【シーン別】宴会・飲み会の挨拶例文&流れに沿った順番

宴会や飲み会を開催することになり、「挨拶をどうしよう?」とお悩みなら本記事をご活用ください。

本記事では、司会進行を務める幹事さんのほか、乾杯や中締めを任されている方にも役立つ挨拶例文をご紹介。

会の趣旨に合ったワンフレーズやユーモアをもたせたいときの一言も記載していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

宴会・飲み会で挨拶するときの順番は?

ここでは、一般的な宴会や飲み会の流れに沿った挨拶の順番を確認しておきましょう。

  1. 開会宣言(幹事、司会者)
  2. 開会の挨拶(立場が最上位の人)
  3. 乾杯(立場が3番目の人)
  4. 食事・歓談
  5. 余興
  6. 来賓の挨拶(参加の場合)
  7. 食事・歓談
  8. 中締めの挨拶(立場が2番目の人)
  9. 閉会宣言(幹事、司会者)

規模や参加者層によって挨拶の適任者は異なりますので、あくまでも一例としてご参照ください。少人数であったりプライベート性が強かったりする場合、いくつかの挨拶を幹事が兼用することもあります。

【シーン別】宴会・飲み会の挨拶例文&ポイント

ここからは宴会や飲み会のに沿った挨拶例文をシーン別で紹介していきます。挨拶のときのポイントも押さえながら、当日の盛り上げにお役立てくださいね!

◎宴会や飲み会で挨拶するときのポイント

  1. 明るく元気にハキハキと!
  2. だらだら話さずテンポよく!
  3. 会の趣旨に合った言葉を添えて!
  4. ウケは狙い過ぎずツカミの一言を添える程度に!

食べたり飲んだりしながら過ごす場ですから、明るく元気に声を出すことが大切。参加者をシラケさせないためにも手短にまとめるようにしましょう。

さらに、宴会や飲み会の趣旨に合った言葉を添えるのも場を盛り上げるポイントです!

 

新年会 例:今年も○○な年になるよう頑張りますので、よろしくお願いします。
忘年会 例:今年も○○では大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。
歓迎会 例:新しい環境の中で一日も早く~、このご縁を仕事の成果で生かせるように、
送別会 例:ともに過ごせた○年間の経験によって、お別れは大変さびしいですが、
誕生会 例:これからも人生を重ねながら、この先の○歳の日を迎えるまで、
周年記念 例:これまでの○○があったからこそ今日の日を迎えることができ、

会場を沸かせようとウケを狙い過ぎるとスベッたときに雰囲気を壊してしまいますので、ユーモアをもたせたいときはツカミの一言を添える程度で会場をなごませるようにしましょう。

 

開会宣言 例:今年も残すところ○○○日となりました!(長っ!) ※忘年会以外
開会の挨拶 例:「挨拶」と「渋滞」は短い方がいいと申しますので、一言だけ(笑)
乾杯の挨拶 例:皆さん、飲んでますかー! あ、これからでしたね!
中締めの挨拶 例:酒は飲んでも飲まれるな、ちゃんと家に帰れそうですか、皆さん!?
閉会宣言 例:年忘れの宴ですが帰る家は忘れないでくださいね! ※忘年会(開会宣言でも可)

開会宣言(幹事、司会者)

宴会や飲み会は幹事や司会者の開会宣言で始めます。

皆様、お時間になりましたので、これより○○会を開催します。

本日はお忙しいところ、お集りいただき、誠にありがとうございます。
私は本日司会を務めさせていただきます、○○(名前)と申します。

本日の○○会が盛り上がるよう精一杯努めますので、どうぞよろしくお願いいたします!

ポイント*会場を落ち着かせ開会を宣言する。
*冒頭で参集へのお礼と自己紹介。
*会への意気込みを一言添えて締める。

開会の挨拶(立場が最上位の人)

開会の挨拶は主催者の中で最上位の立場の人が行います。規模や参加者層によっては幹事が兼用することもあります。

進行(幹事、司会者)

◇社内のみの場合
開会に際し、○○部長より、一言ご挨拶をしていただきます。
○○部長、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)○○部長、ありがとうございました。

◇社外の来賓もいる場合
開会に際し、○○部 部長○○より、一言ご挨拶を申し上げます。
よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)お礼は不要

