同窓会に出席するときの服装に悩まれているなら、ぜひ、本記事をご活用ください。
旧友との再会にふさわしい装いになるよう、マナーや印象に気遣いながらコーディネートしましょう。
「どこまでドレスアップしたらいい?」
「カジュアルの許容範囲はどこまで?」
「年齢に合った着こなしがしたい」
このような、同窓会における60代の服装についての疑問や課題を本記事で解決しましょう。

- 60代の同窓会における服装選びのポイント
- 60代の同窓会にふさわしい男女別の服装マナー
- 60代の同窓会におすすめな男女別の服装スタイル
ぜひ、本記事を参考にしながら、これからの準備や当日のコーディネートにお役立てください!
【共通】60代の同窓会の服装選びポイント

同窓会の服装に迷ったら、4つのポイントに沿ってコーディネートするのがおすすめです。
- 年齢に合わせる
- 会場に合わせる
- ドレスコードに合わせる
- 季節に合わせる
それぞれのポイントについて確認していきましょう。
年齢に合わせる

60代での同窓会では、地味になりすぎず、若見せしすぎず、いまの自分を魅力的にさせましょう。
服装だけにこだわらず、頭から足元まで全体のバランスを見ながらトータルコーディネートすることがポイントです。
すべてのポイントを取り入れる必要はありませんので、コーディネートを洗練させたい場合にご活用くださいね。
会場に合わせる

同窓会の服装は会場によってグレードを調整して選びましょう。
よくある同窓会の会場とともに、コーディネートの一例を紹介します。
フォーマルかつ上品な装い。
ややフォーマルで品のある装い。
ややカジュアルかつ品のある装い。
もしコーディネートに迷った場合は、会場の公式HPでドレスコードを確認したり、幹事さんに相談したりするとよいでしょう。
ドレスコードに合わせる

同窓会の案内状や会場の公式HPにドレスコードが記載されている場合は、指定された服装で出席するのがマナーです。
よくあるドレスコードとコーディネート例を紹介しますので、服装を選ぶときの参考にしてください。
男性
└タキシード
└スーツ、ディレクターズスーツ
└スーツ、ジャケパンスタイル
└フォーマルめなジャケパンスタイル
└きれいめジャケパンスタイル
女性
└パーティドレス、色留袖
└ドレス、アンサンブル、訪問着
└ドレス、パーティ向けワンピース
└スーツ、ワンピース、パンツドレス
└ワンピース、ツーピース、パンツドレス
ご紹介したのは一般的なドレスコードですので、同窓会では結婚式や式典ほど厳密になる必要はありません。
たとえば、ドレスコードが「フォーマル」とされている場合、インフォーマルやセミフォーマルなどもフォーマルとみなされます。
ただ、インフォーマルやセミフォーマルは「平服」に該当しますので、「平服でお越しください」と案内された場合は「普段着」と混同しないよう注意しましょう。
また、「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」と指定された場合も明確な規定がないため、社交的で品のある服装を選ぶとよいでしょう。
どうしてもドレスコードで悩む場合は、幹事さんや会場に確認してみてくださいね。
季節に合わせる

同窓会の開催時期に合わせ、季節感を楽しんだり、過ごしやすさを取り入れたりしながら服装を選びましょう。
「春」 パステルなど淡い色、明るい色、やさしい色
「夏」 寒色系の爽やかな色、明るい色、鮮やかな色
「秋」 暖色系や茶系、グレー系などの落ち着いた色
「冬」 ダークカラー、赤みのある鮮やかな色
「春」 ふんわり、やわらか、エアリー
「夏」 サラリ、スッキリ、シャープ
「秋」 ウォーム、リッチ、上質感
「冬」 ウォーム、リッチ、重厚感
「春」 やさしめ、明るめ
「夏」 涼やか、鮮やか
「秋」 暖か、くすみ系
「冬」 凛とした、くすみ系
オールシーズン着回せる「ネイビー」や、「白」「黒」「グレー」といったモノトーンは素材の風合いや色の彩度で差をつけるのがおすすめ。
メインの衣装をダークカラーにするのであれば、小物や靴、アクセサリーなどで季節に見合ったアレンジをしてもよいでしょう。
【男性】60代の同窓会にふさわしい服装マナー

