
- ●参加にメリットを感じられない
- ●SNSで旧友の近況がわかるから
それぞれの特徴と理由について解説します。
開催を知らないだけ
たとえば、結婚や転勤などで住所が変わり、同窓会の案内状を受け取っていない場合は、開催そのものを知らない可能性があります。
また、普段からあまりSNSを利用しない人なら、SNS上での同窓会案内を目にする機会がないかもしれません。
そもそも興味がない
同窓会にも同窓生にも「興味がない」という人にとっては、同窓会の開催に魅力を感じません。
多くの人が過去の人間関係よりも、現在の人間関係を重視するためです。
また、仕事や家庭、居住地域など、現在の生活環境を中心に暮らしていることも影響しています。
とにかく忙しい
人によって忙しさの理由はさまざまですが、仕事、家庭、プライベートにおいて多忙な時期であれば、同窓会に限らず予定が立てにくくなります。
また、人によって「休日」も異なるため、週末や大型連休だからといって「都合がつけやすい」というわけでもありません。
地元から離れている
結婚や仕事などで地元を離れている場合、地元での同窓会に参加しづらい人は多いでしょう。
また、地元以外の大学を卒業した場合は、地元から大学のある地域での同窓会に参加することになるため、地元からの距離によっては参加をためらうかもしれません。
人間関係のトラウマがある
過去に、いじめや不登校、恋愛トラブル、先生からのパワハラ被害などのトラウマがある人にとって同窓会は苦痛なものです。
現在はトラウマを乗り越えて生活できていたとしても、同窓会で学生当時を思い出すのには抵抗があるでしょう。
自分の性格的に苦手だから
たとえば、人が多く集まる場所を好まない、あるいは、親しい人以外と話すのが不得意など、性格的なことで同窓会に参加したくない人もいます。
同窓会に参加したからといって当時の親友に会えるとは限りませんので、人との交流が苦手な人は積極的に参加しないかもしれません。
自分の現状に自信がない
学歴や就職先、収入、容姿、プライベートなど、自分の現状に自信がない場合はコンプレックスから旧友に会うことを避けたくなります。
同窓会で自分と旧友を比べてしまったり、旧友から見下されたりするのに抵抗を感じて参加しないケースはあるでしょう。
参加にメリットを感じられない
本来、同窓会の醍醐味は学生時代に戻って、旧友や恩師との旧交を深めることです。
また、同窓会をきっかけに、新しい人間関係が築けることもあるでしょう。
しかし、旧友との再会や人間関係の再構築に関心がない場合は、同窓会への参加にメリットを感じません。
SNSで旧友の近況がわかるから
近年はSNSの利用により、一方的あるいは双方向で旧友の近況に触れるのが容易になりました。
したがって、「わざわざ同窓会に参加しなくてもいい」と、旧友との再会に必要性を感じない人も一定数います。
同窓会の参加率を上げるには?
これから同窓会を企画するとき、参加率を上げるのは幹事さんのテーマになるでしょう。
ここでは、少しでも参加率が上がるよう、具体的な方法について紹介します。
- ●開催時期を厳選する
- ●開催場所を工夫する
- ●事前交流の場を設ける
- ●早めに事前告知をする
- ●先生にも参加してもらう
- ●発起人の数を増やす
- ●出欠管理や呼びかけを徹底する
- ●参加したくなる企画を考える
- ●卒業○周年で特別感を出す
- ●妥当な会費を設定する
- ●年代に応じた会場を選ぶ
それぞれの方法とポイントを見ていきましょう。
開催時期を厳選する
より多くの同窓生が参加できるよう、開催時期は連休やゴールデンウィークをねらいましょう。
また、お盆休みや年末年始であれば、地元に帰省する同窓生も増えるのでねらいどころです。
ただ、子育て世帯が多忙になる入学シーズンや卒業シーズンの3月~4月は避けるようにしましょう。
開催場所を工夫する
会場へのアクセスを考えれば、どの地域であっても学校付近より主要駅の近くが参加しやすいです。
主要駅の周辺は立地的にホテルやレストラン、イベントスペースが集中するため、会場も選びやすいでしょう。
事前交流の場を設ける