ポイント*社内向けと社外向けの違いに注意。
*対象者の紹介だけを手短に行う。
*対象者の名前や社名を間違えないこと。

開会の挨拶

本日はお忙しい中、○○の会にご参集いただきまして誠にありがとうございます。
ご紹介にあずかりましたので、僭越ながら、ご挨拶をさせていただきます。

本日の○○会は、○○を目的として開催の運びとなりました。
日頃の労をねぎらい合ったり、初対面の人同士で交流を図ったり、有意義なひとときにしてください。

せっかくの機会ですから、飲んで、食べて、笑って、親交を深めて、大いに楽しみましょう。

ポイント*冒頭は参加へのお礼と自己紹介。
*宴会や飲み会の趣旨などを簡単に説明する。
*どのように過ごしてもらいたいかで締める。

乾杯の挨拶(立場が3番目の人)

乾杯の挨拶は主催者の中で立場が3番目の人が行います。規模や参加者層によっては幹事が兼用することもあります。

進行(幹事、司会者)

◇社内のみの場合
続きまして、○○課長に乾杯のご発声をお願いしたいと思います。
皆様、グラスのご準備はよろしいでしょうか。
それでは○○課長、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)○○課長、ありがとうございました。

◇社外の来賓もいる場合
続きまして、○○部 課長○○より乾杯の音頭を取らせていただきます。
皆様、グラスのご準備はよろしいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)お礼は不要

ポイント*社内向けと社外向けの違いに注意。
*対象者の紹介だけを手短に行う。
*参加者にグラスの準備をうながす。
*対象者の名前や社名を間違えないこと。

乾杯の挨拶

ご紹介にあずかりました○○部の○○です。

誠に僭越ながら、乾杯の発声をせていただきます。
○○にあたり、ともに杯を交わしながら、楽しい時間を過ごしましょう。

それでは、乾杯のご唱和をお願いします。

○○のますますの発展と、皆様のご健勝、ご活躍を祈念いたしまして、乾杯!

ポイント*冒頭で簡単な自己紹介。
*どのように過ごしてもらいたいか添える。
*乾杯の唱和をうながし会に合った結び言葉で締める。

食事・歓談(幹事、司会者)

乾杯の後は食事・歓談へとすみやかに移ります。

それでは皆様、お食事・ご歓談を心ゆくまでお楽しみください。
ポイント食事の合間に挨拶をする対象者へは事前に出番や持ち時間を伝えておく。

余興(幹事、司会者)

余興を行う場合は食事・歓談に移ってから30分~40分ほどしてアナウンスします。

◇余興の前
お食事・ご歓談を楽しまれているところではございますが、これより、○○(余興の名前)の時間とせていただきますので、どうぞ、ひとときステージにご注目ください。

◇余興の後
本日の○○会のために企画された○○(余興の名前)でしたが、お楽しみいただけたでしょうか?
○○にふさわしい圧巻のパフォーマンスでしたね!
それでは、この後はデザートもございますので、どうぞ、お時間の許す限りおくつろぎください。

ポイント*会場を落ち着かせてから案内する。
*余興の内容について簡単に説明する。
*余興を振り返ってから歓談の時間に戻す。

参加者の挨拶(主催側、来賓など)

場合によっては主催者側のメンバーや来賓も挨拶を行います。

進行(幹事、司会者)

◇社内のみの場合
これより、○○に一言ずつ挨拶をお願いしたいと思います。
それでは、順番によろしくお願いします。
(挨拶の後)ありがとうございました。

◇社外の来賓もいる場合
これより、○○から一言ずつご挨拶をさせていただきます。
よろしくお願いします。
(挨拶の後)お礼は不要

◇来賓を紹介する場合
これより、株式会社○○の○○様より一言ご挨拶いただきたいと思います。
○○様、どうぞ、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)○○様、ありがとうございました。

ポイント*社内向けと社外向けの違いに注意。
*対象者の紹介だけを手短に行う。
*対象者の名前や社名を間違えないこと。

参加者の挨拶(主催者側)

本日は○○会を開催していただきありがとうございます。
○○部で○○を担当しています○○と申します。

本日は、たくさんの方との交流がもて、有益な意見交換もでき、大変楽しく過ごさせていただけました。
仕事のモチベーションアップにつながる英気も養えましたので、今後も現場ではよろしくお願いします。