同窓会における60代男性の服装は、スーツスタイルやジャケパンスタイルなどを会場やドレスコード、季節に合わせて選びましょう。
現役世代でなくても社会的立場が確立されている年代ですから、ドレスコードがカジュアル寄りであってもカジュアルダウンしすぎないのがポイントです。
ドレスコードや季節に関わらずジャケットを着用し、ネクタイの有無は会場やドレスコードによって調整するようにしましょう。
シャツなどのトップスやパンツ、靴はスタイルに合わせたデザインや素材をバランスよくコーディネートしましょう。
【男性】60代の同窓会におすすめな服装スタイル

ここでは、60代での同窓会におすすめな男性の服装スタイルを3つのパターンで紹介します。
- フォーマル
- ややフォーマル
- カジュアル
*ジャケットはヒップの3/4から4/5程度が隠れる丈を選ぶ。
*やや裾が細くなったテーパードタイプのパンツでシルエットにメリハリをつける。
それぞれのスタイルごとにイラストやポイントでまとめていますので、これからの服装選びにご活用ください。
同窓会での60代男性の「フォーマル」な服装スタイル

同窓会における60代男性の「フォーマル」な服装では、黒や紺、グレーといったベーシックカラースーツを着用しましょう。
└フォーマルスーツ、デザインスーツで華やかに。
ダブルスーツやスリーピーススタイルで格上げしたり、やや光沢のある素材で上質さを出したりするのもおすすめ。
└白無地や色無地、織柄、ピンストライプなど。
スーツに合わせた上品なものを選びましょう。
└無地や柄物のほか、光沢のあるものも◎
華やかにしたいときは、スーツの差し色を合わせるのもおすすめ。(例:黒×くすんだ赤、グレー×ピンク、ブラウン×紺)
└ポケットチーフやネクタイピン、カフスボタンなど。
お好みでパーティ向けの小物を合わせてドレスアップしましょう。
└スーツの色に合わせたシンプルなバックルのもの。
外に見えない小物であっても、トータルコーディネートでフォーマルに仕上げましょう。
└ストレートチップ、プレーントゥなどのフォーマルシューズ。
フォーマルな服装には、ドレスシューズの中でも「格」の高いものを合わせましょう。
同窓会での60代男性の「ややフォーマル」な服装スタイル

同窓会における60代男性の「ややフォーマル」な服装では、黒や紺、グレーなどベーシックカラーを基調としたジャケットやパンツを着用しましょう。
└ピンストライプ、織柄、チェック柄などもOK。
└スラックスなど上品なもの。
ジャケット×パンツは異色・異素材の組み合わせでもかまいません。
└襟付きのワイシャツ、襟無しのノーカラーシャツ、切り替えのあるクレリックシャツなど。
ノーネクタイの場合でもボタンを開けすぎないよう上品に着こなしましょう。
└パンツに合わせたシンプルなバックルのもの。
ジャケットに隠れる小物であっても、フォーマルを意識してコーディネートしましょう。
└カジュアルめのドレスシューズ、フォーマルなビジネスシューズなど。
スタイルに合わせた「格」の靴でグレードを合わせましょう。
同窓会での60代男性の「カジュアル」な服装スタイル

同窓会における60代男性の「カジュアル」な服装では、ベーシックカラーを基調とした上品なジャケパンスタイルがおすすめです。
└ベーシックカラーのシンプルなもの。柄あり可。
ジャケットは会場や季節に関わらず着用しておき、脱ぐ場合は会場で判断するとよいでしょう。
└ストレートパンツ、スラックスなど。
シンプルなものを合わせてスマートに着こなしましょう。
└シャツ、カットソー、セーター、カーディガンなど。
シャツはノーカラーやボタンダウンでもかまいませんが、ノーネクタイの場合はシャツのボタンを開けすぎないようにしましょう。
└バックルがシンプルなもの。
パンツや靴の色に合わせてバランスよくコーディネートしましょう。
└ローファー、レザーのスリッポン、デザインスニーカーなど。
スタイルに合った上品なものを合わせましょう。
【女性】60代の同窓会にふさわしい服装マナー

同窓会における60代女性の服装は、パーティドレスやワンピース、スーツなどを会場やドレスコード、季節に合わせて選びましょう。
ジャケット必須ではありませんので、どのような服装にも上品さや上質さが漂うように着こなすことがポイントです。
上着や羽織を合わせる場合は、ボレロやショール、ノーカラー or ノーボタンのジャケットでドレッシーにするのもおすすめ。
インナーやトップス、パンツ、靴はスタイルに合わせたデザインや素材をバランスよくコーディネートしましょう。
【女性】60代の同窓会におすすめな服装スタイル

