法人・団体専用の会場検索サイト「会場ベストサーチ(https://kaijosearch.com/)」を運営する株式会社アイデアログ(本社:東京都台東区、代表取締役:大野 敦之)は、会場ベストサーチ利用ユーザー、団体幹事経験者139人を対象に「新型コロナウイルス感染症によるバンケット(宴会・会議)利用に関する影響調査」を実施しました。
今後のワクチンの接種率や新規感染者数の推移によって、宴会利用者の動向が変化していくと思われます。
調査概要
調査トピックス
■宴会(飲食を伴う懇親会・歓送迎会など)について
【コロナ禍での宴会実施状況】
コロナ禍では82.7%が宴会を実施しなかった
(宴会を中止・延期:60.4%、予定なし:22.3%)
【2021年の宴会に関する意向】
2021年は64.0%が宴会を実施しない予定
(宴会を中止・延期:55.4、予定無し:8.6%)
【今後の宴会市場】
コロナ収束後も、当面は「感染症拡大防止策を重視した宴会(62.6%)」になると回答。
■研修(飲食がない社員研修・セミナーなど)について
【コロナ禍での研修実施状況】
コロナ禍では49.6%がオンラインでの開催
(中止・延期になった割合は15.1%と宴会利用に比べて少ない)
【今後の研修に関する意向】
新型コロナウイルスが収束後も、59%はオンライン開催が増えると回答。
アンケート概要
コロナ禍での宴会・研修の実施状況について教えてください。
【宴会の実施状況】
コロナ禍では82.7%が宴会を実施しなかったと回答
(宴会を中止・延期:60.4%、予定なし:22.3%)
友達同士で「オンライン飲み会」をする人は一時増えましたが、法人・団体でオンライン飲み会・オンライン懇親会を実施した割合は10%程と浸透していないようです。
【飲食を伴わない会議・研修実施状況】
オンライン開催を実施した割合が49.6%と高い結果となりました。
中止・延期になった割合は15.1%と宴会と比べて低く、オンライン開催に移行するケースが多かったようです。
コロナ収束後、宴会・研修の実施はどうなると思いますか?
【コロナウィルス収束後の宴会について】
コロナウィルスが収束しても、コロナ前と同じ宴会形式に戻ると考えられている人はわずか18.7%。
コロナウィルス収束後も当面は「感染症対策を徹底」が必要だと想定されます。
【コロナウィルス収束後の会議・研修について】
コロナウィルス収束後もオンライン開催が増えると回答した割合は59.0%と高い結果となりました。
コロナ前と同じ形式での会議・研修に戻ると回答した割合はわずかに8.6%。
飲食を伴わない会議・研修利用はオンラインでの開催が主流になっていくでしょう。
2021年度の懇親会・忘新年会などの検討状況について教えてください。
2021年度の懇親会・忘年会は55.4%の人が実施しないと回答。
一方でコロナ前と同様の内容での実施検討が25.2%、オンライン開催を検討が10.8%。2021年度は何等かの形で懇親会の開催を検討される方は36.3%という結果になりました。
コロナ収束後、これからの宴会場選びに重要だと思うことを教えてください。
今後は「1人1皿の料理提供」、「ソーシャルディスタンス対応」、「検温・消毒」、「会場内の換気」など感染症対策が重要だと考えている層が多いようです。
当面は「感染症対策を徹底しているか」が宴会場選びの大切な要素になるでしょう。
まとめ
【宴会市場】
ワクチン接種等の影響により市場の回復傾向が見られますが、現時点で「2021年の宴会は実施しない」という回答割合も多く、完全な市場回復にはもう少し時間がかかりそうです。
今後のワクチン接種率や新規感染者の推移により状況は変動すると考えられますが、当面は「感染症対策を徹底しているか」が会場選びのポイントになるでしょう。
宴会のオンライン開催を検討している層は全体の10%程度いるものの、「オンライン飲み会」が市場のスタンダートになることはなさそうです。「結局飲食は対面が良い」と考える利用者が多いことが要因だと考えられます。
【会議・研修市場】
飲食を伴わない会議・研修はオンライン開催がニューノーマルとして広がっていくと考えられます。
コロナ禍で研修をオンライン開催をしたみた結果「オンラインでも問題なく会議や研修を実施できる」と判断したケースが多そうです。インターネット回線や大型スクリーンなど、オンライン会議の需要に応えられる設備の有無が会場選びのポイントになるでしょう。