次も同じような機会がありましたら、また参加したく思います。
本日はありがとうございました。

ポイント*冒頭で簡単な自己紹介。
*どのように過ごせたかの感想を述べる。
*次につながる一言で締めくくる。

参加者の挨拶(来賓)

本日は○○会にお招きいただきありがとうございます。
○○社で○○に所属しています○○と申します。

日頃は○○の面でお世話になっており、過分なご支援をたまわっております。
本日は、たくさんの方とお近づきになれ、さまざま情報共有もでき、大変楽しく過ごさせていただけました。

次も同じような機会がありましたら、またお声がけいただけると幸いです。
本日はありがとうございました。

ポイント*冒頭で簡単な自己紹介。
*主催者との関係性に簡単に触れる。
*どのように過ごせたかの感想を述べる。
*次につながる一言で締めくくる。

中締めの挨拶(立場が2番目の人)

中締めの挨拶は主催者の中で立場が2番目の人が行います。規模や参加者層によっては幹事が兼用することもありますが、その場合は中締めから続けて開会宣言に移ってもかまいません。

進行(幹事、司会者)

◇社内のみの場合
さて皆様、宴もたけなわではございますが、ここで○○副部長に中締めの挨拶をお願いしたいと思います。
それでは○○副部長、よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)○○副部長、ありがとうございました。

◇社外の来賓もいる場合
さて皆様、宴もたけなわではございますが、ここで○○部 副部長○○より中締めの挨拶を申し上げます。
よろしくお願いいたします。
(挨拶の後)お礼は不要

ポイント*社内向けと社外向けの違いに注意。
*対象者の紹介だけを手短に行う。
*対象者の名前や社名を間違えないこと。

中締めの挨拶

ご指名にあずかりましたので、締めの挨拶をさせていただきます。
本日はお忙しい中、○○会にご参集いただき、ありがとうございました。

皆様にとって有意義なひとときとなりましたでしょうか。
この会で得られた「収穫」を糧に明日からも○○に励んでいただければと思います。

それでは最後に、○○のますますの発展と、皆様のご活躍を祈念いたしまして○○締めで締めたいと思います。
おくつぎのところ大変恐縮でございますが、皆様どうぞ、ご起立くださいませ。

それでは、お手を拝借。よーおっ!(手拍子)

ありがとうございました!

ポイント*冒頭で簡単な自己紹介。
*参加へのお礼と会の振り返り。
*会に合った結び言葉と手締めで締める。

手締め

中締めの挨拶を「手締め」で締める場合は締め方も確認しておきましょう。

・1丁締め……よぉーっ! パン!
・1本締め……よぉーっ! パパパン・パパパン・パパパンパン!
・3本締め……よぉーっ! パパパン・パパパン・パパパンパン(2回)、もう1丁orもう1本、パパパン・パパパン・パパパンパン!

閉会宣言(幹事、司会者)

開会宣言は中締めの後、少し時間を置いてから幹事か司会者が行います。

○時よりスタートした○○会でしたが、そろそろお開きの時間となりました。
つたない進行で至らなぬ点もあったかと思いますが、皆様のおかげで大変盛況となりました。

これにて、○○会をお開きとさせていただきます。

◇二次会がある場合
まだまだ飲み足りない方のために、この後、○○(会場名)での二次会を用意しております。
ご参加いただける方は会場までご案内しますので、お店を出られましたらそのままお待ちください。

この後ご帰宅の方は、お忘れ物がないかご確認の上、どうぞ気をつけてお帰りください。

本日は誠にありがとうございました!

ポイント*参集へのお礼と振り返りの一言。
*閉会の言葉で締めくくる。
*二次会がある場合は詳細をアナウンス。

まとめ

宴会や飲み会での挨拶はポイントを押さえて盛り上げましょう。

  1. 明るく元気にハキハキと!
  2. だらだら話さずテンポよく!
  3. 会の趣旨に合った言葉を添えて!
  4. ウケは狙い過ぎずツカミの一言を添える程度に!

本記事では、司会進行のセリフや各場面での挨拶を順番に沿ったシーン別の例文をとして紹介しました。

会の趣旨に合ったワンフレーズやユーモアをもたせたいときの一言も盛り上げの一例として記載しましたので、場の雰囲気に合わせてご活用ください。

尚、宴会や飲み会の幹事さんに役立つ関連記事もありますので、よければ合わせてご参照ください。

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