ここでは、60代での同窓会におすすめな女性の服装スタイルを3つのパターンで紹介します。
- フォーマル
- ややフォーマル
- カジュアル
*首や手首、足首など細い部分を露出して、シルエットにメリハリをつける。
*「ふんわり」より「テロン」「スルン」といった揺れ感や落ち感、ワイド感で着こなす。
それぞれのスタイルごとにイラストやポイントでまとめていますので、これからの服装選びにご活用ください。
同窓会での60代女性の「フォーマル」な服装スタイル

同窓会における60代女性の「フォーマル」な服装では、パーティドレスやアンサンブル、ツーピース、和装などを会場に合わせて選びましょう。
└ベーシックカラーのほか、くすみがかったニュアンスカラーも◎
顔周りや首元、胸元など上半身の高い位置を華やかにするのもおすすめです。
└ボレロ、ショール、ジャケットなど。
ジャケットを着用する場合は、ノーカラー or ノーボタンを合わせるとドレッシーになります。
└パール、プチジュエリー、コサージュなど。
フォーマルな服装には控えめで上品なものを合わせましょう。
└パーティバッグ、クラッチバッグ、ハンドバッグなど。
小ぶりなものを大人っぽく上品に合わせましょう。
└パンプス、ストラップシューズなど。
シンプルで履き心地のよいものを選びましょう。
└ベージュ、ブラック。
フォーマルなのはベージュですが、季節や合わせる靴によってはブラックでもかまいません。
同窓会での60代女性の「ややフォーマル」な服装スタイル

同窓会における60代女性の「ややフォーマル」な服装では、アンサンブルのほか、ワンピースやツーピース、パンツドレスなどを着こなしましょう。
└ベーシックカラーのほか、くすみがかったニュアンスカラーも◎
└ボレロ、ショール、ジャケットなど。
ワンピースやパンツドレスの場合はノージャケットでもかまいませんし、スーツの場合でもノーカラーやノーボタンのものでドレスダウンしてもかまいません。
└パール、プチジュエリー、コサージュなど。
フォーマルな服装には控えめで上品なものを合わせましょう。
└パーティバッグ、クラッチバッグ、ハンドバッグなど。
小ぶりなものを合わせると、大人っぽい気品が醸し出せます。
└パンプス、ストラップシューズなど。
シンプルで履き心地のよいものを選びましょう。
└ベージュ、ブラック。ワンポイント可。
スタイルや季節に合わせて選びましょう。
同窓会での60代女性の「カジュアル」な服装スタイル

同窓会における60代女性の「カジュアル」な服装では上品さや上質さを意識して、会場に合ったカジュアルスタイルを着こなしましょう。
└ベーシックカラーのほか、くすみがかったニュアンスカラーも◎
└セーターやカーディガン、カットソーなど。
└ノーボタンジャケット、ノーカラージャケット、ジャケット風ベスト、ロングカーディガンなど。
季節に合わせ、色合いやデザイン、素材の風合いにこだわるのもおすすめです。
└パール、プチジュエリー、シルバー、ゴールドなど。
スタイルに合わせて上品にコーディネートしましょう。
└ショルダーバッグ、ハンドバッグ、ミニポシェットなど。
衣装を落ち着かせたいのであれば、差し色のバッグで鮮やかなアクセントを効かせるのもおすすめです。
└パンプス、ストラップシューズ、ブーツなど。
スタイルに合わせたシンプルで履き心地のよいものを選びましょう。
└ベージュ、ブラック。ワンポイント可。
上品なものであれば織柄の入ったものでもかまいません。
まとめ

同窓会における60代の服装は4つのポイントに沿って選びましょう。
- 年齢に合わせる
- 会場に合わせる
- ドレスコードに合わせる
- 季節に合わせる
どうしても迷ってしまったり、ドレスコードに悩んだりする場合は、幹事さんや会場に相談してもよいでしょう。
本記事では、同窓会にふさわしい60代の服装マナーやおすすめの服装スタイルを男女別で紹介しました。
ぜひ、本記事を参考にして、これからの準備や当日のコーディネートにご活用くださいね。
尚、同窓会の持ち物については詳しく書かれた関連記事がありますので、よければ合わせてご参照ください。