たとえば、SNSやLINEを活用して同窓会グループを作り、同窓生同士の交流を活発にします。
さらに、オンラインやオフラインで小規模な飲み会を開催するのもおすすめです。
同窓生から同窓生へ情報共有をつなげていけば、同窓会グループのメンバーも増やせます。
早めに事前告知をする
同窓会の詳細を決める前に、同窓会の開催予定を早めに告知しましょう。
通常、開催日の3か月前には案内状を送付しますので、6か月前あたりから通知してもかまいません。
事前告知をすることで、同窓生同士での情報共有がしやすくなりますし、同窓生同士が誘い合う時間の猶予があります。
先生にも参加してもらう
「先生に会えるなら行ってみようかな」と思う同窓生もいますので、先生に参加してもらうのもひとつの方法です。
先生の連絡先がわからない場合は、母校や地元の教育委員会などに問い合わせると協力してもらえるかもしれません。
発起人の数を増やす
同窓会の案内状には発起人を載せますので、同窓生が「知っている人だ」と認知できるよう、できるだけ多く記載しましょう。
たとえば、学年単位での開催なら、各クラスに1人の発起人を立てると、名前だけで思い出せない場合でも「同じクラスの人がいるのだな」と安心させられます。
出欠管理や呼びかけを徹底する
同窓会の案内後は、発起人で常に出欠管理を共有しましょう。
出欠返信の期日後に参加予定者を集計し、可能であれば電話やメール、LINEなどでリマインド通知します。
ただ案内状を送りっぱなしにするのではなく、返信がない相手にも積極的に呼びかけてみましょう。
参加したくなる企画を考える
食事や歓談をするだけの同窓会も楽しいものですが、せっかくなら、より多くの同窓生が参加したくなる企画を考えてはどうでしょうか。
たとえば、ビンゴゲームで豪華景品が当たるようにしたり、当日のお楽しみでサプライズプランを練ったり、イベント性を高めることがポイントです。
卒業○周年で特別感を出す
同窓会のタイミングとして、「卒業○周年」の節目で特別感を出すと同窓生の心に響きやすくなります。
あるいは、同窓生の年齢に合わせて「祝○歳」の記念に同窓会を開催するのもおすすめです。
妥当な会費を設定する
同窓会への参加を迷う理由に、「参加費が高い」という課題があります。
同窓会の会費は飲食代だけでなく、会場使用料や景品代などで構成されるため、適切な予算を組まなければ高くなる一方です。
かといって、予算を下げすぎると同窓会のクオリティが低下して参加者の不満につながりかねません。
同窓会の会費の決め方については詳しく書かれた関連記事がありますので、ぜひ合わせてご参照ください。
年代に応じた会場を選ぶ
同窓会の会場は参加人数に合わせたキャパで選ぶのが基本ですが、年代に応じた会場を選ぶことも大切です。
たとえば、20代の同窓会のテーマが「みんなでワイワイ盛り上がりたい」であれば、にぎやかなイベントスペースやカラオケのパーティールームが候補となります。
しかし、50代の同窓会のテーマを「落ち着いた空間で穏やかに旧交を温めたい」と設定するなら、ホテルの宴会場や個室、料理旅館などが候補となるからです。
まず、同窓会の年代に合わせたテーマを考え、テーマに沿った会場を選びましょう。
同窓会の会場選びについては関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。
まとめ
同窓会の参加率は、平均25%程度とされています。
年代によって差があるため、20代~50代までの年代別平均も参考にしましょう。
・30代…25%~30%
・40代…15%~20%
・50代…15%~25%
それぞれの年代において、その年代特有の事情が参加率の差を生みます。
また、「同窓会に来ない人」も一定数いますので、参加率を平均以上にするのは簡単ではありません。
しかし、ちょっとした工夫やアプローチ次第で、1人でも多くの同窓生に参加してもらえる可能性はあります。
ぜひ、本記事で紹介した方法を参考に、たくさんの同窓生が集まる有意義な同窓会にしてくださいね。
尚、同窓会での「あるある」をまとめた関連記事がありますので、よければ合わせてお読みください!